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生地に付いて

Bespoke Tailor Dittos.
  • 【 10th ANNIVERSARY CLOTHS 】

    2019.01.15 Bespoke Tailor Dittos. 生地に付いて

    【 10th ANNIVERSARY CLOTHS 】

        寒風の候、皆様におかれましては ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 既にお正月ムードもぬけ、皆様におかれましても普段の生活に戻られた頃ではないでしょうか。     さて、実は2019年である今年の秋 いよいよ当店もお陰様で10周年を迎える事になります。 本年は10周年YEARとなりますので、当店におきましては記念すべき年でもあります。 これも偏に皆様に支えられ、応援して頂いたからこそ辿りつけた10年目です。 本当に心より感謝致しております。   10年前といえばリーマンショックの直後でもあり、 市場が混乱をきたす中での船出となりました。 月日が経つのは本当に早いものです。     今年も色々と皆様にお伝えしたい事が御座います。 しかし、先ずは10周年を迎えます。感謝の気持ちと共に、記念も含めて 当店オリジナル スーチングを御用意させて頂きました。   この10周年YEARを迎えた年始めのBLOGにて、早速御紹介させて頂きたいと思います。         ・・・・・そもそもオリジナルの生地を作るにあたり、 その趣旨を簡単に御説明させて頂きます。   【 良い生地 】 皆様におかれましては、 何が、どんな生地が良い生地という基準になるでしょうか。 幾つか例を挙げれば、「確りとして丈夫な生地」「軽くて光沢感のある生地」「皺になり辛い生地」「肌触りが最高のとろける様な生地」、、、、 これらは「良い」に対する皆様の様々な価値観によるものであり 一概に定義出来るものではありません。   英・伊含め、様々な生地メーカーさんにはテキスタイルデザイナーが生地の 企画・デザインを行っております。 当たり前の事ですが、こういった方々はTAILORではありませんので、洋服は仕立てられませんね。 切って、縫って、コテを当て 生地と対話をしながら着心地良き立体的な洋服を仕立てるのがTAILORの仕事です。 では、日々洋服を仕立てているTAILORが、仕立て職人の立場で想う『良い生地』とは!? それを具現化したものが当店のオリジナル生地となります。     ● 何よりも私達が好む生地とは 『仕立て映え』 のする生地です! 仕立て映えのする生地とは、打ち込みが密に織り上げられ、 クセ取り含め 私達の施す技術を確りと受けとってくれる生地です。   ● ウエイトは着用シーズンの一番長い 3シーズン用に定め、 夏以外はいつでも快適に過ごす事が出来ます。 生地も薄過ぎず、厚過ぎず、一番仕立てやすきウエイトとも言えます。   ● 原毛は ウールの中で最高品質でもある『 LUMB’S GOLDEN BALE 』に拘ります。 当店のBLOGでも頻繁に登場しておりますね。 最早この最高たる原毛を使用出来るのは、 英国:Taylor & Lodge 社のみと成ってしまいました。       確かにG.BALEは希少価値性も高く、お値段もそれなりに伴います。 故に織り上げる量を増やす事でコストを下げつつ、皆様への感謝の気持ちを込め 当店の利益率も下げさせて頂いた設定を致しております。 されど 決してお安いと言える訳ではありません。 しかし、このグレードの生地たる価格ステージで無い事は必ずや御理解頂ける事と思います。     最高の生地を、最高の仕立てで誂える。 クラシックなスーツは皆様の人生に寄り添い、長きに渡りお供させて頂きます。 http://dittos.seesaa.net/article/369343341.html http://dittos.seesaa.net/article/369975398.html ( ↑ オリジナルの5周年記念生地 GOLDEN BALE ①② )     ハッキリ言いまして、スーツを着用するだけなら既製服でも十分であり、 誂える必要などありません。 生地もGOLDEN BALE である必要すら御座いません。   しかし、纏えば必ず分かります。 圧倒的な説得力を持って寄り添い、語りかけてくれます。   装いの持つ力や充実感と共に、最高の自己満足をご堪能頂けましたら何よりの幸いに思います。               先ずは今週ご紹介させて頂く3種となります。 生地も愛情込めて丁寧に、綺麗に巻いています! 性格が出ますね、、、。 もう生地巻きをしているだけでシットリとした肌触りやドレープ味溢れるその生地感は、スーツになった時の素晴らしきその姿を彷彿させてくれます。   本当に気持ちが良いです、もう可愛くて仕方がありません!   