【 FESTIVAL for The Henry Lesser & Sons. 】
2025.08.12生地に付いて
先週には『立秋』を迎えましたが、
実際には夏の一番暑い時期でもあります。
現実逃避をしたくなるほどの暑さ、
だからこそ秋の到来が待ち遠しくて仕方がありません。
早くスーツが気持ちよく着たいですよね。

1945年
前列のお二人は BLACKLOUNGE SUITSですね。
シングルブレストのピークではなくノッチドラペルが
どれだけ浸透していたかも垣間見る事が出来ます。
また、A.イーデン氏のピークドでワイドなラペルも
迫力があって正に時代性を感じさせてくれます。
それぞれ皆様 とてもエレガントに3Pを着こなされており本当に素敵です。

W.チャーチル氏がエレガントなのは勿論、
お付きの方のダブルブレストも渋い!
コンパクトなVゾーンがまたそそります。
W.チャーチル氏が着用されているブラックラウンジスーツは、
ダークスーツよりフォーマルであり 正礼装未満でもあるというポジションとなります。
当時は政治家や弁護士などにも多く愛されてきたスタイルで
特段畏まった格好ではありませんでした。
ブラック、もしくは炭の様に濃い チャコールグレーの三つ揃いなどを前提に、
ドレストラウザースの誂え足しで構成出来ますので
紳士にとってマストであると心底お勧め致します。
http://dittos.seesaa.net/article/501579971.html
【 BLACKLOUNGE SUITS② 】
http://dittos.seesaa.net/article/513613975.html
【 BLACKLOUNGE SUITS③ 】
当店では 8月22日まで HOUSE STYLE ORDER限定による
『早期受注キャンペーン』を開催中で御座います。
つい先日、買い付けていた生地がまた分納で届きました!
キャンペーン期間にもギリギリ間に合うタイミングで良かったです。
男には決断しなければならぬ時が幾度も訪れます。
ある意味では今回も正にその時ではないかと思いつつ、
自信をもってご紹介させて頂きたいと思います。

HENRY LESSER & SONS
中腹の良いポジションに鎮座する赤いセンターストライプがシンボリックなバンチ、
現行のマーチャントバンチより一回りも二回りも大きく見やすくて贅沢。
今ではこのサイズは採用されておらず どこも随分と小振りになりました。
H.Lesser & Sons は表層的な美しさや見栄えなど完全無視、
仕立て映えと着心地の良さを常に求め続け 老舗と比べれば若い同社が
短時間で特別なポジションを築けあげたのです。
創業者であるH,レッサー氏の品質に対する強い拘りが
認められたからに他なりません。
目の肥えた顧客型は勿論の事、TAILOR(CUTTER含め)は
直接的にそれら食材を調理するのですから一番の理解者でもあり、本当に良い品だからこそ
大切な顧客様方へ自信をもってお勧め出来るという図式が成り立ちます。
かく言う私自身も正に同じなのです。
もう今では新しく作られる事なき同社のバンチはもともと少量のみしか製作されておらず
選ばれた高級テーラーでのみ展開されていた為、こと英国においては
テーラーの格を表すアイコンとも言われていたそうです。
同社の本当に貴重なコレクションは年々減る一方であり、
今回も名作シリーズの廃版が決まってしまったそうなのです。
HARRISONS社のジェームズ社長はH.Lesserをリスペクトしているからこそ
全ての在庫と共に傘下へ向かい入れたのです。
何故ランニングしないのか、それは、、、
いくつかの理由と共にリスペクトしているからこそなのでしょう。
http://dittos.seesaa.net/article/499684657.html
【 FOR THE DISCERNING MAN 】
当店が開店して16年、その間に
EDWIN WOODHOUSEやW.Bill(HARRISONS傘下に)など
名立たるミルやマーチャントが幾つも姿を消して参りました。
残り少なきそれらメーカーの抱える最後の在庫は特別価格にて取引先へ提供されます。
こんな有難くも嬉しくない仕入れ・機会は出来ればあまり経験したくないものです。
しかし、本国で決まった以上 その素晴らしいコレクションを手に入れる大きな、
そして最後のチャンスでもあるのです。
テーラードクロージングを愛される皆様、
この御機会は本当に数少なきご縁でもあります。
私は心底 自信をもってお勧め申し上げます。

