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【 日本製の生地 】
2020.11.24 生地に付いて
皆様、こんにちは。 好天に恵まれた三連休は如何お過ごしでしたでしょうか。 恐縮ながら先ずはお詫びをさせて下さい。 先週の火曜日、予定通りのBLOG更新がされておりませんでした。 告知せずに休んだ事は このBLOGを始めてから初の事であり、 実は当店顧客様がご心配の連絡を下さり知る事となました。 お恥ずかしい話ですが、私が単純に勘違いをしていたのです、、、。 当店BLOGを毎週楽しみにして下さる方々に対し、誠に申し訳なく無駄なご心配まで お掛け致しまして 心よりのお詫びを申し上げます。 一日が、一週間が経つのが本当に早く、このご時世におき 忙しくさせて頂いている事には本当に感謝してもしきれません。 支えて下さる方々の為にも自分で掲げたルールは守らなければ成りません。 (油断していたとはいえ、無断欠勤してしまったのと同じ気持ちです、、、。) また心を引き締め、皆様にご興味頂ける様なBLOGを書いて参りますので どうか引き続き宜しくお願い申し上げます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ では、改めまして今週の話題に移りたいと思います。 今週のキーワードは【 MADE IN JAPAN 】です。 日本一の毛織物産地である『尾州産地』、皆様は耳にされた事があるでしょうか。 尾州産地は木曽川流域の豊かな自然環境に恵まれ、 昔から織物生産が盛んに行われてきた地域であり、 歴史を辿れば何と奈良時代まで遡るのだそうです。 その尾州で最も古い歴史を持つ毛織物メーカーの生地を御紹介させて頂きたいと思います。 【 中外国島株式会社 】 (近々にはKUNISHIMAと社名変更されるそうです。) ペリー来航の3年前となる嘉永3年(1850年)国島武右衛門さんにより創業されました。 私が大変お世話になっている英国:Taylor&Lodge社が1883年創業ですから、 更に古き歴史のあるミル(機屋:はたや=織元工場)なのです。 日本の技術力の高さは言わずとも皆様の知る所です。 国内は勿論、海外からの評価は頗る高く 欧州の誰もが知る様な超高級メゾン等の生地も織っています。 これは案外有名なお話ですよね。 (生地は紳士物に限らず、婦人物服地も織り上げます。) ミルは反物での単位がメインとなる商売となりますので、 国内での主な取り引き先は当然大手のアパレルメーカーや量販店、 チェーン展開されている様なイージーオーダー店などが主となります。 しかし、時代の流れと共に小ロット生産や、オリジナルファブリックを展開し 小規模なTAILOR等へも販路を広げつつあります。 当店におき 開店当時には国産生地を一部扱っていましたが、 早々に取り扱いを止める事になりました。 答えは単純です、、、ゼロでは無いものの、殆ど選ばれないからです。 また、国内ミルの腕が良いのは知っていながらも やはり洋装の歴史浅き日本人のミルが企画する色柄に関しても魅力を感じる事は少なく、 本当に素晴らしい生地は国産でも沢山ありますが インポートと同等レベルの価格帯になってきますので苦戦するのは明白です。 ですが、、、国内の様々なミルも本気を出してきておりますし、 自信をもって自分達を売りに走り出しております。 では、私が純粋に魅力を感じて仕入れた素晴らしい生地をご覧頂きましょう! 極ベーシックなネイビーのツイルです。 これは触らないと魅力が全く伝わらないのですが、、、 この美しき色味、陰影から見受けられる質の高さは見ればお分りの事と思います! 先ず 驚いて下さい(笑)。 私が興味を示さぬ高番手ものの生地なのですが、 これは何と SUPER 180という超極細原毛を使って織り上げられた生地なのです。 高番手のスーチングは繊細糸なので往々にしてウエイトも軽く、皺にもなる上に耐久性も低い。 艶やかで滑らかなタッチとは裏腹に、 実用的とは言い難いのが特徴であり 大変贅沢でもあります。 ですが、この生地の魅力は 真逆をつき、 天邪鬼でSUPER 180らしくない生地を念頭に作り上げたとの事です。 ● 超高番手にも関わらず、 梳毛(ウーステッド:一般的なサラッとしたスーチング)では無く、 紡毛(ウーレン:フランネルやツィード等の類)で太い糸に敢えて作り出し、 生地にボリューム感を持たせたのです。 これは言い換えると、新鮮で正に刺身で食べるべき鮮魚を 敢えて煮たり焼いたりと調理する事に近いでしょう! ● もちろん 経糸・緯糸共に双子使いで出来る限り高密度に織り上げています。 