拘りのオーナーシェフは食材である野菜まで育てたりする方もおりますね。 やはり拘ると 仕立て職人も食材にまで手を出してしまうのは同じです。 何が美味しいのかを一番知っているのです。そしてその食材を生かす最高の調理法さえも! オリジナルですから食材を捌く手にも自ずと愛情が加わります。             多くの生地メーカーでも使われなくなってしまった【 Hanging Seal 】です。 T&L社へ有れば付けてほしい旨をリクエスト致しましたが、現在では使用されておらず もう残りあるだけとの事でした。 その最終在庫を一緒に送ってくれました! (ですが、流石にG.BALE用は在庫無しとの事でした。)   槍みたいな突起を生地に差し 取り付けます。 ある意味 未使用品は貴重です! こちら、お仕立て下さったご希望者様にはマニアックですが プレゼントさせて頂きます。 (頂いた在庫数限りとなります。)             昨年の後半には、同社の VINTAGE GOLDEN BALE との御縁がありました。 この極上品質でNAVY系の無地がある事自体 とても信じられません。最早奇跡的な出会いとも言えるでしょう。(在庫切れもありますが、まだまだ御用意が御座います。) http://dittos.seesaa.net/article/462576555.html ( VINTAGE Taylor & Lodge )   その当時に使用されていた大変貴重な 同社の織りネーム です。 当時のネームは この様に連なって織られ、一枚ごとに切って使用します。     金糸の奏でるあからさまなゴージャス感と共に、栄誉あるG.BALEのメダルをそのままデザインされています。 かなり様々な同社のネームを見て参りましたが、流石にこれは初めて見ました。   今回の 10周年記念生地のネームはこれをモチーフにしますよ!!               当店10周年記念生地の織りネームです。 今では一枚一枚既にカットされ、その裁ち端は既に折り曲げられていますので直ぐに使用できます。 こんなところにも時代に伴う進化が見受けられるのです。   T&L社の社長は当時と変わられています。 現社長もこのVINTAGE NAMEは初めて見たそうです! 上手くまとめて頂きました。 もうネームだけで高まってしまいます(笑)。   今回の記念生地は 計4種 の企画です。 その内 1種は春夏用のスーチングになりますので、織り上がりはもう少し先になります。   先だって 3種が昨年末に届き、温めておりましたので 年が明け、晴れてこの度の御紹介となります。               紳士のビジネススーツは基本 ネイビーかグレーです。 私はネイビーも好きですが、どちらかと言えばグレー派です。     今回の主要3種は、全てモノトーンでまとめてあります。 ネイビー系は先にも触れました VINTAGE T&L:G.BALE が充実しておりますので、そちらに任せます。 http://dittos.seesaa.net/article/462576555.html               この生地は PIN HEAD STRIPE と言うそうです。 初めて見る御方も多いのではないでしょうか。 これはあるVINTAGE SUITINGが正にこの織り地であり、 一瞬にして一目惚れしてしまいました。   PIN HEAD はクラシックなスーチングとして今でも定番種に君臨し続けております。 綾織地であり、織り柄には方向性も伴います。   その方向性をヘリンボーン柄の様に定めた幅で柄の向きを変える事により、 縞状の織り柄を生み出します。   大変独特の表情があり、薄らと見える縞柄はシャープな印象を与えてくれます。 昔の生地は本当に多岐に渡り バリエーションが信じられぬ程に豊富でした。 こういった手間の掛かる個性的な生地もどんどん廃盤になってしまい、画一化が進んでいます。   しかし、創業1883年の超老舗である同社には全てのノウハウが御座います。 サンプルを見せれば「これねっ!」といった具合であり、オリジナルでの発注であれば何でも具現化出来るのは流石です。               遠目にはミディアムグレーの無地に見える様 溶け込みます。 手前味噌ながら、これは本当に素晴らしい 素敵な生地です。   一目惚れした子です。 自分用も既に確保済みです(笑)。               縞柄による縞の流れ、独特なシャープさが見てとれる事と思います。           緯糸を解いた裁ち端です。 ケバケバした糸の羅列は経糸です。 定めた幅により経糸色を変えており、それがこの写真の様に交互の縞柄として見えますね。 これらグレー系の経糸に対し、緯糸は黒の糸で引き締め 柄を表現します。               グレー系のスーツ、魅力的ですよね。 ダーク色のタイと黒靴で引き締め、よりスーツの色柄が映えます。   この生地は洋服に、スーツになった姿を早くお見せしたいところです。 