SUPER 120‘s
WORSTED SUITINGS WITH CASHEMERE
99% WOOL
1% CASHMERE
9 1/2 / 10ors
280~300g
年間通して一番着用期間の長い3シーズンウエイト。
同社を語る上で 最高原毛を誇る
GOLDEN BALE のシリーズはあまりにも有名です。
世界では数多くの素晴らしい生地メーカーがしのぎを削る中、
このG.BALEは唯一H.Lesserのみがレギュラーで展開しています。
今回の生地を実際に触ると、、、言われなければ GOLDEN BALE と言われても
差が分からぬくらいにずば抜けたクオリティーを誇ります。
細過ぎないSuper120‘s、風味付けのカシミア、
織りや仕上げ含め 仕立て映えに拘りぬいた当主の原毛含め
品質に対する姿勢を垣間見る事が出来るでしょう。
こんなにもシットリしているにも拘らずコシがあり、
ほんのりヌメリ感さえ感じられる風合い。
3シーズンウエイトだからこそ、春夏や秋冬に拘らず
通年通して気兼ねなく愛用できるのです。
同社の生地は最高品質な分、お値段も一流品ではあります。
それが今回だけは、、、、
= FOR THE DISCERNING MAN =
少しでも多くの皆様へ HENRY LESSER の揺るぎない上記理念に基づく拘りと品質を、
そして付加価値と共に高きご満足度を堪能して下さい。
では参りますよ!

定番の中の定番、ワードローブに入れておかなければならぬスーツ。
もう代表的過ぎる程にクラシックなスーチングです。
ミディアムグレーの PICK & PICK 、日本ではシャークスキンとも。
もう当たり前過ぎてどのメーカーも織り上げますし、
ウエイトや品質、色も多岐に渡ります。
そんな普遍的で当たり前、だからこそ品質高き良い食材を選び出し、
最高の調理にて食して下さい。
PICK&PICKに関しては やはりミディアムグレーが一番美しく、
『らしさ』を感じさせてくれます。
かのアスコット競馬場で着用されるアスコットモーニングスーツも
PICK&PICKで仕立てられています。

名探偵だって欠かせません。
ダークなスーチングばかりではダメですよ!
こんなにも品の良さを感じさせてくれる無彩色なグレー、
ネイビーには無い独特で渋い魅力を持ち合わせます。




吸い込まれるように深く、濃く、美しきチャコールグレーのPICK&PICK。
冒頭ではブラックラウンジスーツに触れさせて頂きました。
ベースはチャコールグレーの三つ揃いからの構成をお勧め致します。
バレンタインデーにチョコを!
同じ様に作られた慣習である日本のブラックスーツは洋服メーカーの謳いから
ここまで認知されて参りましたが、最早それを否定するつもりなど毛頭御座いません。
ですが、個人的には木炭の様に濃くて黒い チャコールグレー をお勧め申し上げます。
黒にも見えるが黒ではない、、、これが個人的に大事な所です。
こんな美しきチャコールグレーでPICK&PICKですよ。
PICK&PICKは濃淡のコントラストある織り糸で構成するので
階段のようなツイル地が特徴なのですが、こちらはほぼ濃淡のコントラストが無い程
ダークトーンで織られているので階段が見えぬ程です。
ですがバンチ内ではPICK&PICKの
色バリエーション括りになっているので間違いないでしょう。
H.Lesserのチャコールグレーは本当に濃くて美しい!
そしてこんなにもエレガントなPICK&PICKは他では見つけられないのです。

G.クーパー氏だってノッチドラペルのブラックラウンジをお召しですね。
何て漢らしくて美しく、エレガントなのでしょう。
もはやオタクですな、、、自覚はありますが(笑)!




ミディアムグレーのピンストライプ範疇な細い縞柄。
ペンシルより細く、その縞はライトグレーで地色とトーン違い。
故にコントラストが強くなく、かつ縞も細いので
遠目には沈み込みがちなストライプです。
主張も強くないですし、地色の優しさもあり
とても日常使いに適するストライプです。
控えめでありつつ、清潔感と上品さを兼ね備え、
シャキッと芯のある漢を演出してくれるでしょう。

C.ゲーブル氏も正に愛用中!
カラー写真である事は昨今の技術でしょうか⁉
ホワイト、ブラック、そしてグレーと 所謂無彩色コーデの良い例ですね。
氏のロマンスグレーな頭髪含め 歳を重ねた渋みが本当に魅力的です。




