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Bespoke Tailor Dittos.
  • 【 V様の御注文:10th-ANNI BLACK SUITS 】

    2019.07.16 Bespoke Tailor Dittos. お客様のご注文

    【 V様の御注文:10th-ANNI  BLACK SUITS 】

        皆様こんにちは。 7月も中旬となり、夏のラジオ体操が始まる告知のポスターが目に付きます。 子供たちは早くも夏休みなのですね。       先週更新分のBLOG後半にてご連絡させて頂きました HOUSE STYLE ORDER限定による早期受注キャンペーンが 明日よりスタートとなります。 早くもキャンペーン分としての受注は頂戴しておりますが、 こちらも工場さんへ投入で御座います。 宜しければこの御機会を有効活用して頂けましたら幸いです。       さて、今週は BESPOKEでのご注文より V様の BLACK SUITS を御紹介させて頂きます。       ・・・・・例えば冠婚葬祭含めフォーマルなシーンにおきまして、 学生の頃は制服自体が流用出来る訳ですが、社会人になりますとそうは参りません。 大抵の皆様はビジネススーツと共に、取りあえずブラックスーツを揃えられる事になるでしょう。 このブラックスーツというポジションは日本独自な所も否めませんが、 これだけ認知されておりますゆえ 無視する訳にも参りません。   単にブラックスーツと言っても、シングル型もあればダブル型もあり、 2Pや3P、生地も基本黒色である訳ですが、黒であれば何でも良いのでしょうか、、、。   より理想的な回答を求めるのであれば、正礼装や準礼装を仕立てる際に使用される黒い生地、 これらの生地が一番理想的であり正しきフォーマルのブラック地と言えますね。   また、そんな着用シーンにおきましては どんな季節でもあり得る事柄です。 理想的には春夏用と秋冬用を揃えておきたいところではありますが、 ビジネススーツ等と比べ着用機会低きこのブラックスーツだけで2種も 所有する事には気が引ける方々も少なくは無いでしょう。     折角誂えるのであれば正統的なブラックであり、 かつ3シーズン用のウエイトでお選び頂く事が一番望ましいという結論になるでしょう。 V様におかれましては 最高のブラック地をお選び頂きました。     当店オリジナルの10周年記念生地によるGOLDEN BALE で御座います。   http://dittos.seesaa.net/article/463655660.html 【 10th ANNIVERSARY CLOTHS 】             この度、V様におかれましては いつかはワードローブに組み入れよう (BESPOKE SUITSに差し替えよう)とお考えに成られていたブラックスーツですが、 急遽大事な結婚式にご招待される事になり この度ご相談を頂いた次第です。   御当日まで数か月しか残されておりません。 HOUSE STYLE ORDER であれば余裕で間に合います。 ですが、長きに渡り相棒となるブラックスーツこそ BESPOKE でお仕立てされたいとの事。   『 既に頂戴している顧客様方のご注文が御座いますので、 単純に見積もっても100% 間に合いません! しかし、V様は今回のBESPOKEでのご注文は初では無く 型紙ホルダーの顧客様です。 仮縫いを省き、即縫いで仕上げれば、、、それで宜しければ間に合わせる事が可能です。』   大まかなデザインや仕様を打ち合わせ、バランスやフィッテングなども全てお任せとなります。 責任も重大です!   V様より信頼を頂戴しつつ、謹んでお受けする事になりました。 お受けした以上は責任もって必ず間に合わせます!!                 御当日まで もう1週間もありません。 ギリギリとは成りましたが、自信をもって御納品出来るスーツを 丹精込めてお仕立てさせて頂きました。   この独特な生地の顔立ちは本当にエレガントです。           トルソーに着せてみました。 トルソーとの体型的な適合性がとても低いですが、、、、 それだけ皆様の御体型は個性があるという事です。   上着はシングルの1釦、ピークドラペルです。 フロント釦はリンク釦にもなっております。   インナーであるウエストコートはダブルの衿付きをお選び頂きました。 1釦の広めなVゾーンに対し、ダブルのウエストコートは逆に 狭めなVゾーンとなりますので とてもコントラストが映えます。           ・・・・・さて、突然ではありますが このウエストコートは、GOLDEN BALEのバーズアイで仕立てられたダブルの衿付きです。 クラシックで昔ながらのエレガントな雰囲気が漂います。     では、次に 今回お仕立てした V様のDBウエストコートをご覧下さいませ。                   