ご期待下さいませ!               ・・・・・次に参りましょう。     ストイックな黒無地、これも紳士の装いには欠かせぬ色、欠かせぬ生地です。 光の陰影は原毛の良さを表しております。   こちらは一応 DOESKIN と成ります。 本来ドスキンはやや起毛だった表情で、鹿皮からの由来でそう名付けられています。 この生地は起毛されておらず、とてもマットな表情なので織りによる光沢感などありません。 ですが、原毛の良さは関係なく この様なオーラを放ち存在を示すのです。                   バラシアっぽさも多少ありますが、少し違うようです。 T&L社がドスキンと呼ぶので、ドスキンで! 実はこの生地にもモデルがあります。   名門 H.Lesser のVINTAGEで、MIDONAIGHT BLUE の同種・同織の生地がありました。 なんてエレガントで美しき生地であった事でしょう。 勿論この生地は既に廃盤となっております。 http://dittos.seesaa.net/article/453732158.html (当店在庫もお陰様により品切れとなります。)   これが忘れられず、、、BLACKで復活させる事にしました。 こんなにも正統的で素晴らしきブラックの生地まで廃盤にしてしまうのは 本当に勿体無い事です。             しかし、本当にズバリで復刻できるT&L社も素晴らしいミルです。             ・・・・・フォーマルのブラック   DAY FORMALでの モーニングコートやディレクターズスーツ。       EVENING FORMAL として、ホワイトタイやブラックタイのスタイル。   この生地はどちらでもお仕立て頂けます。 正にフォーマル用のブラック生地です。   良い黒生地がある時に お仕立てされてみては如何でしょうか。           全てモノトーン、こんなにも格好良くエレガントにブラックスーツを 着こなす爺さんになりたいです。 本当に渋くて、、、なんて格好良いのでしょう。 正統的なフォーマル地であるこの生地で、皆様にも欠かせぬ『 ブラックスーツ 』を誂えておくのは正しき選択であり ご判断で御座います。 心底お勧めさせて頂きます。     吸い込まれそうな深きブラック、是非御自身の目で その品のある説得力をお感じ下さいませ。                 最後の3種目、こちらはクラシックな BIRD’S EYE となります。       実は5周年の時にも作りましたので、2度目となります。 とても人気が高く、この独特な表情のある顔立ちは私も大好きな生地種です。   私の数少なき手持ちのワードローブ内で、グレーのバーズアイは2着も!         前回と全く同じという訳ではありません! 今回は更に打ち込みを密にしつつ、バーズアイたるセンターの黒目も確りと表現しつつ、この生地種のみ 360g 御座います。     3種の内、これだけ3シーズンというよりは秋冬地に近いと言えます。 ただし、英国生地好きの方々におかれましては、このウエイトでも俄然3シーズンという御認識の方も多い事でしょう。   これは鉄板です!         ドレープが本当に綺麗に表現されます。 バーズアイはやはりグレーに限りますよね。             この生地がバーズアイという訳でもありませんが、クラシックなグレーのスーツを こんなにもサラリと普通で自然に、エレガントに着こなす氏の様になりたいです。   惚れ惚れ致します!             ・・・・・如何でしたでしょうか。 ご注文は、HOUSE STYLE ORDER でも BESPOKE でも どちらでも大歓迎で御座います。 各それぞれのステージにおける最高を目指し、お仕立てさせて頂きます。   今回は一種、一反以上あります。お腹一杯です(笑)! それだけ量を増やしてでもコストを抑えました。   原材料費含め、高騰し続ける生地ではありますが、 5年前とほぼ変わらぬお値段でご提供させて頂きます。   かなりの在庫量ですが、、、、良いものは良いのです。 長い目で見て、大切に取り扱って参ります。   皆様、どうかお気軽にご覧になりにいらして下さいませ。 写真では伝わらぬ生地達の個性を、魅力を存分に感じて頂けましたら幸いです。               ・・・・・H.S ORDERにおける、工場さんのお得なキャンペーン企画の御紹介です。   1月21日(月)~2月21日(月)までの期間におきまして、ご協力工場さんの 【早期受注キャンペーン】を行います。   ( HOUSE STYLE ORDER 限定となります。 )   この期間内でのご注文におきまして レギュラーでのご注文か、キャンペーンでのご注文かを御選択頂きます。 (今すぐのご注文でも、キャンペーン受注分としてお受け出来ます。)   キャンペーン企画では、お仕立てにかかる工期を余分に頂戴する代わりに ささやかながらお値引きをさせて頂きます。   