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Bespoke Tailor Dittos.

【 2024 / SPENCE BRYSON 】

2024.02.20生地に付いて

 

 

 

 

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ジェットコースターの様に乱高下する気温、まだ2月なのですが、、、。

店内は春夏用の生地に入れ替え、生地も雰囲気も軽快になりました。

 

 

 

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リネン×ウールの千鳥格子に、下はミディアムグレーのウールトロ、

インナーにはマドラスチェックで CHECK on CHECK!

春の陽気に誘われ、お出かけしたくなりますよね。

 

 

 

 

 

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かなり良い味が出てきており、クタッとなるまでもう少し!

もう暑さを感じる頃になれば コレが最も頼りになる存在です。

 

http://dittos.seesaa.net/article/488475454.html

【 BUSH JACKET⑤ 】

 

全3サイズ揃いますので、是非お気軽にご試着されてみて下さい。

お気に召して頂ければ そのままお持ち帰り出来るのは既製服の大いなるメリットです。

自分でこのBUSH JKを育てる事も楽しみの一つです!

 

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早速ですが、先にご連絡をさせて下さい。

 

当店 HOUSE STYLE ORDER 限定

恒例の ≪ 早期受注フェア ≫ 開催のご連絡で御座います。

 

2月19日(月) ~ 3月20日(水)

 

 

大変申し訳御座いません、告知が遅くなり 実は昨日よりのスタートで御座います。

信頼するご協力工場さんの企画であり、通常より少し多めに工期を頂く分

ささやかでは御座いますが お値引きをさせて頂くというフェアになります。

 

対象はスーツ、オーバーコート、ジャケット 等の重衣料が絡んだアイテムとなります。

それらガーメントは春夏用でも秋冬用でも構いません。

 

約一か月間の開催となりますので、早々に春夏用の狙いがある方々や、

当店へ初めて来られるご新規様まで是非この御機会を

有効利用して頂けましたら幸いで御座います。

 

尚、当店は完全予約制とさせて頂いており

せっかく来て下さったお客様方が重ならぬようにさせて頂いております。

お電話でも、HPよりのメールでも お気軽にご連絡くださいませ。

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

 

 

 

 

 

 

では本題に入ります。

 

 

 

また暑い夏が来るのでしょうか。

食にも季節による旬の食材があるように、

衣の世界でも同じく欠かせぬ食材が沢山御座います。

春夏という括りで見れば、≪ LINEN ≫ は絶対に外せぬ存在ですね。

 

 

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今週はパワーアップしてのリニューアルとなった

SPRNCE BRYSON をご紹介させて頂きます。

 

 

 

 

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ネームデザインが変わりましたね。

下部に小さく BY. ULSTER WEAVERS とありますが、

同社は1880年に創業されたミルであり、

美しい自然に囲まれた北アイルランドにあります。

ロイヤルワラントも持つ老舗織元であり、

リネンを主体にファニチャーからファッションまで幅広く織っています。

 

放熱効果が高くて涼しく、吸水性は綿の4倍、

絹の10倍もありつつ速乾性に優れています。

また、リネンは水に濡れると強度が増す為、

洗濯耐久性も綿の2倍はあるとの事。

そんな特性からもファニチャー製品や

ホーム・キッチン製品でも大変重宝されているのです。

 

 

リネンは麻という植物の一種に過ぎず、ラミーやジュートなど

区別される種類はとても多いのです。

更に 当たり前の事ではありますが =IRISH LINEN= というのは

アイルランドで生産されたリネンを指しますので、

この部分は大切な一つの付加価値であり、品質であり、

差別化されたリネンであるという事も頭の片隅に入れておいて下さい。

 

 

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今季から登場のNEW FACEよりご紹介致しましょう。

 

Lismore

 

Natural は色を指しており、これは染め無し・漂白無しの生リネンという事ですね。

同社不動の定番でありクラシックの顔たるは

Tropical というシリーズがあり、後ほど登場致します。

このTropicalは迫力や耐久性含め不朽の定番で最高のリネンながら、

湿度多き日本の真夏では少々ウエイトがありますので暑いです、、、、。

 

そんな方々にはお勧めなライト級が こちらLismoreとなります。

薄くて軽くなりますのでお気軽に IRISH LINEN を楽しんで頂ける事と思います。

 

 

 

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全7色展開されています。

定番色は抑えられていますので、やせ我慢の苦手な方はコチラがお勧めとなります!

雰囲気は定番Tropicalに同じく、

綺麗に引き揃えられた綺麗で細目な糸で密に織られています。

 

 

 

 

 

 

 

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次のシリーズです。

 

Kildare

 

C Orange、これはコーラル(珊瑚)オレンジであり

ピンクがかったオレンジ色となります。

とても発色が美しく リゾート地では映えるでしょう。

 

やや織り糸も太くザックリした印象、そして敢えて作り出された

気孔(隙間穴)は通気性を向上させてくれます。

Tropicalを基準に考えると、隙間な分⁉ 若干軽めとなります。

 

軽くてザックリした感じはアンコンJKなどのお仕立てにも向いているでしょう。

 

 

 

 

 

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綺麗な色が豊富でファッション性も高いですね。

絶妙な中間色も!

 

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きました、不動の定番。

クラシックなリネンスーチングといえば S.BRYSON:Tropical です。

 

リネン特有のハリコシに富み、きめ細かな肌艶よき顔立ち、、、、

織り上がったリネン地は木材でコンコンと叩かれてこの風合いを出しています。

とてつもなく古い機械であり、いつまで保てるのか心配でなりません。

 

IRISH LINEN を堪能したいのであれば、先ずはコチラから入門すべきです!