大きくえぐられたアームホール、胸部の胸ポケットさえ あるべき位置に入らぬほどです。 肩幅もコンパクトですね。 独特なバランスと言えますが、、、、                 実は、古より 一つの仕立て手法(スタイル)として確立されていた BACKLESS Waist Coat 【 バックレス・ウエストコート 】 というデザイン(仕様)となります。   前掛けのようですね、それが特徴です。 主にフォーマル用のドレスウエストコートに採用されていた仕様であり、 ダブル型もシングル型もあります。   ある意味では略式と言えなくもありませんが、 その大いなる特徴は背中(後身頃)がご覧の様に『 無い 』という事ですね! 上着を着用の上では隠れていますから バックレスだとは誰も気付けませんね。   そして、この形態だからこそ『 涼しい! 』という実は美味しいオマケが付いてくるのです。 ウエストコートでも背抜き仕立てなどバリエーションはありますが、 これが究極に涼しいですね、そもそも背中が無いですもの!   という訳で、春夏でも三つ揃いを愛用される紳士な殿方におかれましては インナーのウエストコートをバックレスで仕立てるというのも一つの方法で御座います。               背中は当然この用になる訳ですね。                 英国では古き裁断書でも この様に確りと掲載されているデザイン(仕様)です。 古着でも探せば結構出て参りますし、かのウインザー公もバックレスの 同じドレスウエストコートを(予備含めて!?)何着も誂えていた程です。   このスタイルはご覧の様にバスト寸法がありません。 ウエスト(中胴)のみのホールドとなりますが、それは背ベルトで調節し 止められます。 気付かれましたでしょうか。   本来ウエストコートは フロントの釦を止めれば確りと身体をホールドし、 一番身体にフィットしているべきアイテムでもあります。 このスタイルでは痩せたり、太ったりしても その都度サイズ的お直しをする事も無く、 背中のベルト たった一つで その時の御体型や、 お好みのフィッティングにて着用出来る事になりますね!       この歴史あるデザイン(仕様)につきましては、 その後に別途詳しく改めて御紹介させて頂きたいと思っております。           品のあるテーパードシルエットで構成された 2-PLEATS のエレガントなトラウザースです。 御納品当日に着用されていた CARLO RIVA:LISCIOのシャツが涼しげで素敵ですね!                 ウエストコートを御着用頂きました。 これは当然となるのですが、、、ブレイシーズは顔を出します。 それだけ肩幅狭く、アームホールをえぐった上で背中の ベルトへ通じるデザインなので当然となります。   見栄えが良いとは言えないかも知れません、基本的に上着を脱がないという前提もありますね。               背中です。 ブレイシーズの支点位置がバッチリですね、って違います!!   後身頃がありませんので丸見えになります。 ハイバックのトラウザースには尻尾錠が付いているように見えますが、 実は これがウエストコートの背ベルトなのです。   V様におかれましては尾錠類、そして尻ポケットさえ排除された シンプルさでお仕立て頂いております。   これで このブラックスーツは、三つ揃いとして出来得る最高の 涼しさを兼ね備えた 3P-SUITS となりますね。 冬、外出時に寒ければオーバーコートを御着用されれば良いのです。 室内環境であれば空調コントロールされていますので安泰です。   3シーズン用の生地を使い、やや夏場を尊重されるのであればお勧めたる仕立て方となります。                 バックレスWC、如何でしょうか。 私は大好きな仕様ですし、先人方の様々な工夫や考え方を心底尊重致します。   ウエストコートが省かれる様になった昨今では御座いますが、 スーツのあるべき姿は本来 三つ揃いが前提であり、 御愛用される殿方に是非知って頂きたいです。   先人方の知恵や工夫はまだまだこんなものではありません。 皆様の知らぬ仕様やデザインも沢山御座います。 少しずつでは御座いますが、御紹介して参りたいと思います。   様々な選択肢の中より皆様ご自身の価値観に見合うベストチョイスをして頂けましたら TAILORと致しましては何よりも嬉しく思います。               最後に三つ揃いの御姿でパチリ! やはり誂えですから御本人様が着用されるのが一番エレガントで美しく、様になりますね。 V様、本当に素敵です。   しかし、、、誰もバックレスのWCだなんて気付きませね(笑)。   この度も素敵な御注文を誠に有難う御座いました。                 ・・・・・今週もお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。 御紹介させて頂きたい事は多々御座います。 どうか来週もご覧頂けます様 何卒宜しくお願い申し上げます。          

