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Bespoke Tailor Dittos.
  • 【 2020年 春夏お勧め生地:伊 & NEWS 】

    2020.04.14 Bespoke Tailor Dittos. 生地に付いて

    【  2020年 春夏お勧め生地:伊 & NEWS 】

          【 4月20日(月)より、当店 SHIRTS の受注を改めて再開させて頂きます。 大変長らくお待たせを致しました。 詳しくは末尾にてご確認願います。】         先週には日本でも緊急事態宣言がいよいよ発令されました。 イタリアでは一部 経済活動が再開され始めるとの事。 反面 中国では封鎖解除したものの、再封鎖も一部ではあるようです。 なかなか先が見えない怖さともどかしさが募ります。   お話したい事など個人的な意見は諸々御座いますが、 結論的に当店は通常営業を続けさせて頂いております。   お店へは自宅より電車やバスなどの交通手段を使わずに通っています。 お客様のご来店以外は宅配業者さんくらいしか 人との接点は無く、 自宅で作業するのとほぼ変わりません。   今では工場さんの方々も苦しき中 HOUSE STYLE ORDER のスーツを仕立てて下さっております。 それを荷受けしては検品や2次プレスなど準備を加え、 楽しみに完成を待っていて下さる顧客様方へご連絡させて頂いております。 ご来店が無ければBESPOKEの作業を 感謝と共に遣り甲斐を感じながら粛々と進めております。 仕立て服は仕立てる時間が必要であり、多くの方々は逆算の上で御注文されます。 出来る限りお応えしたいです。   当店はもともと完全予約制であり、お店には基本 私しかおりません。 換気は常日頃より行っており、ご来店下さったお客様方が安心して 快適にお過ごしに成られる様 引き続き勤めて参ります。   シュッとミスト式のアルコール除菌も御用意しておりますゆえ、 宜しければ是非お使い頂ければと思います。     皆様のご健康と共に、一日でも早い収束を心より願っております。               ・・・・・4月も中旬に差し掛かりました。 G.W.が明ける頃には気温も少しずつ上がってくる事でしょう。 黙っていても春が来れば桜が咲く様に、暑い夏は次第に近付いて参ります。 今週はそんな時期でも快適に過ごせ、 お気楽に着用出来るジャケット地を御紹介させて頂きます。             内部芯も無し、裏地も無し、肩パッドさえ排除し、 出来る限り軽く・薄く・柔らかく仕立てられたアンコンジャケット。 お気楽でリラックスした風貌とは裏腹に、御自身の型紙で誂えられたからこそ 既製品着用時の様な皺なども無く、流行的な要素も全く無し、 クラシックなバランスとサイズ感で御着用頂けます。   春夏用の生地は皺に強い生地も多く、脱いだら畳んでバッグに仕舞える事も利点です。 嵩張らず軽いので正にカーディガンの様な着心地と共に利便性高きアイテムとなります。   http://dittos.seesaa.net/article/464309357.html 【 HOUSE STYLE ORDER:アンコンジャケット 】         では、春夏用のお勧め生地 今回はイタリア製の生地であり、個性と魅力に溢れたジャケッティングをご覧頂きましょう。 アンコンスタイルは勿論の事、 ベーシックなテーラードスタイルでのお仕立てでも様になります。         ARISTON 1920年 イタリア:ナポリで創業したマーチャントであり クラシックな生地から、ファッション性や嗜好性の高い生地までをも網羅します。 その高きクオリティーより、BRIONIやKITON、ISAIAなどの 高級紳士服ブランドにも採用されているとの事です。             見るからに涼しげで清涼感に溢れるシボシボなシアサッカー地は、 クラシックな小格子柄でまとめられています。           一見ギンガムチェックの様にも見えますが、アイボリーベースに ブルーとダークネイビーによる交織での格子柄を表現しています。 故に定義的には一応ガンクラブチェックとなりますかね。   とても軽く皺にも強い! そもそもサッカー地はもともとシワシワなのですね。             この生地の主体は なんとポリエステルです。 触り心地だけでは分からぬ程に化繊を感じる事無く凄く上手に料理されています。   67% POLYESTER 33% COTTON 230g   ここまで薄いにも拘らず、ポリが主体ですから強度的にも安心、 皺にも強い素材ながら 雨などの水にも強いですからジメジメした梅雨の時期にも好都合であり、 クリーニングに出しても安心感があります。 夏場はやはり汗をかくものです。   そして何と言ってもポリの売れしい特徴の一つには安価である事が上げられます。 ナポリの名門メーカー生地にも関わらず大変リーズナブルな価格設定となっております!   このシワシワ感は汗ばむ時でも肌にベト付く事無く、 常に爽やかな着心地を約束してくれる素晴らしい個性を持った生地種であります。   交織されているダークネイビーが味付けとして効いているので、 遠目にはライトグレーっぽさも感じられ 落ち着きもあり 大変重宝出来るスポーツジャケットになる事でしょう。                 では次に参りましょう。これは一瞬で目に焼き付きました! 思わず買い付けたお気に入りの生地でありSUMMER TWEED となります。   この色味、素材感、風合い、、、、とにかく素晴らしい、、、。               金色の麦畑 をイメージせずにはいられません。 一見派手に見える色目も、実はナチュラルなアースカラーでもあるのですね。 素材感と良い、正に(SUMMER)TWEED です。                 