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Bespoke Tailor Dittos.
  • 【 TUSTING : BANK TOTE 】

    2018.11.27 Bespoke Tailor Dittos. お勧め情報

    【 TUSTING : BANK TOTE 】

          寒くなりましたね。 既に足が冷えます、、、、。     調布にある深大寺と、神代植物公園にのんびりと行って参りました。 紅葉はしているものの、全体的にはあと一歩という感じでしたが とても癒されました。 大変美味しいお蕎麦屋さんもあり、お気に入りスポットの一つです。   神宮外苑のイチョウ祭りは 12月2日まで。 ご来店下さる顧客様が立ち寄られてきたそうですが、凄く綺麗で見頃らしいですよ!                 さて、今週は 素敵な鞄を御紹介させて頂きます。           TUSTING   1875年 英国靴の聖地として知られる ノーザンプトン で生まれたタスティング社は、 革をなめすタンナーとして創業致しました。 その最上級な革は、J.ロブ、E.グリーン、チャーチ、C.ジョーンズ等の名立たるシューメーカーへ供給されて参りました。   1990年には自社ブランドも立ち上げ、オリジナルで革製品の物作りを始めます。 長きに渡る皮革への豊富な知識や経験、卓越した技術は、 そのまま自社への製品作りにも注ぎ込まれております。 この『製品作り』だけでみれば歴史は浅いかも知れません。 しかし、その高品質な物作りは直ぐに業界へ広まり、やはり名立たるメーカーからのOEMも請け負って参りました。     今ではイギリスを代表するレザーブランドにまで成長された TUSTINGですが、 そのTASTING製の鞄は チャールズ皇太子も御愛用されているそうです。 品質の高さを窺える大いなる証明とも成りましょう。               では、早速ご覧頂きましょう。     如何でしょうか、一見 ベーシックな そのレザートートバッグには 様々な拘りの詰まった歴史深きデザインでもあるのです。   そのディテールに目を向けて参りましょう。   ( コットン製のバッグカバー付きとなります。 )                 バッグの口部にはフラップが付けられております。 この写真は背面ですが、なにやらベルトが見えますね!                 背面からまわるベルトは、口部のフラップを止め付け、ぐるりと一周まわります。                 逆側の背面がゴールですが、そのベルトの調節により 口部の開閉度合いを調節出来る様になっています。                 実は こんな形状になっているのです! 鞄口部をホールドするそのフラップには、縦長にホールが4か所空いております。 ボディーにはベルトループとなる金属製のループがあり、 そのループ金具にフラップのホールを貫通させ、背面からくるベルトを通す事によって フラップを完全にロックさせるという構造です。   歴史を大いに遡ると、通称 【 BANK TOTE(BAG)】 と呼ばれる形態の鞄がありました。   その名の如く、バンカー(銀行家)を主に 多くのビジネスマンに愛用されていた鞄でもあるのです。 バンカーの鞄ですよ、中身は現金含め、貴重な物が収納されております。 簡単に開けられては困りますね!   鞄口にフラップで蓋をし、更にベルトで止め付けて万全のセキュリティーをとっていた訳です。   大変特徴的な このデザイン、かの有名なエルメスのバーキン等で見られるそのベルトデザインも 実はこのBANK TOTEから摸されているそうです。 これも大変歴史を感じる逸話です、、、。       フロントには、J.R.T と刻印があります。 これは、『 John Robert Tusting 』氏のイニシャルとなります。 同社の基礎を作り上げた人物だそうです。   昔は鞄やトランク等にイニシャルを入れられていた事に因みます。                   しかし、このベルト、、、日常使いでは億劫で仕方ありませんね、当然の事と思います。 なので、普段はフラップにベルトを通さなくて結構です!       ベルトはフラップを無視してループ金具に通しておきます。 フラップは写真の様に中へ仕舞っても良いですし、 蓋をするだけとして被せておいても良いのです。 