注文内容は春夏物でも、秋冬物でも構いません。 2P・3P-SUITS / JACKET / COAT が対象となります。 ( ODD WC、ODD TRの単品アイテムは対象外となります。 )   まだまだ寒き日は続きますが、この機会を是非有効利用して頂けましたら幸いです。           ・・・・・リスタートしたばかりのBLOG更新では御座いますが、 来週の更新はお休みを頂戴させて頂きます。   年始早々より お客様にお越し頂き光栄な限りです。 多くの御新規様にも光栄なる御縁を頂戴し こんなに嬉しい事はありません。 同時に、本業の充実と共に、年が明ければ確定申告や幾つかの本業以外の業務を抱える中、どうしてもBLOGが真っ先に犠牲になります事をお詫び申し上げます。   次回の更新は、1月29日(火)を予定しております。   今年もお伝えしたい事は山ほど御座います。 出来る限り頑張って更新致しますので、どうか本年も宜しくお願い致します。           では、皆様 どうか本年も宜しくお願い申し上げます。 皆様とお会い出来る日を楽しみにしております。   まだまだ寒い日は続きそうです。どうかご自愛下さいませ。   どうも有難う御座いました。                

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  • 【 VINTAGE Taylor & Lodge 】

    2018.11.06 Bespoke Tailor Dittos. 生地に付いて

    【 VINTAGE  Taylor & Lodge 】

        皆様 こんにちは。 11月に入り、肌寒さも感じられる様になって参りました。   そろそろオーバーコートの仕込みにも良い時期です。   当店 HOUSE STYLE ORDER では、年内納めを逆算いたしますと そろそろご注文を入れて頂かなければ成らない時期となって参りました。   寒き年末年始こそ御挨拶含め、お出掛けの機会も多い事と思います。 素敵なコート地たちと共に 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。               ため息も出てしまう程にエレガントな英国紳士の筆頭たるお一人です。   ダークな三つ揃いのスーツに身を包み、足元はブラックのオックスフォードシューズ。 クラシックで正に飾り気無いそのダークスーツは、英国生地らしき確りした打ち込みと、 仕立ての良さが融合が垣間見られる素晴らしくエレガントなスーツです。   それを自然にサラリと着こなす様は簡単に真似出来るものではありません。   正しきクラシックなスーツ、ゴージラインの位置一つとってもリアルとエレガンスが滲み出るものです。           変わりゆく時代において、様々な効率化が進んでしまう事は仕方のない事なのかも知れません。 物作りにおいて、一昔前の様に手間暇かけて 職人さん方のプライドと経験、 熱意のこもった物作り、、、時代が進むにつれ どんどん手に入らなくなっています。   そう言う意味でも古き良き時代に想いを馳せる方々は少なくないでしょう。 目が肥え、価値の分かる方々を唸らせるような品物は ある意味ヴィンテージや アンティークの世界へ目を向けざるを得ぬ側面も御座いましょう。             当店のBLOGにおきまして、随分と VINTAGE MOXON の生地を御紹介させて頂きました。 まぎれも無き本物、名声を得るに相応しい素晴らしきその生地達が 手に入る機会を得た事は どれだけ幸運だったと言えるでしょうか。   http://dittos.seesaa.net/article/452864090.html ( VINTAGE MOXON ) http://dittos.seesaa.net/article/452864090.html ( VINTAGE MOXON② ) http://dittos.seesaa.net/article/453386393.html ( VINTAGE MOXON③ )   洋服好きな方々より、HOUSE STYLEでも、BESPOKEでも 本当に沢山の光栄なるご注文を頂戴し、そのステージにおける最高の仕立てを持ってお応えさせて頂いております。 (上記リンクの生地も、一部はまだ少量ながら在庫が御座います。)   1970年代の後半から80年代の初頭にかけて織り上げられたとされる 当時の最高級品です。 流石はMOXONと納得の素晴らしい生地達です。 しかし、MOXON だけが素晴らしい生地を織っていた訳ではありませんね。   満を持して、いよいよ御紹介させて頂きます。           VINTAGE   Taylor & Lodge     歴史のあるブランドは、時代においてそのロゴ含め ブランドネームを変えたりしますね。 