ツィードらしく このスラブ糸使いがたまりません。 とても表情が豊かで絶妙なコントラストを奏でます。   55% SILK 36% WOOL 9%  MOHAIR 250g   金色に輝いて見えますが、この光沢感はシルクとモヘアの光沢感であり ウールが柔軟性を与え とてもソフトで軽く、素晴らしい個性と魅力の持ち主です!           たったの250gしかありません。 こう見ると まるでガーゼの様でもあります。 通気性も良く風通しの良い生地ですので、 特に諸々排除したアンコンJKであれば 尚更その性能を享受出来る事でしょう。             ・・・・・如何でしたでしょうか。 スーツやシャツ含め、型紙ホルダーの方々におかれましては、 ご来店せずにご注文する事も可能です。 (クールビズにも伴い、夏用の ODD TROUSERS のみでも勿論構いません。)   生地はおぼろげでもイメージやお好み、目的などを御伺い出来れば 私が御見立てさせて頂き、メールなどで打ち合わせ致します。 どうかお気軽にお声掛け頂けましたら幸いです。               【 Dittos.SHIRTS 受注再開 】   皆様、大変長らくお待たせ致しました。 いよいよ来週4月20日(月)より 受注再開とさせて頂きます。   この度はお世話下さる縫製工場さんの変更に伴い、大変ご迷惑をお掛け致しました。   今まで通り、いや それ以上の進化を目指し 静かにリスタートです。 これに伴いまして、誠に恐縮ながら下記ご確認の程 お願い申し上げます。     ● 今までの当店シャツは、品質やレベルを考えれば かなりリーズナブルなお値段でご提供出来ておりました。 しかし、今回のリスタートよりお値段(対価となる工賃)が上がります。 レベルに伴った、いや、レベルを考えれば まだ高くはないと心底思っていますが、事実として上がります。 これから上代を計算し、価格表を作成し始めます。 20日を待たずにご注文も勿論可能で御座いますので、お気軽にお声掛け下さいませ。     ● 受注日より 基本4週間にてお仕立て上がりとなります。 しかし、序盤では先方様も慣れぬ故 確認、確認、 更に確認と多少の+αはお見越し頂ければと思います。 ミス無き様 最高のシャツをお仕立てさせて頂きます。     ● 既に型紙をお持ちの顧客様方におかれましては、今まで通り採寸無しで御注文可能です。 好みや体型変化により、型紙を修正・更新する事も勿論可能で御座います。     ● 御新規にてシャツのご注文を頂戴させて頂く場合。 これは採寸と共に、御本人様の新規型紙作成が必要となります。 この初回に限りシャツ自体のお代金と共に、 『型紙作成代』が加算されます事をご了承下さいませ。   複雑なONLY ONEの型紙を作成して頂く事に対し、 ここがネックとなり かなり多くのシャツ工場さんよりお断り頂きました。 多くの工場さんはソフトに伴う制限付きのパターンオーダーでしか 扱わない、扱えないとも言え、このレベルが一般的なオーダーシャツの現状です。 そもそもTAILOR(CUTTER)が採寸に携わる店舗、メーカーさんはほぼ無いに等しく、 型紙を引けぬ方々に複雑な補正は専門技術ですので 出来ないからとも言えます。   以降お付き合いさせて頂く工場さんにおかれまして ご対応して頂けるからこそのリスタートとは成りますが、ここに人件費が掛かります。 今までは無料でしたので、ここは大いなる御変更点となります。 2着目以降に関しましては、その型紙を利用しますので当然シャツのお代金のみとなります。     ● 前工場さん製のシャツに関し、衿・カフスの交換期限は 2021年1月末日までとなります。 新しい工場さん製のシャツは、そのまま新しい工場さんにて ご対応して頂きますので特に日限は御座いません。       以上、甚だ簡単では御座いますが ご質問など含め、詳しくはお気兼ねなくご連絡頂けましたら幸いです。 既に御予約を頂戴し、生地を確保頂いております顧客様の方々におかれましては これから順次打ち合わせ含めご連絡させて頂きますので暫しお待ち頂けます様お願い致します。   型紙のある御方は 今まで通りメールオーダーも お受け致しますのでお気兼ねなくご相談下さいませ。 では、当店の拘りがこもったクラシックで最高のドレスを 改めて宜しくお願い申し上げます。     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     今まで約6年間、ご苦労と共にお付き合い下さった工場様 そして当店シャツを御愛用下さり、 ご注文という形にて応援と共に支えて下さった顧客様方に対し 心よりのお礼と感謝を申し上げます。 本当に有難う御座いました。   新しくお付き合いさせて頂く工場様、当店の良く言えば拘り、 生産効率から見れば最悪な当店シャツを改めて宜しくお願い申し上げます。 高度で良いシャツ程に縫い辛く、畳みにくく、そしてプレスが掛け辛いものです。 それだけ人体に伴った立体である事の証明であり、 当店拘りの重衣料に対し、同レベルの軽衣料は必要不可欠です。 設計思想のリンクするインナーとアウター、 それが当店にてシャツをオリジナルで扱わさせて頂く最大の理由となります。   どうか顧客様を始め、まだ未体験の皆様方 引き続き 私達に光栄なるご注文を、 お仕事を賜れます様 何卒宜しくお願い申し上げます。           ・・・・・誠に恐縮ながら、次週のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。 次回は、4月28日(火)にUPさせて頂く予定で御座います。   では、引き続き BLOGと共に Bespoke Tailor Dittos を宜しくお願い申し上げます。 皆様の御健康をくれぐれもお祈り致しております。            