まぁ、ちょっとこの特徴であるベルトを見せたいですよね! 必要な時のみガッチリホールドを御利用頂ければと思います。   凄く格好良いデザイン的なアクセントだと思いませんか!?                 サイズですが 横:約42㎝  縦:約29㎝、そして幅は 約14㎝ となります。 ビジネスで必要な物はもう何でも入りますし、一泊位なら御出張や御旅行でもいけそうです。               底には確りと芯材が入り、四隅に鋲が打ってあります。 安心です。 勿論 自立立ちもします。                   中を見てみましょう。 織り密度高きタフなネイビー地のコットンドリルがライニングです。 向う側には大き目な内ポケットがあります。                   手前側には少し小振りな内ポケット、こちらはファスナーが付いておりますので大事な小物類はこれで分別もでき、安心感もあります。               ショルダー用ベルトが付きます! これは嬉しいですね。   大切な鞄です、これで置き引きや引ったくりからの予防にもなりますし、 両手が使える事にもなりますね。 (ご覧の様に 取り外し自在です。)               古き バンク・トート より、今回はTUSTINGがデザインしたこのバッグには ミルトンという名が付けられております。   革はグレインレザーです、キズや汚れに強く、目立ちぬくい革でもあります。 気兼ねなく使えますので理想的な選択であり、ここも嬉しいお勧めポイントの一つです。               では、実際のサイズ感をみて頂きましょう。   私の身長は 170㎝ です。 バンカー・トートに バンカー・スーツですよ。 これがやりたかった(笑)!     ご覧の様に、大き過ぎず、小さ過ぎず、本当に使い勝手の良いサイズ感だと思います。 ライニングはコットン地ですし、見た目より凄く軽いと私は感じております。     ダークスーツに堂々と合わせられるトートバック、ダークスーツにこれ以上の相性高きトートは無いでしょう。 されどトートバッグです、普段使いにもお気楽にお使い頂けますね。                   ショルダーバッグとして。   ベルトも長すぎる事無く、丁度鞄底に手が添えられるという位のポジションです。 エイジングがとても楽しみでもあり、スーツや靴と共に育てていきたい素敵な逸品です。               この度のバンク・トートですが、実は2色の御用意があります。 同じくグレインレザーでの Cob Brown という色になります。     ブラウンも欠かせぬ色であり、自分用はどちらの色が良いかと発注した半年前から悩んでいました! ブラウンの場合は色も自分で好みに寄せる事が出来ますね。         しかし、、、、、 先方の事情により ブラウンのみ生産がかなり遅れてしまっております。 入荷予定は来年の2月頃を予定しておりますが、 大いに前後があり得るとお考え頂けましたら幸いです。             ・・・・・最後に気になるお値段で御座います。 この丁寧な作り、革の良さは何といっても歴史が語っていますね。間違いありません。 お幾らに見えるでしょうか!?   なんと、52,000円+TAX となります。   個人的には激安だと思っています! これも同社はもとタンナーですから、 良質な皮革自体を低コストで入手出来る事は大きな強みです。 とても良心的です。                   ・・・・・如何でしたでしょうか。 この鞄は私が欲しくて仕入れた様なものです(笑)。   歴史や薀蓄がまた男のオタク心をくすぐり、 トートなのに堂々とダークスーツにも合わせられる鞄です。 何といっても BANK TOTE ですから。 そしてこのお値段!     お気に召して頂けましたら どうかお気軽にお問い合せ、ご連絡頂ければと思います。   皆様よりのご連絡をお待ち申し上げております。                 今週も当店BLOGをご覧頂きまして、誠に有難う御座います。   度々申し訳御座いません、来週のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。 次回は 12月11日(火) を予定しております。       では、本格的に冬に入って参りました。 もう普通に寒いです! どうか暖かくお過ごしくださいませ。        