それは古着の世界においても、製造された年代を定める上で大変貴重な情報源となります。   また、織りネーム自体の技術的進歩もありますし、単にデザインを取ってみても 洗礼された最近のデザインより、昔のデザインの方は味わい深きものが多い事も事実です。       私も初めて目にした 古き T&L のネーム です。   当時も最高の原毛を使い、素晴らし生地を織りあげて参りました。 既に当BLOGの読者様は GOLDEN BALE をご存知の事ともいますが、簡単に申し上げれば最高の原毛に対し、GOLDEN BALEという栄誉ある賞が与えられます。 その最高たる原毛は、MOXONしかり、T&Lしかり、限られた四社のミルにしか扱う事が出来ませんでした。 (現在は T&L の一社のみとなっております。)       その名誉ある賞のメダルそのままダイレクトにデザイン! あからさまにアピールされる GOLDEN BALEの大きな文字も、 枠と同じく金ピカの正にGOLDであしらい 否応にも目を惹きます。 逆に清々しい程にストレートですね。   当時の特徴としては そんな最高たる原毛に対し、更に カシミアやビキューナ、ミンクやセーブル等の超高級で希少種の獣毛をブレンドしたりして差別化を図ったりもしていたようです。   そのOLD NAMEにも、VICUNA、SABLE の文字が確りと書かれています。   http://dittos.seesaa.net/article/451681604.html ( SABLEに関しましては、上記ページに詳しく記載しております。)     また、SUPER 100’S これがまた良いのです! これは原毛の細さを示し、今では200越えも普通に御座います。 高番手の生地は それにしか出せぬ魅力と良さはありますが、デリケートでもあり、皺に成り易く、実用的で無い事は否めません。 当時はそんなに細く紡績する技術もありませんし、既に100レベルは当時として謳う程に高度・高級なアピールにもなっています。 スーパー表記で考えれば、100~120で十分であり、その位が一番バランス良いとも言えます。 そんな所もお勧めなポイントなのです。             現行でも使用されている TAYLOR & LODGE:GOLDENBALE の生地ネームです。 高貴なパープルがそのイメージカラーになっております。               こちらはOLD NAME ですね。 左のNAMEをご覧下さい。1983年は同社の100周年ですね! 途方もない老舗です。 このネーム含め、80年代初期に生地と共に織られていた事でしょう。             では、随分と引っ張ってしまいましたが、、、是非ご覧くださいませ。     何やらジャラジャラとラベルが付いていますね。 【 Hanging Seal 】と言います。 当時の高級マートャント(ドーメルやスキャバルなど)が高級感と差別化を図るべく始めたそうであり、それを追って著名なミルも付ける様になりました。 これら反物ですが、スーツ一着分で約3mと致しますと 必ず一つはそのシールが着分生地に付くよう配分され 付けられています。 昨今では経費削減なのか、、、多くのミルなどでも付けられなくなってしまいました。 こんな所もVINTAGEならではですね。           当時のVINTAGEの類の中で、先ずベーシックな無地系があるだけでも希少性は高いのです。 言い換えればVINTAGEは売れ残りとも、、、。   そんな中、正にベーシックなネイビー系が!? しかも GOLDEN BALE ですよ!! どれだけレアな生地なのか皆様には伝わりにくいでしょうが、本当に貴重で凄いお宝なのです。       GOLDEN BALE SUPER 100’S & VICUNA & CASHMERE   330g   ウエイトも 軽過ぎず、重過ぎず、着用期間はとても広くて 一番仕立てやすいウエイトでもあります。         ど真ん中のネイビー地、コレだけ見ると分かり辛いのですが 例えばダークネイビーなどと比べると青味を確りと感じる事の出来る 正に紺色と言えます。 品のあるその顔立ちには、うっすらとシャドーストライプが織り込まれているのです。             VICUNAもCASHMEREも、スパイス程度の混率ながら そのスパイスだけで これだけの味わいが加わります。 VNTAGE MOXON同様に、金糸でピカピカにアピールされたミミが当時を思わせます。   そんなラグジュアリーな獣毛ですが、スパイス程度ですから手入れ含め 気にするレベルではありません。 高番手でも無く、単に最高のウールで織り上げられたスーチングです。   ただし、ゆっくりと低速で織り上げられ、丁寧にFINISHING(仕上げ工程)されたその風合いは格別なもの、、、オタク心をくすぐる、いやっ、ズバっと突き刺すような魅力を兼ね備えております。           こういう生地は至ってシンプルなデザインで仕立てるべきです。 