ネイビー好きな皆様、お待たせ致しました!
これまた素晴らしくてドストライクなスーチングです。
ダークネイビーベースに これまたクラシックなヘリンボーン柄。
そこにやはり同系トーン違いでブルーのストライプが、、、
丁度ミミに使われているライトブルーに同じ位です。
ヘリンボーン柄はとにかく私も個人的に大好物であり、
織柄による縦縞のシャープな表情を見事に演出してくれます。
そこに沈み込む同系色のストライプですから
本当にエレガントで高き魅力が御座います。
ダブルも似合いそうですし、皆様ならどう料理されるでしょうか。

A.マンジュ―氏の隙なきエレガントさは突出しています。
もう「お洒落」なんて言ったら失礼のような、、、その位のレベルでありスタイルの持ち主です。
氏の着用するストライプは配色で敢えてのコントラスト、
こんなバンカーストライプも素敵ですが、
ご紹介しているH.Lesserの生地はもっと全然控えめですからね!
むしろA.マンジュ―氏のとてつもなく格好良いダブルのストライプスーツを
お見せしたくてご登場頂きました!




最後のご紹介です。
これまたミディアムグレー、ですが、、、、
実はシャドーグレナカートチェック‼
シャドーですから溶け込み、離れれば見えませんね。
PICK&PICKとは当然違う表情を持ち合わせ、これまたお上品です。
一般的に格子柄はスポーティー(カジュアル)に属しますが、
これは堂々とビジネスにもお使い頂けますし、
トラウザースはバラしてブレザーに合わせても良いですね。
無地に見えて、近くで見れば「おっ、格子柄なのですね!」
というニクイ演出でも如何でしょうか。
『能ある鷹は爪を隠す』 的なやつですね!

D.ニーヴン氏のピークドな三つ揃い。
これはザ・グレナカートチェックであり(汗)、
ここまで目立たせないのがシャドーチェックです。
あくまでもイメージに!
こんな素敵なシングル・ピークの三つ揃いは如何でしょうか。




如何でしたでしょうか。
スーツが恋しく、着たくなってきましたでしょうか。
確かに夏は強過ぎる、暑い期間が延びている、
となれば3シーズンウエイトが重宝されるのは最早必然です。

C,ビートン氏のエレガントなスーツ姿にウットリと、、、、
剃刀の様にシャープで際立つトラウザースのクリーズライン、
手入れの行き届いている証拠ですね。
スーツの着皴はともかく、クリーズラインは確りとお付け下さい。
足元みられる紳士は靴も汚れていてはなりませんが、クリーズも!
そういう意味でも仕立て映え基準というのは大事なのですよ。

全5種の入荷、この他にもH.Lesserの生地は在庫が御座います。
特別価格は今回のメンツのみですが、素晴らしきこのクオリティー、
このシリーズがもう手に入らなくなります。
(H.Lesser自体は細々と継続してくれています。)
これらは種により仕入れ量が違いますので、
気なった生地が御座いましたらお早めにお声掛けくださいませ。
数十年経てば極上のVINTAGEになるのでしょうが、そこまで残っていれば、、、。
同社の生地は間違いなく財産でもあります。
是非この御機会を、この御縁を大切に尊重されて頂けましたら幸いで御座います。
H.S. ODERであればキャンペーン(~8/22)も間に合いますし、
BESPOKEであればお値引きは御座いませんが
そもそもの価格レンジが低いので特別でもあります。
調理法は双方にメリット・デメリットがり、
どちらを選ばれるかは顧客様方の価値観次第です。
是非 この虎の子達へ直接会いにいらして下さいませ。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
・・・・・この時期は皆様と共に、
工場さんも生地屋さんもお休みでとても静かです。
当店は特にお盆休みを取りませんので、定休日のみで通常通りの営業月となります。
皆様もお時間が御座いましたら是非お気軽にいらして下さいませ。
いつでもご連絡をお待ちしております。
また、最後に 本当に申し訳ないのですが
来週のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。
店頭生地の入れ替えを、入荷生地のお値付けや整理を行わせて頂きたく、、、
お詫び申し上げます。
次回の更新は 8月26日(火) を予定しております。
どうか引き続き宜しくお願い申し上げます。
では皆様へお会い出来る日を楽しみにしております。
今週も長くなりましたが、最後までお付き合い頂きまして誠に有難う御座いました。
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