縦の安定感とは裏腹に、横方向へはエスコリアルの様なストレッチ性もあり 柔軟で動きやすさにも直結する事でしょう。 ● SUPER表記はあまり好きではありませんが、 カシミアをSUPER換算すると160~210になるそうです。 この180の極細原毛は、極上な一部のカシミア以外には負けぬ細さでもあり、 それはもう自ずと品のある艶が出て参りますし、肌触りは正にカシミアの様です、、、、。 ● ウエイトは 390g、秋冬地です。 スーツやジャケット、そして軽めなコートまで対応出来ます。 仕入れたこの色味は正に NAVY JACKETにお勧めしたく仕入れました。 個性的で魅力的な生地です。 織糸が太いので綾目も立体的ながら、大変綺麗で発色の良いネイビー 実は経糸にブラック系、緯糸にロイヤルネイビー系の色目で配色にしている事も特徴です。 こうすると 織地にメリハリと立体感が生まれ、色味に深さ(奥行)が出るのです。 素晴らしいダイヤゴナルですね! 天邪鬼が高番手もののデメリットを多分に克服しつつ、メリットの部分は残ります。 これは自信をもってお勧めさせて頂きたい生地です。 ・・・・・では、その他のコレクションを見てみましょう。 大判の豪勢なBOX入りです! 開けてみると、、、、見慣れませんね! これ、とても斬新です! 取り出すと、一つ一つのサンプルが大きな生地見本となっており 大変見やすくなっていますね! バンチブックでは生地を引きはがせませんので、 候補を独立してピックアップする事も出来ますし、 このサイズであれば身体に当ててのイメージもつかみやすいでしょう。 勿論生地の持つ感触や魅力はバンチブックの何倍も感じられます。 お客様ファーストな見せ方であり とても斬新で素晴らしいアイディアです。 (その分メーカーさん側はコストが掛かっている事になります。熱意の表れですね。) ソリッドだけでも豊富なカラーバリエーション! ブラックからチャコールグレー、ダークネイビーと共に絶妙なブルーグレー等も含まれます。 ソリッドだけでは無く、クラシックな格子などの織り柄も揃います。 ウインドーペーン柄を重ねないグレンチェック、渋くて良いですね、、、 お探しに成られている顧客様もおりますので こちら、お勧めで御座います! このBOXには SUPER 180のバリエーションと、 180以外のレベル高きコレクションが内蔵されております。 ・・・・・同社には 通常のバンチブック形態も御座います。 春夏地から3シーズン物が主体となる極ベーシックで定番的な生地達で御座います。 国産ミルの大いなるメリット、 これは国内ですから発注が早ければ明日には届きますので インポートと比べものに成らぬ速さがあります。 また、海外メーカーからであれば送料や手数料などと共に、 中間業者さんもいないのでミルと直接取引=その分リーズナブルとなりますから、 お値段に対し純粋な品質を手に入れる事が出来ると言えます。 質を見れば大変リーズナブルな事も大いなるメリットなコレクションです。 ・・・・・最後にこんな取り組みも御紹介致しましょう。 北海道と言えばジンギスカンが有名ですね! 大自然の中、羊たちは美味しいラム肉を育んでくれております。 その多くは主に食肉用として飼育されておりますので、 羊君たちの羊毛は何と殆どが捨てられていたそうです。 良い意味でここに着目し、何と純国産のTWEEDを作り出したそうです。 (企画の詳しくは写真を拡大されてみて下さい!) これはかなり凄い事だと思います。 やっと見本帳も出来た様なので、その内に届く事でしょう。 日本の羊飼いさん達の事も応援出来ます! ・・・・・以上となります。 同社はかなり古い旧型織機も丁寧にメンテナンスしながら使い続けつつ、 時には現行の織機も使いながら技術と機械を使い分け、 クライアントの為に最高のパフォーマンスを届けます。 例えば 国産のデニムなどは最早世界一の拘りを見せつけ 既に世界を圧巻しています。 国産の生地は灯台下暗し的な部分も否めませんでしたが、 今後の更なる発展も期待しつつ皆様にも是非ご覧頂けましたら幸いです。 良い物は良ですから 目の肥えられた皆様にもきっとご納得頂ける事と思います。 では、いよいよ11月も終わりが近付いて参りました。 何かと御多用の事とは思いますが、どうかご体調には十分にお気をつけ下さいませ。 どうも有難う御座いました。 また来週も宜しくお願い申し上げます。
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【 TWEED / SUPERFLEECE:4P-SUITS ⇒ ODD!? 】
