＝ BRITISH SHIRTING FESTIVAL ＝   ～ ８月９日（月）     急なご連絡であり、大変残念なお知らせをしなければなりません。 実は 当店のシャツの誂えに付きまして、ご協力工場様の閉鎖に伴い ８月９日をもって シャツのご注文を一時休業させて頂く事になりました。   詳しきお話は割愛させて頂きますが、この件に伴い 顧客の皆様方におかれましては 多大なるご迷惑をお掛けする事となり、心痛極まりなく 誠に申し訳御座いません。 また復活を試みますが、リスタートまでどの位かかるのか見当もつきません。 当店シャツのグレード、クオリティーを賄える工場さんが本当に数少ない上に、 多くの縫製工場さん自体の状況も安泰な所ばかりでは御座いません。   それだけ皆様がお仕立て下さったシャツは拘りぬかれ、本当にリアルなONLY ONEの スペシャルシャツであり、TAILORで仕立てられたシャツなのです。   大変恐縮では御座いますが、例えばホワイトやブルーなどの必要不可欠なシャツ、 いつかは誂え足そうと思われていたシャツ、 そしてデビューしたばかりのオープンカラーシャツなども含め、 どうか８月９日までにご注文頂けましたら幸いです。 （型紙ホルダーの顧客様におかれましては、 勿論メールオーダーも謹んでお受けさせて頂きます。）     上記に伴いまして、最後に【 BRITISH SHIRTING FESTIVAL 】 を ささやかながら開催させて頂きます。   英国：ACRONからは買い付けた生地が届きました。 主にドレスシャツ向けとなります。   英国：RINGHART この度は特別に入手致します。 こちらは主にカントリースタイルに特化し、ブラッシュドコットンの タッターソールチェックがメインになります。 これが無くて本当に困っていました、是非とも今から秋冬用にと仕込まれて下さい。   また、上記以外で定番に扱う ALUMOやTHOMAS MASON、ALBINIなどでは 定番の無地やクラシックなストライプ、オックスフォードなどを、 リネンであれば SPENCE BRYSON も御座います。   必要なシャツを、お好きなシャツを　今のうちに御仕込み頂きたく、大変恐縮ながら ご検討を賜れましたら何よりで御座います。 大変な御迷惑をお掛け致しますが、何卒宜しくお願い申し上げます。   （新入荷の英国地は生地が届き次第 受注開始いたします。）             ・・・・・冒頭より、長文かつ悲しいご連絡につき お詫び申し上げます。 では気持ちを切り替え 本編をお楽しみ頂けましたら幸いで御座います！                         背も高くて笑顔が素敵な J.ステュアート氏。 格子柄の三つ揃いがとてもお似合いで御座います。 スーツのお好きな方々にとっては、お休み含め普段着としても楽しまれたいですよね。 制服のある職業の方々も、仕事以外にこそスーツを（テーラードを）楽しめるのです。   そんなタウンスーツにとって 生地は格子柄を選ばれると 一気に雰囲気が盛り上がるというものです！                   HARRISONS FRONTIER 100%　WOOL 300g     通気性の良い平織地であり、ウエイトは300gありますので 春秋メインの3シーズン用となる生地で御座います。   爽やかなライトグレーに かなり深いダークネイビーで格子が表現されています。 ブラックではないからこそ、この爽やかさが出ているとも言えます。 コントラストの効いた配色での格子柄ゆえ、裁断レイアウトや 柄合わせなども一層気を使いながらお仕立てさせて頂きました。   O様におかれましては いつもながらの三つ揃いでのご注文では御座いますが こういった格子柄はバラしてのコーデも様になりますので幅広くお楽しみ頂けます。                             シャツはとても発色のキレイなオレンジ！ こちらはACORNのシャンブレーにてご注文頂きました。   http://dittos.seesaa.net/article/501795692.html 【 ACORN FABRICS 】   タイとブレイスはグリーンで！ 色使いがとても素敵ですね、このスーツには この位の遊び心をもって着こなして下さい！                         ダービーなフルブローグ！　色味も良く、味も出ていて本当に素敵です。 ダークスーツ以外ではかなり守備範囲広く活躍してくれますよね！                   ウエストコートは、、、、 シングルブレストですが、裾剣の無いスクエアボトム⁉ 格子のスーツにスクエアボトムなウエストコートと言えば、 ピンとこられた方もいらっしゃる事でしょう。               S.マックイーン氏が着こなすこのスーツが頭に浮かんだとの事です。 氏のウエストコートは5釦で裾のカットもかなり強気な線ですが、 そこはあくまでもイメージという事でバランスを取られました。   いつもご着用されるシングルのウエストコートと同じVゾーンにしていますので、 上着を着ていればいつも通りの見え方になります。 ウエストコートの裾剣、これはかなり時代を遡れば昔は無かったディテールなので ある意味では古のデザインとも言えるでしょうか⁉                 こう見ると見慣れたO様のクラシックな三つ揃い。 思いのほか この格子の主張が予想以上の効果があり、 余計に期待感が膨らまれました。   このスーチング、ビジネスでは本来選ぶべきではありません。 