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  • 【 N様の御注文:THISTLE 】

    2018.11.20 Bespoke Tailor Dittos. お客様のご注文

    【 N様の御注文:THISTLE 】

          急に寒気が入り、俄然冬らしくなって参りました。 流石に11月も後半です。     外苑前駅からお越し下さるお客様は通るであろう国道246沿いのAVEX本社ビル前では、今年もクリスマスツリーの準備が進められていました。 もうそんな時期ですよね、、、。 (AVEX本社ビル横を曲がれば、あとは真っ直ぐ進めば当店に到着で御座います!)                 さて、今週は N様から頂きました 拘りと個性溢れる BESPOKE:3P-SUITS を御紹介させて頂きます。     HARRISONS OF EDINBURGH   1863年創業の高級な老舗マートャントである同社の膨大かつ貴重なアーカイブより その当時織られていた生地を復刻する形で 2015年に計8種のシリーズが展開されました。         THISTLE VINTAGE SUITING   http://dittos.seesaa.net/article/422704649.html ( このコレクションは、今でもご注文をお受けする事が出来ます。 )       ウエイトは約400g、確りと打ち込みのあるその生地は、ご丁寧に LONDON SHURUNK でフィニッシングした それこそ拘りのシリーズです。   N様には そんな拘り溢れる生地に 御自身の拘りを重ねられ、お選び頂きました。 いざ 裁断で御座います。               ミディアムグレーのクラシックなヘリンボーン柄ですが、良くご覧ください! 右下がり、左下がりと交互にツイル織りが確りと見えますが、 その片側だけに あえて色糸を混ぜた配色糸を使用しております。   そんな些細な特徴ではありますが、これがまた効くのですね。 光の当たり方によってはシャドーストライプの様に織縞は浮き出たり、沈み込んだり、、、。 そしてその色糸は、無彩色のグレーに対し 程好い色気を与えています。         どのメーカーでもヘリンボーン柄は見受けられますが、こんな捻りの効いたヘリンボーンはありませんよ! 昔の生地は本当にバリエーションが豊かでした。 肉味もよく、仕立て映えのする素晴らしい生地です。                   裏地にも様々な思い入れのあるN様、今回のスーツはシルク地のライニングです。 右下に見える ボルドー をお選び頂きました。 生地に同じく、英国よりお取り寄せいたします。   シルクはやはり高級感があり、発色も良く、そして保温性にも優れております。 反面 デメリットとしては、水に弱く、摩擦にも弱いのが特徴であります。 故に、オーバーコートなどで使用されるのであれば まだ良いのですが、 スーツでの御使用に至っては贅沢な御選択とも言えましょう。   (余談ですが、VINTAGEのスーチングがある様に かなり古い袖裏地も所有しておりました。 その裏地も PURE SILK で、確りとした肉味あるものでした。 袖裏地に限らず、昔は特に礼服などでも使用率の高かったシルク裏地です。)       今回はダブル・ブレストのクラシックな三つ揃いのスーツがベースで御座います。 どんな個性や拘りが隠されているでしょうか!                 生地の質感、色味がとても魅力的です。   トラウザースは IN 2-PLEATS、後はハイバック仕様にされております。 フロントの開閉は利便性重視でファスナーフロント。 ファスナーフロントの方がハンドメイドならではのレベルがより感じて頂ける事でしょう。   気付かれた方、居られますでしょうか。 フロントにあしらわれたフォブポケット、通常は右側に付けられます。   単純に右利きの方が多い事に繋がるでしょう。   N様は左利き、、、、御自身のスーツですから御自身が快適に使いやすくする事を尊重されております!                     一番個性的なのはウエストコートかも知れません!   『 POSTBOYスタイルのダブル型が欲しい! 』 えっ、、、私個人では見た事が無いのですが、それなら生み出しましょうか!   ポストボーイスタイルのウエストコートは、シングル型で衿付き。 最大の特徴はウエストシームが入り、上下を分断致します。 フロント釦は5個釦・全掛け、一番下の釦は そのウエストシームにホール含め 腰ポケットが作られます。   スカートがある分、やや長めに設定された丈も特徴であり、昔はアウターでもあった為に背中は裏地では無く、前身頃と同じ共地でも仕立てられていたそうです。     http://dittos.seesaa.net/article/449698302.html ( POSTBOY WAISTCOAT )   http://dittos.seesaa.net/article/450128554.html ( POSTBOY WAISTCOAT② )     マニアックな御注文ですが、私なりの解釈で『らしさ』溢れるダブル型でデザインしてみました!                 