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  • 【 SUPER BRIO 】

    2019.07.09 Bespoke Tailor Dittos. 生地に付いて

    【 SUPER BRIO 】

          梅雨の最中では御座いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 七夕も終わり、街ではSALEと共に 秋冬物が早くも並ぶ季節となって参りました。   まだ梅雨明けさえしておりませんが、 この業界では早くも秋冬へシフトすべく準備が進んでおります。   当店におきましても例外ではありません。 新作タイも現在仕立てて頂いております。 ブレイシーズも仕込み済みであり、そろそろ届く予定です。 以前より 是非皆様に御紹介させて頂きたかった至高のストールも! そして頼んでいた秋冬用の生地もボチボチ入荷しております。   お客様方からは早くも秋冬物の問い合わせも頂いており、 いよいよ気分は盛り上がって参ります。         さて、そんな折では御座いますが 春夏生地の期中追加におき、 最後に何ともレアなVINTAGEの春夏スーチングが手に入りました!   HOUSE STYLE ORDERでは それなりに残暑もあるでしょうから、まだ十分に間に合います。 BESPOKEでは来年の春夏用とはなりますが 是非お勧めで御座います             この度のお宝ネタですが、 現存する最古の服地商でお馴染 フランスは DORMEUIL からの名品となります。   同社を語る上では欠かせぬ名品は数多く御座いますが、 その中でもTONIK / SUPER BRIO / SPORTEX は 世界中を圧巻したベストセラーでもあります。   特にトニック、この生地の主体はモヘアです。 MOHAIR:アンゴラ山羊の毛ですが、 これを洋服地として最初に上手くまとめ上げる事が出来た、、、 これが一番大きな要因でもありましょう。             お分りでしょうか。 1958年にデビューした あの【 SUPER BRIO 】です。 生地好き、スーツ好きな方々におかれましては 最早説明もいらないでしょう。   地厚なトニックと比べ、更にライトウエイトに仕上げるべく 敢えて産毛量の少なき南アフリカ産の SUMMER KID MOHAIR を当時より贅沢に使用しております。   ( 2月に生まれた仔山羊ちゃん達、その年の夏に初めて刈り取られた毛を指します。 仔山羊ちゃん達は勿論スクスクと成長して参りますが、 S.KMはその一生に一度しか刈り取る機会が無いという事になりますね。 )       実は このSUPER BRIOですが、以前にも御縁がありました。 6年ぶりの再会となりますが、また巡り合えた事に驚きを隠せません。 VINTAGEといえど、これは売れ余ったなどの残り物では無く、 大事にストックされていたという事でもありましょう。   http://dittos.seesaa.net/article/321867264.html 【 新旧 KID MOHAIR 】 ⇒ SUPER BRIOの詳しき詳細な情報は上記ページよりご確認下さいませ。   この最高品質となるキッドモヘアに対し、 やはり当時としては最高品質のメリノウール(Super 80’s)をブレンド致しました。       DORMEUIL : SUPER BRIO   60%  Summer Kid Mohair 40% Super80 Wool 250~280g   ベーシックな ダークネイビー、 そして春夏には欠かせぬ淡い色 サンドベージュ の2色となります。 ネイビー無地なんて特に激レアとも言えましょう。             当時の織りネームは雰囲気があり、気分も高まりますね! これらのVINTAGEは、70年代後半から80年代にかけて織られていた生地だそうです。 当時も爆発的に売れていたそうですが、高級な生地でも御座います。           SUPER BRIOは 『 国家元首の服地 』とも形容されていたそうですが 日本国内でも 昭和の時代には多くの政治家の方々にも愛用されていた事は確かなる事実です。   軽くて涼しい、そして皺になり辛く、品のある独特な光沢感は やはり独特の魅力を感じずにはいられません。             