だからこそ、タウンスーツを嗜まれるO様の様な方にお勧めなのです。                     仕立て上がりました。 シングル型は裾剣に見慣れ過ぎ、、、、結構インパクトがありますよね！ 四つのウエルトポケットが柄合わせにより沈み込むので無いみたいにも。                       格子が強いので、ポケット（フラップ）の柄合わせも慎重に！ 腰ポケットは通常 『両玉縁』 が採用されており、この口布の地の目は縦地、 横地、そしてバイアスなど仕立屋によって様々です。 それぞれにメリット・デメリット的な特徴があり、 意図をもって選択されている事でしょう。 何を優先しているのか 口布の地の目で垣間見る事が出来ます。   今回の様に柄が強い場合、玉縁が身頃とフラップを分断して目立ってしまわぬよう サビルローの様に横地取り（身頃合わせ）で柄合わせを行っていますよ。   （BLOG UP用には写真の解像度を下げるのでモアレが出てしまってすみません、、、。）                 いよいよ御納品です、これまた綺麗なシャツをお召しで御来店下さりました。 http://dittos.seesaa.net/article/480733725.html 【 2021 SS：SHIRTING 】   この発色の薄くしき 向日葵のようなイエローリネン、私も頼めば良かった（涙！）。                 カーフとキャンバスのコンビでしょうか。 季節感もあり 物凄く格好良いです！　羨ましい、、、、。                 素敵な笑顔を頂きましたが、狙い通りになりましたでしょうか！ ビジネスやフォーマルなスーツでは遊びはご法度ですから 普段着スーツこそ遊ばれてみる余裕が素敵です。                   良いですね、O様　かなり格好良いです！   『 巻かれた生地の状態では ここまで見越せなかった！』 これはプラスの方向に開花した結果となりましたが、やはり現物生地があっても 慣れていなければリアスな想像は難しいですよね。 ましてやバンチの小さな生地見本では更に難易度が増してしまいます。                 O様の笑顔と共に、洋服も嬉しそうに活き活きとしており トルソー写真より100倍格好良いです。 頃合いを見て是非デビューされて下さい。 この度も素敵なご注文を頂戴致しまして、誠に有難う御座いました。     次のご注文生地は確定済み、イメージはお伺いしましたが どうされますでしょうか。 決まりましたらいつでもお声かけ下さいませ！ ご相談を楽しみにお待ちしております。                     HOUSE STYLE ORDER限定による 早期受注フェア が開催されます。 ７月１０日～７月２９日   早期でのご注文ゆえ、少々プラスで工期を頂く分 ささやかながらお値引きをさせて頂きます。 ご注文内容に季節は問いません、 ご自由に誂えたい服をこの機会に有効利用して頂ければと思います。     本当に厳しい暑さの中では御座いますが、 お店を涼しくして皆様をお待ちしております。 何卒宜しくお願い申し上げます。              

        ＝ 早期受注フェアのお知らせ ＝   7月10日（水）　～　7月29日（月）   HOUSE STYLE ORDER限定による、早期受注フェアが開催となります。 年に二回 ご協力工場さんの企画であり、秋冬のご注文には早期であるからこそ いつもより多めに工期を頂戴する分 ささやかながらお値引きをさせて頂きます。   ご注文内容は 秋冬物に限りません、 春夏用でも良いですし 季節を問わずご注文頂けます。   既にこの秋冬に向け ご構想のある方々や、当店で初めてご注文を検討されておられる方々など、 どうかこの機会を有効利用して頂けましたら幸いで御座います。   皆様とお会い出来る事を楽しみにお待ちしておりますので、何卒宜しくお願い申し上げます。                             20年代の雰囲気も大変魅力的なスーツ。 シャープなラペルのパドックカットは2釦2掛け。 腰ポケットは斜めで 更にカーブが付けられたクレセントポケット。   博識で拘り深きH様のお気に入りなデザインです。 このスタイルで春夏用にと リネンでは2着目となる IRISH LINEN のスーツをご注文頂きました。   初回のリネンは欠かせぬド定番の TROPICAL でダブルブレスト、 今回は、、、、   この度も素敵なスーツを誂えて頂きましたのでご紹介させて頂きたいと思います。                   リネンと言えば同社を抜きに語る事は出来ません。               SPENCE BRYSON   TYRONE ： OATMEAL 100% LINEN 380g     オートミールの語源は Oats（オーツ麦）+ Meal（食事）であり、 そのままですがオーツ麦を食べやすく加工したシリアルです。 麦の素朴でナチュラルな淡いベージュ、 織り糸が太くザックリとしたタイロンでは、やや霜降り感のある表情が 更にナチュラルな麦感を感じさせてくれる大変魅力的な色味です。   白をイメージな春夏紳士のリネンスーツ、されど真っ白は選びません。 真っ白は漂白された人工的な色味でもあり、こういう白は白衣に任せておきましょう。 やはり生成りやクリーム辺りが良いですが、このオートミールも素敵ですね。                 いつも御愛用の吊り用 2プリーツスタイル。 