2020.11.03 STYLE
本日は『文化の日』という事で国民の祝日となりますが、 皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。 そして今週の土曜日には立冬を迎え 暦の上ではいよいよ冬が始まる日となります。 2020年もあと約2か月です、気持ちははやるばかり、、、。 やはり TWEED は滾りますね~! 左の紳士はピンチバックのジャケットとフラットキャップが同じ生地で仕立てられています。 右の紳士はプラスフォワーズでの三つ揃い、足元はエプロンフロントダービー(Uチップ)、 1920年代から30年にカントリーシューズとして今の原型が完成したそうです。 さて、前回は 4P-TWEED SUITS を御紹介させて頂きました。 そんなカントリースーツ(スポーツスーツ)の類は、三つ揃いで仕立てておけば 様々に着こなしが楽しめると当BLOGでも書いて参りました。 今週は、その4Pを元に 様々な着こなしの例をご覧頂けましたら幸いです。 一応 生地の色味なども改めてご理解頂き、ご覧頂ければと思います。 ・・・・・ベースはブラウンとグリーンで交織にされたカーキであり、 マルーン×ネイビーでのウインドペーン柄が施されております。 ( 気付けば今回の写真ではバックスタイルが1枚も無かったので今一度! ) 前回 既にご覧頂きましたが、バックスタイルは背ベルトが付き 優雅なプリーツが機能として作用する仕様で仕立てられております。 これらのアクションプリーツ含めピンチバック等のバリエーションは多々御座いますが、 HUNTINGにFISHING、GOLF含め運動量確保が前提にも考えられておりますので、 当然 普段使いでの御着用でも大変動きやすいディテールとなります。 車やバイクなどの運転、そしてPCでのタイピング等も含め 腕を前に出す行為にも適する仕様と言えますね。 では、先ずはネクタイを締めず シャツさえ着ぬリラックスした着こなしと致しまして。 JOHN SMEDLEY のハイゲージニットを着用致しました。 パープル色の長袖であり、首元はスカーフでアクセント! 三つ揃いというと重厚過ぎると感じられる方もおられましょう。 ニット類でもハイゲージでサイズが身体に寄り添うサイジングであれば インナーとして十分に楽しめますし、むしろお勧めです。 タートルネックも鉄板ですね。 軽快でガラッと柔らかく、良い意味で砕けた印象になります。 また、更に軽快に着るのであればウエストコートは排除し、2P での御着用も勿論 アリです! スロートタブも外しておりスッキリとさせております。 首元は差し色としてのアクセント含め この様にネックウェアがあると 華やかさや装いとしてのバランスが全然変わって参ります。 シルク物であれば保温力は高いですし、エンドを垂らさず首元に IN しても良いですね。 イラストの様に夏場にはコットンやリネン系、暑い最中 汗止めにもなりますし、 汗を拭いても構いません。 洗濯すれば良いですから! 冬場はシルクやカシミアなど含め種類も豊富であり、 首元の保温含め 素敵な差し色をチョイスされて下さい。 首に直巻きしますので こちらも汚れたら洗えば良いのです。 (御自身で簡単に洗えますので店頭にてお尋ねくださいませ!) 足元は小奇麗にDOVER を合わせました。 Uチップの類はどこの靴屋さんでも作っていますが、カントリー出身にも関わらず 英国物は結構 綺麗目な顔立ちでまとめられている印象ですよね。 『 キミとの付き合いも優に20年越えだ! 』 そう考えると自分も随分と歳を重ねて参りました。 お次は軽めに崩して ウエストコート を変えてみましょう。 ODD WAISTCOAT はお持ちでしょうか。 これ等があると 装いの幅はかなり広がり、楽しめます。 目にも眩しいスカーレット、所謂ハンティングレッドです。 かつて英国では狩猟を行う権利は全て王室に帰属しており、 狩猟に参加する時はスカーレット色の制服を着用していました。 その伝統は乗馬用コート含め今にも受け継がれていますね。 英国スタイルを贔屓な御方には欠かせぬアイテムではないでしょうか。 私のHUNT WAISTCOAT(SCARLET)は二代目となります。 (あらっ、、焦っていたのか写真を見て気付きましたが、 アルバートチェーンが第5ホールに掛けられていますね。 専用チェーンホールを開けない場合、フロント6釦スタイルでは 第4ホールが私にとってBESTです。) 当BLOGでも 沢山御紹介させて頂いてきました POSTBOY WAISTCOAT。 