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  • 【 HOUSE STYLE ORDER:T様の御注文 】

    2020.04.07 Bespoke Tailor Dittos. お客様のご注文

    【 HOUSE STYLE ORDER:T様の御注文 】

        新年度となる4月に入りました。 新たなスタートを切るべき月にも拘らず、 今年は何事においても難しくなってしまいました。         愛犬との散歩道にチャーミングなお花がとても綺麗に咲いていました。 春ですね!! 少しでも癒しのお裾分けを、、、。             さて、先月末の雪には驚きましたし 春は寒の戻りもありますので油断出来ません。     ADAM:1934年3月号 フランスのファッション誌ですが、アメリカではESQUIRE、 イギリスではTAILOR & CUTTERなどが有名ですね。 当時のエレガントなスタイルはお国柄に問わず 紳士達は同じ様なクラシックスタイルを嗜んでおりました。   大柄のヘリンボーンで誂えられたダブルのチェスターフィールドコート。 現代においても その系譜は引き継がれております。         今年の1月、2月にかけ 当店 HOUSE STYLE ORDER 限定による早期受注キャンペーンを行わせて頂き、 沢山の方々より素敵な御注文を頂戴致しました。 先月末より続々と仕立て上がってきております。   内容は特に春夏用とは限定しておりませんので、 この機会にとツィードやオーバーコートのご注文も頂戴しております。   今週は、HOUSE STYLE ORDER:T様のエレガントなコートを御紹介させて頂きます。               チャコールグレーの重厚感あふれるクラシックなダブルのチェスターフィールドコートです。 コート地らしく、大柄なヘリンボーン柄が渋くウットリする様な生地です。 シルエットも美しく、コテの良く効く この素晴らしい生地でのお仕立て上がりです。           Taylor & Lodge ≪ THE ICONIC COLLECTION ≫ ARCHIVE LUMB’S GOLDEN BALE LUXURY COATING   560g   http://dittos.seesaa.net/article/471939194.html 【 LUMB’S GOLDEN BALE COATING 】     シットリとして滑らかであり、大柄なヘリンボーン柄がとてもマッチしています。 アーカイブと謳うくらいです、冒頭ADAMの紳士が着用するコートに同じく 今でもクラシックなコーティングであり続けます。 ウエイトもコート地としてはライト級であり、 これであれば脱がれて手持ちされても重たくなく、 日本でのタウンユースでは十分なウエイトです。   カシミアにはカシミアたる圧倒的な魅力がありますが、デリケートな部分は否めません。 GOLDEN BALEはウールですから そういった意味では使いやすいと思います。 しかし、触ってみれば 誰しもが ウール:100% だなんて信じられない事でしょう。             オーバーコートを語る上では、インナーとなるスーツにも触れなければ成りませんね。   やや小柄であり、とてもスリムなT様、王道的で丹精な三つ揃いの着こなしです。 1stオーダーでは仮縫いも付けて下さり、初回より大変精度の高いFITTINGとなります。 こちらのスーツは二着目となるご注文であり、 このスーチング自体も極上で激レアな生地となります。         ピカピカな金糸で織られた生地ネーム、この生地はVINTAGEのMOXONであり、 当時としては最高スペックであった SUPER 120のウーステッドに、 なんと VICUNA がブレンドされています。   ネームのアピールも凄いですね、、、こんなネーム自体も初めて見ました。   Cloth of Distinction WITH Rare Fibres   http://dittos.seesaa.net/article/453386393.html 【 VINTAGE MOXON③ 】 (→ 項の最後に紹介した生地であり、当時はこのチャコールグレーが未入荷でした。)   細めのヘリンボーンに ピンストライプが重ねてあり、控え目な縞柄が印象的です。           