持ち出しは前カンではなく釦がお好みなH様、 その釦は仮付けなので色は気にしないで下さいませ！                   キャンバスとカーフ、コンビでのローファー。 春夏にはもってこいですね！                 ウエストコートはシングルの5釦全掛けで ややショートポイント。                   凄く良いですね、、、、リネンらしさ満点で味わい深い雰囲気が漂います。 正にH様のイメージとされた感じが出ている事と思います。   早めにFINISHへ回しますので、暫しお時間を頂戴致します。                       仕立てあがりました！ 釦はクリーム色の貝釦、やはり貝釦が似合いますね！           はぁ～～、惚れ惚れしますね、羨ましいスーツです。 お仕立て上がりましたので H様の御来店をスーツと共にお待ちしております。     因みに、誂えられた服は大抵の場合はトルソーには合いません。 それだけ皆様の御体型は個性に溢れ、ONLY ONEであるという事です。 サイズ、姿勢、肩傾斜などの不適合は顕著ながら、 個人差はあれど非対称も入ってまいります。 この写真もパッドをトルソーと服の間に入れたりして 無理やり服が落ち着くように調整しています。   既製服ではないのですから、トルソーに合う服は それだけ最大公約数に近いご体型の持ち主でもあると言えますね。 トルソーも国産と海外物では当然体型も違いますし、 国内専門メーカーとなればトルソーもかなり細かくサイズ展開されています。 既製服メーカーであれば、そのパターンナーはターゲットとなる顧客層の 体型を想定したトルソーも選べることになりますね。     誂え服はクライアント様がご着用された時こそ この服が活き活きと美しいシルエットを奏でるのです。                                 ご足労頂きまして この度も誠に有難う御座います。 パリッとプレスされた新品のトラウザースですが、 ご試着し 靴ひもを結ぶべくしゃがんだだけで 1st WRINKLES！   これが、これもリネンという事です。                     BESPOKEで誂えられたスペクテーターシューズ、このスーツに一番合いますね！ 想定して履いてきて下さった事と思います。 歴史的にはポロ競技の時に履かれた靴がベースとなっているようですが、 そこからスポーツ観戦などでも履かれ、 エレガントなリゾートシューズとして愛されてきました。 ホワイトの部分はカーフではなく鹿革（バックスキン）が本質的には使われます。 つま先や踵、甲の部分は確りした革で足を保護、そして歩行など 屈折する部分には柔らかな鹿革を使い大変理に適った歩きやすい靴でもあるのですね。 1930年代の欧米ではかなり流行り、銀幕のマフィア達も例外ではありませんでした。   H様と職人さんの拘り詰まった靴、本当に素敵ですね。                 ご納品したばかりのリネンシャツ こちらもS.BRYSONSよりIRISH LINENで誂えて頂きました。 やはり良いですね、、、これからの季節には欠かせぬシャツの一つです。   リネンシャツだとしても、タイを締める事を前提とするなれば、 ALBINIなどイタリア製の生地ではなく 絶対にS.BRYSONSを選ぶべきです！   中下のバランスも綺麗ですね、ライニングには 薄地のヴィスコースにて オフホワイトをお選び頂いております。                     若かりし頃の『公』を彷彿させるエレガントな着こなし、、、ウットリします。 敢えて緩めに結ばれたボウタイがとても良く映えます。   ご経験値が伴わなければ なかなかこうは様になりません、 H様のテーラードに対する拘りも含め完成されたご自身のスタイルをお持ちで御座います。     『暑い、、、』　そんなのは当たり前、 されどリネンの三つ揃いを誂え、 着用される方々は 暑い などいちいち言われません。 四季を感じさせてくれる伝統的で風流な着こなしを重んじ、 ご自身のスタイルを信じて貫き通すその様こそエレガントな紳士なのですね。           H様、この度もそんなエレガントなご注文を誠に有難う御座いました。 次のご注文はいよいよ、、、、楽しみですね！                 ・・・・・如何でしたでしょうか。 春夏となればリネンは欠かせません。 スーツでお持ちであれば、TPOに応じて単品で着る事も出来ますので 様々な着こなしを楽しむ事が出来ます。   されど、三つ揃いが前提であるべきスタイルである事を守り、 大切にもしていきたいです。   SPENCE BRYSONのリネンには ウエイトも様々に、色味のバリエーションも豊富に揃えられております。 盛夏が厳しいのは当然ながら、だからこそ春秋をも重視してご堪能頂けましたら幸いです。     http://dittos.seesaa.net/article/502414796.html 【 2024 / SPENCE BRYSON 】     皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。 今週もお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。           ・・・・・来週のBLOG更新はお休みを頂戴致します。 次回は 7月9日（火）を予定しておりますので どうか引き続きよろしくお願い申し上げます。