飾り立てもいりません、素材の良さを、特徴を存分に味わうのです。 仕立て上がれば単にネイビーのスーツです。 それで良いのです。それが良いのです。 BESPOKE でお仕立てさせて頂きました 素敵なお二方をご覧下さいませ。           ( この生地は、残りが イレギュラーな保留:1着分のみとなっております。 )               次の生地で御座います。     こちらも GOLDEN BALE で御座いますが、ラグジュアリー獣毛を特にブレンドせず 表記的には WOOL : 100% となります。 そのウール自体が G.BALE ですから極上品です!   LONDON SHRUNK にてFINISHINGを行われています。 これも今となっては付加価値になっていますね。   こういったプリント自体も今では見られません。 先のジャラジャラ付いていた ハンギングシール と共に、やはりVINTAGEらしい部分です。           GOLDEN BALE SUPER 100’S   360g   やはり青味を確りと感じられる ネイビーらしいネイビーです。 正にソリッドの ウーステッドフランネル で御座います。   こんな生地が売れ残りと言えるでしょうか、、、。   この生地も本当に素晴らしく、高級なビロードの様です。 裁断前に『地のし』していても、裏側でもこんなに綺麗なのかと思ったくらいです。   残量全てを即決で購入しましたが、残念ながら既に完売してしまいました。 この生地を目の前に、見て、触ってしまったら、、、、 忘れられぬ存在感と気品のあるオーラにやられてしまうでしょう。   記録の為にもUPしましたが、もう御座いませんので御紹介も控えめに、、、。 VINTAGEとの出会いは縁でもあります。 私も、そして顧客様も、目の前にある時に 惹かれる何かを感じたのであれば、きっと生地が呼んでいるのかも知れません。 「スーツにしてくれ~」と!   最高にレアな生地でもスーツにする為に織り上げられます。 スーツになり、クライアント様の為に役立ってこそ本望である事でしょう。 この子達は随分と長く そんな出会いを待ち望んでいたのかも知れません。                 では最後の御紹介です。       GOLDEN BALE SUPER 100’S   330g   こちらも 何てベーシックな生地なのでしょう、、、。 ネイビー地のクラシックなヘリンボーン柄、今でも、そしてどのメーカーでも織り続けられている在り来りな生地とも言えます。             しかし、その品質と共に存在感が圧倒的に違います。 在り来りのスーチングが 最高の品質で、かつ大変貴重なVINTAGEで目の前にあれば 選択せずにはいられぬ筈です。   控えめで細く走る杉綾はとてもエレガントで 必ず頼りになる相棒になってくれる事でしょう。 切磋琢磨に最高の生地を目指し、手間暇かけて織り上げられたその逸品が目の前にあります。   必ず損はさせません。               在り来りで当たり前なスーツこそ、自己満に浸れる 内に秘めた特別感を是非ご堪能頂けましたら幸いです。     HOUSE STYLE ORDER より、S様にもクラシックな 2P-SUITS をお仕立て頂きました。 光の加減で控えめに杉綾が浮き沈み致します。   たまたま御納品当日のコーディネイトなのですが、 ブルーのグラデーションが本当に美しいですね。   シンプルだからこそ、それぞれのアイテムがもつ質が露呈されます。     普通なのに最高、、、、所詮は自己満ながら、折角着用されるスーツであれば その御満足度を存分に上げて下さい。 それだけ愛着がわくと共に、長きに渡り大切にお付き合い出来る事と思います。               ・・・・・今回は3種の御紹介でした。 限られた貴重な生地は 先ずご来店下さる顧客様へ御紹介させて頂いております。 故にBLOGに御紹介する頃には無くなっていたり、 少なく成っていたりする事もしばしば御座います。   皆様、この子達の兄弟でもある秘蔵っ子たちも まだまだおります。 単に御紹介したのが3種というだけです。   お見合いでは無いのですが、、、どうか皆様 素晴らしく魅力的なこのスーチング達との御縁を求め 是非お越し頂けましたら幸いです。 なんか仲人みたいになってしまいましたが(笑) 皆様とお会い出来る事を楽しみにしております。               ・・・・・誠に恐縮ながら、来週のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。 シーズンゆえ 本業の方が遅れがちであり、嬉しい悲鳴です!   次のBLOG更新は、11月20日(火)を予定しております。   どうか引き続き 宜しくお願い申し上げます。            

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