本返りの衿です。 上着と同じ様に ハ刺し を施し、返りグセをメモリーさせます。 ポチポチと生地をすくった糸目が分かりますね。 すくっている糸は見えてはいけません!                   ポストボーイたる特徴的なウエストシームが見えますね。 フラップ付きの腰ポケットが見えます。 フロントは 6釦-3掛けにしてあります。   黄色い矢印のところ、第三列目となる釦位置でもあり ウエストシームです。 まだ閉じてありますが ここがシームホールとなり、第二列、第一列のところは釦ホールをかがります。   おやっ、前中心線のところ、、、、赤い矢印部分にもシームホール! N様よりリクエスト頂き、アルバートチェーンホールをここにも作りました。   ダブル・ブレストでも通常の場合、ポケットウオッチは腰ポケットに入れ、釦ホールを利用してチェーンを渡します。 時代の古いダブルのウエストコートには、前中心に切り替え線(センターシーム)を入れた裁断もあり、その縦のシームを利用し シームホールにてチェーンホールを開けた古着も御座いました。 それに近い仕様となります。                 実はN様、このデザインは2回目です! 初回は IRISH LINEN で同型を仕立てさせて頂きました。   前中心部のシームホールが見えますね! ウエストシームから下のスカートは腰へと繋がります。丈が長い証拠ですね。 腰のボリュームに合わせ フレアなシルエットがとても綺麗に出ます。 いやっ、出すのです!   クラシックな系譜に因んでいる分、違和感無きまとまりが出せたと思います。                   コテも良く効く良い生地です! ハンガーにかけていても、仮縫い段階だとしても、 前肩なショルダーラインから胸部の立体的なボリューム、そしてウエストの括れへ。   ラペルの剣先はほんのりと内側へ反る様に仕立てられています 逆反りして おじぎをする様な剣先など有り得てはなりません。 こんな些細な所含め、物作りのステージの違いは本当に沢山御座います。                 立体感溢れるフォルム、堂々としたラペルはアウトラインにややボリュームを付けたカーブ線でリクエストされ、フロントの打ち合いはやや深めに設定されています。               !!! 気付かれましたでしょうか。 腰に付く チケットポケット、これも左側です! 初めての経験でした! かなり気を付けて間違えない様にしなければ、いつも通り右側へ作ってしまいそうです。   見た事ありますでしょうか!? これがN様のスーツで御座います!                 ・・・・・では御着用された御姿も少し!       とても綺麗です! 裾は股下寸法が確定したら傾斜を付けた折り返し仕上げに致します。   N様、御自身から率先して『 俺はドレスカットも逆やから!』 承っております! これも稀ですから、気を付けないと間違えてしまいそうです(笑)。   ドレスカットとは技術的専門用語であり、BLOGでは詳しく書き辛いので省きますが、下着の種類などでも左右されます。 男性ならではの考慮ですね。               良いですね、ダブル型のPOSTBOY WAISTCOAT。 長めの丈バランスが とても綺麗にトラウザースや御体型と調和しております。   N様、かなり格好良いです!                 上着も良い感じです! 立体的な胸回りのボリュームが綺麗に胸部を包み込みます。 ダブル・ブレストはシングル型以上に服が円柱になりますので、 より顕著にこういったボリューム感を大事に仕立てなければ成りません。   ラペルのバランスから打ち合い量、それに伴うVゾーンの面積、 リクエスト通りに上手くバランスを表現出来た事と思います。   ここまでくるとクライアント様も仕立て上がった完成形態を具体的にイメージできると思いますので、気分も余計に盛り上がる事と思います!                 ・・・・・今月に中仮縫いを終えたばかりであり、まだ未完成です。 少し太られた様ですが、、、ご希望踏まえ若干の微調整を加えて仕上げに向かいたいと思います。   N様はご遠方の方であり、次回のご来店予定は春先との事。 それまでに確りと このTHISTL:DB-SUITSを仕上げると共に、次のご注文である仮縫いも一緒に御用意させて頂きます。   機会が合えば またお仕立て上がりも御紹介させて頂くかもしれません! その時は改めて宜しくお願い致します。     N様、この度も素敵な御注文を頂戴致しまして誠に有難う御座いました。               ・・・・・今週も最後までお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。 もう12月は目の前です。   何かと忙しい師走に突入致しますが、どうかお時間を捻出して頂き お店の方へも 是非お越し頂けましたら幸いで御座います。   皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。            

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