当時としては最高の原毛を使用している訳ですが、 そもそも その頃は今の何倍もの時間をかけて(かかってしまうとも言えます)、 ゆっくり、じっくりと織り上げられて参りました。   糸の紡績方法さえ違えば、勿論織機も違う訳です。 今でも現行品は展開されていますが、 古き良き時代の生地をリアルに復元する事は最早不可能に近いと言えましょう。   低速織機といえば、シャツ地の最高峰でもある CARLO RIVA が今でも現役で使用しているという事は、その織機でなければ あの風合い・品質に成らないという事ですね。   VINTAGEはREALであり、歴史でもあります。 現在の方が様々な方面で優れた点が多いことは事実であり、必要に応じて発展してきた訳です。 しかしながら逆に昔の方が高品質であったという事実は、物作りの世界では往々にして言われる事でもありますね。効率化を図れば自ずと失ってしまう側面があるという事も否めません。   もう 流石に手に入らない!? なんて断定は出来ませんが、今 目の前にある事自体がかなり貴重である事は確かな事実です。 特にネイビーソリッドなんて、本当にこれが最後のチャンスかもしれませんね。             お次はサンドベージュ、 明るく爽やかなその色味は、強気日差しを避ける為にも欠かせぬシーズン定番色でもあります。 これも同じく貴重でレアな色目であり、個人的にもそそられる大好きな色でもあります。             独特のハリコシは美しきシルエットを形成し、皺にも強く そのシャリっとした質感は 暑い夏場でも爽快な肌触りと着心地をお約束致します。   ネイビーと比べ、こちらの色の方が絶妙でして、、、写真での色味表現が難しいです。             今では SUPER 100や120など当たり前、150、180、200越えまで細い糸が作られている時代ですが、当時の高級なレベルがSUPER 80であった訳ですね。 これらの上記情報はドーメル社の古い資料によるものですが、同社の歴史を考えれば まだまだつい最近とも言えるのかも知れませんね。             ・・・・・如何でしたでしょうか。 これら昔の逸品は 正に自己満足の極みとも言えるでしょう。 現行品でも素晴らしい SUMMER KID MOHAIR を主体とした生地は御座いますし、 様々なメーカーが織り上げております。 ですが、お好きな方々にとって この味わい深く ふっくらとした風合いや雰囲気は、 やはり現行品の生地には無い、出せない魅力と感じて頂ける事でしょう。   これら逸品達との御縁を、ぜひこの御機会を 御検討頂けましたら幸いです。 生地はどんなにレアでもただの生地です。 洋服に仕立て上げ、皆様に御着用頂く事こそ 生地達にとっては一番の本望でもあると思っております。   是非店頭へ会いに来て下さいませ。 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。             ・・・・・ご連絡申しあげます。   当店 HOUSE STYLE ORDER 限定におきまして ご協力下さる工場さんより 【 早期受注キャンペーン 】 のご連絡を頂戴しております。   【 期間 】 7月17日(水)~8月21日(木) 【 工期 】 約40日~45日   ● お早めに秋冬物のオーダーを頂戴する分、いつもより多めに工期を頂戴致します。 その代わり、ささやかながら お値引きをさせて頂くというキャンペーンになります。   ● 工期優先でしたら キャンペーン不参加で レギュラーオーダーのご注文も当然お受けしております。   ● ご注文の内容については秋冬物に限りません。 春夏用をお選び頂いても全く構いません。   ● 明日の10日以降、17日開催日以前のご注文の場合 キャンペーン参加を御希望でしたら 17日までお店でお預かりしておきますので、 キャンペーン対象注文とさせて頂く事も可能です。 お気軽にリクエスト頂ければと思います。     以上となります。   まだ店頭は春夏生地が並んでおります。 しかし、このキャンペーンも御座いますし そろそろ時間を見つけて秋冬地へと入れ替えも行いたいと思っております。     では、皆様とお会い出来る日を楽しみにしております。 今週も最後までお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。                  

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