このマスタードは私にとっても鉄板です。 http://dittos.seesaa.net/article/450128554.html 【 POSTBOY WAISTCOAT② 】 因みにWCだけでは無く、このダイヤ柄のTWEED JACKETも最高ですね。 MARLING & EVANS のTWEEDで正に同じ生地が御座いますので是非! http://dittos.seesaa.net/article/444627343.html 【 H.S. S様のTWEED SUITS 】 シャツは CARLO RIVA:INDIGO TELA、 これ一押しなのですが前回のフェアでは無かったので次回は是非にとリクエスト済みです! 仕様は釦ダウンカラーにしており、カシミア×レーヨンのスカーフでノータイにて。 マスタードのPOSTBOY WAISTCOATに、グレーフランネルのトラウザース。 このトラウザースはODDですが、SUITSで仕立てておけば 今回のスーツに同じくバラしての御着用も出来ますね。 4PスーツはODD JKとしての使用ですが、FLAT CAPを被れば2Pですね。 カントリーな装いには欠かせぬ TRICKER’S です。 グレインレザーのフルブローグはコンビで! グローブは以前BESPOKE で誂えた CAPPINCHO(カピパラ)の革、 お客様への見本を兼ね 実験的にステッチは配色でオレンジにしてみたグローブと共に。 あまり見えませんが、、、そんな配色もこんなコンビとの靴には正に相性抜群ですね。 スーツに限らず、お手持ちの愛用品に合せたイメージで 小物を増やす楽しさもご堪能下さいませ。 http://dittos.seesaa.net/article/440640193.html 【 BESPOKE GLOVES 受注会 】 ツィードを筆頭にスポーツスーツの類では、プラスフォワーズは欠かせぬ存在であり 写真の様にGOLFにも当然重宝されていました。 この写真、良くご覧下さいませ! 左から3番目の紳士、上着のラペルを閉じ 首元はスロートタブで留めての御着用です。 説得力ありますよね、リアルガチなディテールなのです。 皆様揃って天衣の広きFLAT CAPが素敵です。 日本ではハンチングとの呼称が一般的ですが、LOCK&COやBATESでもワンピースの天井物は FLAT CAPであり、形が既にそうですが 名の如くフラットに潰れるからでしょうかね。 保管にも場所を取らずに最高ですよ! ( 当店では、FLAT CAP単品でも喜んで御注文を受け賜っております。 生地値により価格が変わりますが、始値である20,000円+TAXで御注文頂ける 沢山の端切れの御用意もしております。 カシミアからツィード、コーデュロイ、ヴィンテージ、 春夏物から秋冬物まで様々ですので是非お気軽にお声掛け下さいませ。) http://dittos.seesaa.net/article/428951218.html 【 FLAT CAP 】 では、原型の4Pに対し トラウザースを変えてみました。 このODD TROUSERSはご覧の通りプラスフォワーズであり、 色はプラム(濃い赤紫色)のコーデュロイです。 コーデュロイと言えばBRISBANE MOSSですね。 コットンが故に汚れれば水洗いも出来ますし、ODDとしては欠かせぬ存在です。 雨でも雪でも気兼ねなくご利用頂けますし、ツィードとの相性の良さは言うまでもありません。 1本仕立てれば必ず違う色も欲しくなる筈です。 パープルのギンガムチェックシャツにウールシャリーのバーガンディー・タイ、 ウールのアーガイルソックスも勿論パープルです。 ツィードはフラットキャップ合わせて3P使いですね。 このTWEED(SUPERFLEECE)を仕立てる際、トラウザースは +4と迷った挙句 このプラム色の +4 が手持ちにあったのでレギュラースタイルのトラウザースにしました。 このTWEEDの配色と滅茶苦茶に合いますからね! プラスフォワーズと言えばGOLF、GOLFと言えば J.M.WESTON パターンオーダーでは細かなサイズ対応をしてくれるので私もお世話になれます。 やはり好きなグレインレザーを選びキルト付きに! キルトはもともと砂や小石などが入らない様にする為のパーツであり、 特にゴルフシューズでは良く見受けられる事と思います。 このキルトに控えめなアクセントとして 同系色で同じくグレインレザーでのコンビにしてみました。 プラスフォワーズ + キルト付きエプロンフロントのダービーシューズ、 ずっとやりたかったので このGOLFで成就です。 