本当に仕立て映えします。

 

 

 

 

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Tropical : Col. Sand

サンドとの名称ながら これが所謂昔ながらの BUFF に値する色味ですね。

今風ではサンドベージュですかね!

 

本当に肌艶良く、Tropicalは美人さんなのです。

 

 

 

 

 

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圧巻の 23色展開。

見応えもあり、必ずやイメージに見合う色目が見つかる事でしょう。

このシリーズは色違いが欲しくなりますよ、、、、。

 

 

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きましたよ、パワータイプが、、、、。

Tyron

 

このシリーズは先に紹介した Kildare のお兄さん的存在です。

という事は、Tropicalの弟が Lismore となりますかね。

一番ウエイトがありますね、織り糸も太くてザックリ感が満載。

迫力満点で存在感はピカ一です。

 

 

実はですね、S.BRYSON社にとって

洋服地より大きな戦力がファニチャー部門なのです。

超高級ホテルやレストラン、豪華客船などのシーツやクロス類の類は

昔ながらに最高品質なIRISH LINENが牛耳っていました。

(リネンサプライ、耳にされた事があると思いますが呼称になる程という事です。)

 

その他 壁紙からソファー、ベッドカバーなどに使われる様な類に対しては

存在感と耐久性に優れた厚地のリネン、

そこにカテゴライズされた一つがTyroneでもありました。

 

(同社には更にヘビーウエイトもありますが、

基本はファニチャー用に織られた生地と成ります。)

 

もうこのウエイトと存在感は『暑い』などと気にする方は

そもそも相手にしていません。

むしろリネンの『らしさ』を堪能したい、もしくは定番Tropicalのお代わりに!

聞いた話ではお若い方の方が むしろ好まれているとか!

 

 

 

 

 

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Tyrone  Col. Mocha / Oatmeal

今期 既にBESPOKEでのご注文を頂戴しておりますTyrone君、

BESPOKEでは初めてのTyroneとなりますので、

対峙するのが今からとても楽しみです。

 

 

 

 

 

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ツブツブ・ザクザクでフレスコの様でもあります。

 

 

 

 

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全19色もあります。

真ん中のラベンダー色も素敵、敢えて霜降り感をだして

より涼しげ かつスポーティーな印象もありますね、とても綺麗です。

 

 

 

 

 

 

 

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これが今まで軽~中肉の定番でした。

Tropicalでは暑いと言われる方には こちら!

 

Glin

皆 揃って平織地が殆どなのですが、

このGlinのみ綾織りでありヘリンボーン柄なのです。

 

 

 

 

 

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ハイ、抹茶フラペチーノで御座います‼

和をも感じさせてくれる涼し気な色味、

ヘリンボーン柄が更にシャープな印象を与えてくれます。

 

 

 

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全7色展開となります。

 

ここまでが 所謂一般的なスーツやジャケットをお仕立て頂くシリーズとなります。

実際はヘビーからライトまでかなり幅広くある訳ですが、

次からのご紹介は シャツ地 としてご紹介させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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IRISH LINENは程好いハリコシが特徴でもあり魅力です。

その雰囲気やイメージをそのままに、

SHIRTING weight まで落とした軽量級のシリーズとなります。

 

Quintin

 

昨今、ファッションな世界では本当にシャツ(生地)ジャケットが作られ、

売られている世界なので、そういう意味ではシャツ地専用とは言い辛くなってしまいますが、、、

一般的にはシャツ地であり、ここまで薄いのですから透けます。

そして冒頭でのご説明した通り、汗を確りと吸い、

乾きは早く、かつ水洗い洗濯に強いときます!

 

このシリーズでドレスシャツを仕立ててみて下さい!

本当に気持ち良く、涼しく、『 IRISH LINENのシャツ 』を感じて頂けます。

多くのイタリア製シャツ地のリネンはとても柔らかく、

逆を言えば柔らかすぎてフワフワでもあります。

 

これが長所でもあり、短所でもありますので 皆様の価値観とお好み次第なのですが

タイを締める・締められるリネンシャツを御所望であれば絶対にお勧めで御座います。

 

 

 

 

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格子柄とソリッド、十分に当たり前で欲しい色柄が揃います。

ネイビーのIRISH LINENシャツ、これも絶対に格好良いでしょうね!

 

 

 

 

 

 

 

 

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最後のシリーズとなります。

 

Orkney

こちらはQuintinと比べ、更に軽くてかなりソフトです。

フワフワで柔らかく甘い織り、ラフなリネンでしたらコチラですね。

よりカジュアル感が強く、楽ちんで砕けた休日感がでます!

 

という事で、リネンのシャツをどの様に着られたいかにより

お選び頂くのが良いでしょう。

 

 

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・・・・・以上 IRISH LINEN WORLD でした。

 

SPENCE BRYSON社だけで、リネンだけでここまで揃うのは圧巻です。

例えばW.Billなどのマーチャントも S.BRYSON社のIRISH LINENを扱っていますが

それを軽々と超えるラインナップとなります。

 

そしてもう一つの大きなメリットは全て国内在庫であり、

既に買い付けられた原反より着分購入が出来る事なのです。

無駄に取り寄せ時間がかからない事、そして反仕入れ・大量仕入れによる

コストカットも見込め 私達には嬉しい事しかありません。

 

この春夏は、いえ この春夏もIRISH LINENと共に仲良く過ごしましょう。

 

H.S ODER限定ではありますが、フェア期間でもありますので

是非皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

 

 

 

今週も誠に有難う御座いました。

 

 

 

 

 

 

 

 
Bespoke Tailor Dittos.