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Bespoke Tailor Dittos.

【 HARDY MINNIS:AWお勧め到着! 】

2025.07.15生地に付いて

 

 

 

 

皆様 こんにちは。

いつも当BLOGへお立ち寄り頂きまして、誠に有難う御座います。

 

先週ご紹介させて頂きましたFOX:ベビーキャメルですが、

沢山のお問い合わせを頂くと共に お陰様により

木曜日には仕入れ分の全てがご予約含め完売となりました。

光栄なるご注文を賜りまして、重ね重ねお礼申し上げます。

目の肥えた顧客様方にお喜び頂けるよう今後も精進して参ります。

 

 

では今週も 2025 AW お勧め新入荷生地をご紹介させて頂きたいと思います。

ですが 今週の子達の背景や個性、魅力を知るには

少し歴史にも触れなければなりませんので暫しお付き合いくださいませ!

 

ご興味のない方々から見れば相当オタクな話ではありますが、、、

ご覧下さる皆様はお好きですよね‼

と、信じております(笑)。

 

 

 

 

 

 

1hm

 

 

秋冬と言えばツィード含め カントリーなスポーツスタイルは欠かせません。

こう暑さが続くと「早くツィードが着たい」と思います!

ツィードはスコットランドの自然を表現した服地でもあり、

とても美しき自然由来の生地なのです。

それは環境や用途によりとても丈夫で耐久性も高く温かです。

乗馬、ハンティングやシューティング、

フィッシングとスポーツには欠かせぬ服地ですね。

キーパー達にとっては不可欠なワークウエアでもあります。

 

 

 

 

 

 

 

2hm

 

JOHN G HARDY

 

ブリティッシュを、特にカントリースタイルも

お好きな方にとっては最早懐かしいかも知れません。

カントリー系ファブリックと言えば代名詞のような生地メーカーですが、

ロイヤルワラントも授与されています。

古いネーム(手前)では2つのロイヤルワラントが見受けられますが、

エリザベス2世女王陛下、そして母君であるエリザベス皇太后陛下より授かっております。

母君が天国へ召されてからは一つ減る事になります。

 

 

ジョン・G・ハーディーの創業は1890年とされていますが、

既に約100年前よりカントリーファブリックの供給において

誰もが認めるマーケットリーダーの地位を築き上げていたそうです。

 

1829年 ヨーク公(後のジョージ5世)は、近衛旅団連隊の軍服に

同社の生地を使用しました。当時ヨーク公は連隊長だったそうです。

 

 

 

 

 

 

3hm

 

これは1950年代の広告ですが、キング・ジョージ6世からの

ロイヤルワラントを授与されていた事が分かりますが、

ロイヤルファミリーのハウスチェック生地も任されておりましたので

後にはエリザベス女王のロイヤルワラントを所有し続けておりました。

 

そんな同社の展開するTWEEDには 『 ALSPORT 』というシリーズがありました。

本当にガッチリと密でヘビーなチェヴィオットツィードであり、

リアルなカントリーライフには欠かせぬ素晴らしいシリーズなのです。

ウエイトは500~900gまでに渡り

、スコッチツィードの本質を貫き続け人気を博しました。

 

 

また、エドワード8世(後のウインザー公)がまだ皇太子だった時代に

独特なチェック柄の生地を入手し仕立てて着用していた訳ですが、

後にその生地は氏の名を冠す事になります。

有名な PRINCE OF WALES CHECK ですね。氏の愛用されていた

多くのカントリースタイルは同社より調達されていた事が窺えます。

 

 

4hm

 

 

 

 

 

 

 

5hm

 

J&J MINNIS

 

1874年 James Egbert Minnisさんが設立、その後 John Minnisさんと

パートナーシップを結び J&J MINNIS となります。

1902年にはロンドンのサビルローに拠点を移し大いなる発展を遂げます。

同社は日本の市場へ初めてサビルローの服地を紹介したとされています。

 

やがて、1969年 JOHN G HARDY と J&J MINNIS は合併する事になりました。

この時より J&J MINNIS もロイヤルワラントを保有する事になります。

 

その後は 両社の名をとり 【 HARDY MINNIS 】の誕生となります。

 

 

 

 

 

 

6hm

 

HARDY MINNIS

 

長かったですね、、、お付き合い有難う御座いました。

長き歴史の中での移り変わりを追わなければ、

JOHN G HARDYは知っていても、HARDY MINNIS ⁉ となる訳です。

 

新しくなった同社は大人気で欠かせぬ ALSPORT(by. John G.Hardy)

は引き継がれ、展開され続けております。

その ALSPOTシリーズへ新たな展開を試みる事になります。

 

そもそも TWEED は紡毛糸(WOOLEN)で織り上げられ、

丈夫で野趣に富んだ生地です。

その世界観をそのままに、『TOWN TWEEDS』を新しく提案・展開したのです。

カントリーサイドでも勿論、都会の普段着としても

多彩なツィードの世界観を纏える服地です。

これらは 梳毛糸(WORSTED)の糸を使いますので小奇麗で

さっぱりとしたタッチとライトなウエイトで賄える為、

広い季節を網羅できる事が可能にもなります。

 

これら開発に携わっているのは人気と実績の高い

テキスタイルデザイナーであるNigel F. Hardy さんといい、

偶然なのか必然なのか 何と John G Hardyさんの子孫なのだそうです!