次は軽くインナー(WC)を変えてみました。 これも欠かせぬアイテムですね! フェアアイル柄のニットベストです。 VINTAGEですが、手持ちが何枚もありますので コーデの色味などでチョイス致します。 手持ちは全て古着ですが、 現行品と比べればサイズバランスとクオリティーが全然違います。 この愛着ある欠かぬアイテムも以前には Jamieso’sに別注を試みましたが、 私の求める品質は現行では対応不可との事でした、、、。 良い品物(手間のかかる高品質)はどんどん手に入らなくなっており、寂しい限りです。 ゴルフクラブでの一コマでしょうか。 ニットと言えば、英国贔屓な皆様にも欠かせぬ シェットランドセーター があります。 色味も豊富で何色かはワードローブに入れておきたくなります。 ニットの製法にも色々御座いまして、仮に手編みが最高とするなら そのあるべき姿に沿って作られる程に着心地も良く風合いも増します。 右側の紳士は 正にキルト付きの靴を履かれていますね! ネイビーのシェットランドセーターにて。 品質も然る事ながら、サイジングはとても重要です。 『 キミとの付き合いも20年超えるよね!』 昨今のニット類はとにかくサイズバランスがデカい!! 今度はかなりポップで大きめなライトブルーのギンガムチェックシャツに、 ブルーとは反対色であるイエロー系の映えるキジさんのモチーフタイ。 トラウザースが TWEED(SUPERFLEECE)となります。 足元はTRICKER’Sのダービーブーツで! またグレインレザーですね、、、こう見てくると本当に好きなんでしょうね。 汚れにも傷にも雨にも強く、 カントリーなテイストには欠かせぬレザーであるという事です。 ・・・・・皆様、、、私はこのまま紅葉狩りへ行って参ります(笑)。 このキルティングジャケットも20年以上の付き合いであり、 一時はかなり流行ったLAVENHAMではなく BARBOURなのがミソです! 内側裾部にファスナー付きの小物入れがもともとありますが、 胸部には無かったので自分で拘りの二重式内ポケットを作って縫い付けました。 若かりし頃、初めての英国旅行の際に持参する予定で上記内ポケットを! スリ防止を兼ねて素晴らしき性能ながら、簡易に盗難出来ぬという事は 私自身も出し入れが面倒という事になりました(笑)。 懐かしい思い出です。 コルク色のペッカリーグローブ、ブリッグの傘、コテコテで楽し~~っ!! FLAT CAPとTROUSERS でTWEED(SUPERFLEECE)は2P使いとなります。 ・・・・・取りあえず以上で御座います、如何でしたでしょうか。 少しでも楽しんで頂けましたら幸いで御座います。 しかし、短時間で何通りも着替えて、、、、暑かったです(笑)。 今回のコーディネイトはほんの一例であり、いくらでも考えられますよね。 私がお伝えしたかったのは、3Pや4Pなど 揃えて誂えておけば装いの幅は相当広がり、 そのお気に入りな一着を何倍にも増幅して楽しめ 愛用出来るという事です。 シャツやニット類は勿論の事、テーラードアイテムとしては ODD WAISTCOATやODD TROUSERSを増やし充実させる事は とても素晴らしい事でありメリット尽くしです! コーディネイトの広がりだけでは無く、スーツはどうしても下物からダメージが来ます。 スーツを崩し たまにODD TROUSERSで着こなす事により、 組下トラウザースの休憩=延命にも繋がるのです。 折角誂えた相棒達と少しでも長く付き合えるようにしてあげる事も愛情です。 皆様、どうか素敵な生地と巡り合い、惚れこめるスーツを御誂え下さいませ。 そして着る事により育てつつ、長きに渡り愛情を注いであげて下さい。 それには質の高い仕立てが必要だからこその誂えです。 欲しい服を探すのではなく、生み出すのがTAILORであり 誂えです。 BLOGでは未紹介の素晴らしいTWEEDも含め、 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。 では、今週も最後までお付き合い頂きまして誠に有難う御座いました。 ・・・・・毎週楽しみにお待ち下さる方々におかれましては大変申し訳御座いません。 来週もう一度 BLOG更新のお休みを頂きたく、お願い申し上げます。 今でなければ成らぬ仕事がかなり重なっておりまして恐縮な限りです。 次回の更新は、11月17日(火)となりますので どうか引き続き宜しくお願い申し上げます。
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