キュッと小さく作られたアームホールは機能性も高く、袖筒も細くシャープになります。 写真で顧客様のサイズ感が認識し辛いのは、 それだけ洋服自体が顧客様のバランスで仕立てられているという事になります。   最高の生地です、手縫いを駆使したハンドメイド・オプションも付けられ、 当店HOUSE STYLE ORDER の最高スペックにてご注文頂いております。             では、いよいよオーバーコートの御納品です。 クラシックな膝丈でのお仕立てであり、エレガントなシェイプは インナーであるスーツのポジションに連動しています。   インナー自体の精度が高ければアウターとなるオーバーコートなど 採寸無しで完璧なサイジングで仕立てる事が出来ます。 ですが、丈含め お好みも御座いますので 確りと採寸・打ち合わせの上でお仕立てさせて頂きます。           撫で肩な事もT様たる個性の一つです。 既製服では根本サイズも展開少なく難しくもありますが、 それに加え肩傾斜が合わずにタスキ皺が出やすいとも言えます。 当然ながら非対称肩傾斜など存在しませんね。   普段 御自身で見る事が出来ない後姿は如何でしょうか。 男らしく堂々とした本当にエレガントなシルエットで御座います!   コートも勿論ハンドメイド・オプションをお付けになりました。 インナーがそのレベルであるならば、やはりアウターもお付けになるべきです。 双方の相性・連動性は設計(型紙)だけでは無く、 仕立ての部分でも高次元でリンク致します。             ・・・・・スーツとは上下揃いの生地で仕立てられた服が前提となり、 そのSUITSの古語となるのが当店の店名でもあるDITTOSとなります。   スーツを構成するアイテムですが、イギリス英語での呼称は 下物より TROUSERS、中衣が WAISTCOAT、そして上着が COAT と呼ばれます。 その上着の上から着用されるコート(アウター)ですので OVER COAT となる訳ですね。 CHESTERFIELDはもともと人名でもあり、 このスタイルのオーバーコートを指す固有名詞になります。   当BLOGでもコートの話題ではよくお話しておりますが、TAILORで誂える場合 アウターとなるオーバーコートの型紙は、 インナーであるコート(ジャケット)の型紙より展開されます。   その上着の型紙にはクライアント様の細かく様々な体形的、お好み的な情報が満載です。 丈や身幅だけに限らず、肩傾斜やアームホールの深さや幅、位置、 そして前後差や左右非対称など挙げ出したらキリがありません。   そんな精度高き上着の型紙に ユトリを肉盛りすれば、正にインナーとアウターが 100%の合致性をもってブロックの様に結合(重ね着)する訳です。     この写真は英国での1930年代に使われていたTAILOR(CUTTER)用の裁断書です。 裁断者(CUTTER)が違えば微妙にバランスや手法、ユトリ感なども違いますが、 根本原理は全く同じであり、正にTAILOREDの着用が日常であった時代における 先人達が残してくれた指南書でもあります。   写真を見ると、どちらもダブルのチェスターフィールドコートの製図ですね。 製図内に点線が見えますでしょうか、、、これがインナーであるコート(上着)であり、 それを覆う様に製図が引かれているのが見てとれますね。   オーバーコートにおき、この様な根本たる裁断術(型紙作り)は BESPOKE に限らず、 HOUSE STYLE ORDER でも正に同じ様に展開されています。   アウターはインナーのレベル次第で決まるという事に他なりません。 しかし、この根本技術が どこでも同じ様に行われている当たり前かと言えば、案外そうでもありません。           T様、本当にエレガントでありお似合いで御座います。   この度も素敵な御注文を誠に有難う御座いました。             ・・・・・この度の御紹介は秋冬物のオーバーコートでしたが、 皆様が仕込まれた春夏用のスーツも続々と仕立て上がってきております。 是非ご期待下さいませ。         では、今週も最後までお付き合い頂きまして 誠に有難う御座いました。   皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。                  

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