 

 

 

 

 

 

 

7hm

 

Worsted Alsport Ⅱ

 

女王陛下のロイヤルワラントが引き継がれていますね。

Alsport 2 ですよ、歴史あるJOHN G HARDYの世界観をそのままに

タウンユースでも楽しめるように開発されたシリーズです。

 

100% WOOL

370g

 

英国生地がお好きな方々にとり、このウエイトは

夏以外の3シーズン範疇となるでしょう。

とても新しいポジションを築き上げた訳ですが、同社の展開に同じく

英国のカントリースタイルに特化したマーチャントの

POTER & HARDING(1947~)では、『GLORIPUS TWELFTH』が

同じ価値観と内容で展開されていますね。

ですが、歴史的背景から見れば やはり JOHN G HARDYの粋を継ぐ

ALSPORT 無くしては語れないのです。

 

(現在 同メーカーは、Huddersfield Fine Worsteds社

という大きなグループに属しています。)

 

8hm

 

 

 

 

 

 

 

ふぅ、これでやっと当店のお勧め生地がいよいよ登場致します。

この ALSPORTⅡ より、魅力高き出物を仕入れる事が出来ました。

勿論バンチよりお選び頂いても良いのですが、

当店在庫の色柄が気に入って頂けるようでしたら

かなりお得にご提供可能で御座います!

 

 

9hm

 

 

10hm

 

 

11hm

 

 

12hm

 

 

13hm

 

ウーステッドですが、ツィードらしいMIXされた糸による複雑で奥深い色出し。

ベージュ系、カーキ調、そんな色味をグランドに、

赤系の暖色なウインドーペーン柄をのせています。

そのペーンは赤茶と朱赤、太さも違い 単純な窓枠柄に表情を加えております。

 

綾織りで確りと密に織られ、とても仕立て映えしそうです!

生地は地薄なのでポケットや背中にプリーツなどを畳んでも

嵩張らずスマートに出来る事でしょう。

 

 

 

 

 

 

14hm

 

長身で甘いマスク、ジミーの相性で人気を博した俳優ジェームズ・スチュアート氏。

ウインドーペーン柄のスポーツスーツが大変お似合いですね。

 

三つ揃いで仕立てればこんな感じでスマートに着こなしたいものです。

時代性もあり、とてもスポーティーエレガンスを感じさせてくれるスーツです。

 

 

 

 

 

 

15hm

 

三つ揃いで仕立て、バラしてそれぞれのアイテムを活かして着るも良し、

始めから ODD JACKET としてのご注文も喜んで承らせて頂きます。

 

仮に ODD WAISTCOAT を加えるのであれば、

こんなスカーレットの HUNT WAISTCOAT は如何でしょうか。

格子柄の色目にも合い、目を引くスカーレットはHUNT COATの色ですね。

カントリースタイルにはド真ん中で刺さるお勧めで御座います。

 

http://dittos.seesaa.net/article/482103137.html

【 ODD WAISTCOAT:HAINSWORTH 】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16hm

 

では次の生地に参りますのでご覧下さいませ。

 

 

17hm

 

 

18hm

 

 

19hm

 

個人的に私の大好きな織り地 TWO AND TWO です。

先の生地に同じくMIXな色糸で奥行きのある複雑な色味、グリーンを感じる色味です。

黄味のある緑に灰味を混ぜた様な色、セージグリーンは近いでしょうか。

ですが、カーキと言えばカーキ範疇、オリーブグリーンにも近いかも、、、

ツィード系はMIXされているので特に色味の表現が難しいですね。

 

ただ TWO&TWOの特徴としては濃い色糸と共に織り上げる事で

この独特な織り柄を出しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

20hm

 

エレガントなA.イーデン卿の着用する三つ揃いのスポーツスーツ。

TWO&TWOは正にこんな雰囲気です。

 

氏の着用される生地はTWEEDなので、これがもう少し大人しく

優しい表情で表現されるのがウーステッドで織られた ALSPORTⅡ となります。

 

 

 

 

 

 

 

21hm

 

私の好きなイラストの一枚、色柄はさておき

正にこんな感じで日常使いにと企画されたのが ALSPORTⅡ なのです!

イラストではそれなりの軽快さがドレープより感じさせてくれています。

 

 

 

 

 

 

22hm

 

こちらも ODD WAISTCOAT を合わせるなら 欠かせぬクラシックな

定番 タッターソールチェック がお勧めで御座います。

上着は無地範疇なため インナーになる

タッターソールチェックがとても映えるのです。

(by. Abraham Moon)

 

 

 

 

 

23hm

 

現在 一番揃うタッターソールチェックは W.Bill です!

皆様の配色センスで、お好みで如何様にも!

 

 

 

 

 

 

 

 

24hm

 

 

以上となります。

如何でしたでしょうか、今は暑くとも、いや暑い時期だからこそ

涼しい秋冬をイメージして仕込んで頂ければと思います。

 

秋冬になれば上のイラストの様に様々な重ね着や着こなしの幅が広がりますね!

 

 

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

今週も最後までお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。

 

 

 

 

 

 

 
Bespoke Tailor Dittos.