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お客様のご注文

Bespoke Tailor Dittos.
  • 【 PINHEAD STRIPE:I様の御注文 】

    2020.03.03 Bespoke Tailor Dittos. お客様のご注文

    【 PINHEAD STRIPE:I様の御注文 】

          ただいま 一時受注停止中である当店シャツのオーダーに付きまして、 ご協力下さる工場さんが変わる事に伴い 1月末日で一旦終了とさせて頂きました。   予想をはるかに超える本当に沢山のご注文を頂戴致しまして心よりのお礼を申し上げます。 これだけ沢山の方々に御愛用頂けている事につくづく感謝するばかりで御座います。 工場さんもビックリされておられ、 全力を持って最高のシャツを仕立てて下さっております。 ただし、短い間にこれだけの受注数が重なりましたので お仕立てに掛かるお時間だけはご了承頂きたく、宜しくお願い申し上げます。         皆様の素晴らしいシャツが続々と仕立て上がってきております。 1月の後半に御注文下さった方々におかれましては、3月末の上がりを予定しております。 上がり次第 直ぐに御連絡させて頂きますので、今暫しお時間を頂戴致します。   新しくお付き合いさせて頂く工場さんとも着々と準備を進めており、 目標では 4月より リスタート が出来ればと進行しておりますが、 勿論前後する可能性も御座います。 こちらの進捗に付きましても改めてご連絡させて頂きますので、 引き続き宜しくお願い致します。                     Sir Chares Spencer“Charlie”Chaplin   愛称は“チャーリー”で親しまれた 私達の世代では知らぬ方はおらぬであろう英国出身の C.チャップリン氏。 氏の才能は多岐に渡り、映画俳優だけにとどまらぬご活躍ぶりは皆様も知るところです。   アイコンである口ひげが無いと氏とは気づかぬ方もおられるでしょう。 時代性もあり、とにかくエレガントで素敵な装いばかりです。 しかし、なんて模範解答の様な素晴らしいダブルの上着でしょうか、、、。   やや明るめなトーンにて 打ち合い深きクラシックなダブルブレストのスーツを ボーターと共にスペクテーターシューズで着こなされております。 とにかくバランスの美しきスーツであり、着こなしと共に見惚れてしまいます。 サイズ感ピッタリの上着に、 ゆったりとしたトラウザースがとても優雅でお似合いで御座いますね。           さて、今週は当店自慢の 10周年記念生地:PINHEAD STRIPE より ダブルブレストのスーツを御紹介させて頂きます。             http://dittos.seesaa.net/article/468986091.html 【 10th Anniv. PINHEAD STRIPE 】   御好評頂いておりますこちらの生地で、ダブルブレストの御紹介は初めてですね。             I様におかれましては当店2着目の BESPOKE SUITS となります。 1st-SUITSはシングルであり、御自身様も随分と久しぶりに御着用される事となるダブル。 そのダブルのスーツに対し、ネガティブな印象もあって長きに渡り離れておられたとの事です。   ダブルにはダブルの良さがある訳ですが、クラシックである事を前提に フィッティングもバランスも高次元で整っていなければ ネガティブにイメージされていたであろうダブルのスーツに成りかねません。           少しスリムになられましたので、新たな補正を加えつつも トラウザースのデザインや仕様は前回に同じく。 先にお仕立てされた1st-SUITSも既にお直し・御調整済みです!             では、いよいよお仕立て上がりです!!           TAILORのいう事を良く聞く仕立て映えのする生地を念頭に織り上げられた生地です。 立体的なフォルムはクセ取りの賜物であり、御体型や姿勢に準じます。           ウエストコートはダブルの上着に隠れてはしまいますが、 スーツは三つ揃いがあるべき姿でもあります。 3シーズンウエイトですし、季節など含め 必要に応じて 2P でもお楽しみ下さいませ。               打ち合いも広めで こぢんまりとしたVゾーンがクラシカルです。 ラペルも誇張し過ぎず、弱々しくも無く、 あくまで全てがクラシックなバランスで設計されています。 当たり前な事ですが、体形は個性でもあり人それぞれです。 お好みや価値観踏まえ 御自身の為だけのダブルをご堪能頂ければと思います。   とてもエレガントで本当にお似合いで御座います。 お喜び下さる口角の上がったI様をご覧頂きたいくらいです! 懸念されていたダブルブレストの印象を 良い意味で覆す事が出来ましたようで何よりで御座います。                   袖口には ターンバックカフをリクエスト頂いております。 C.ビートン卿も御愛用されていたディテールですね。             I様にはとてもお喜び頂き光栄な限りです。 シングルにはシングルの魅力が、そしてダブルにはダブルの魅力があります。 これからは双方ともにお楽しみ頂けましたら幸いです。   この度も素敵な御注文を誠に有難う御座いました。                 皆様におかれましても 食わず嫌いは御座いませんでしょうか。 クライアント様に対し、最高にして最適な調理をもって御用意させて頂きますので 是非とも誂え服をご堪能頂けましたら幸いです。     欲しいデザイン、ディテール、バランス、サイズ感、 そして生地の色柄やウエイト、品質などなど 欲しい服は 沢山ある様々なショップやブランドから探すのではなく、 生み出すのが誂えの世界です。 その為にTAILORは存在するのです。   私達の持つ知識や技術は 全て顧客様方の為に注ぎ込まれます。       皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。                

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  • 【 MORNING SUITS 】

    2020.02.18 Bespoke Tailor Dittos. お客様のご注文

    【 MORNING SUITS 】

        皆様 こんにちは。 今年の冬はコロコロと安定せぬ異例尽くしです。 2月も後半に入り 洋服業界は既に春夏へシフトしております。   当店も春夏用へと生地の入れ替え含め衣替えを致しております。 今年はオリンピックイヤーでもありますが、夏はどうなるでしょうか。             1937年に撮影された写真です。 現代における日中の第一級正装であるモーニング・ドレス。 (モーニングコート、カットアウェイ・フロック) 皆様が一般的にイメージされるスタイルではブラックの上着に コードストライプの縞柄トラウザースを合わせます。   まだモーニングが普段着でもあった時代では、ビジネススタイルからカントリースタイルまで 様々な生地(ツィード等も)を使い バリエーションに富んだモーニングスタイルがありました。 フロントの釦も一つに限りません。   現代でも辛うじて存続しているスタイルにモーニングスーツ(アスコットモーニングとも)があり 主にアスコット競馬場での正礼装となっております。   写真の様に明るめのグレーで誂えられたスーツです。   勿論フォーマルなスタイルですし、トラウザースの裾上げは必ずシングルとなります。 写真に向かって左側の紳士の裾上げ傾斜をご覧下さい。 モーニングカットとも呼ばれる傾斜を付けた裾上げですが、 かなり意図的でエグイ角度にて上げられているのが見受けられますね。   これらは軍服などにも見受けられますが、ここまでの傾斜を付けるには それなりのテクニックが必要でもあり、BESPOKEのステージであれば いくらでもご要望通りに仕上げる事が出来ます。 その傾斜の付いた裾口は直線だけでは無く、カーブ線での上げ方もあり、 前後差が大きくなればなる程にカーブ線の方が良いですね。   スーツとして三つ揃いでも、フォーマルなオッド・ウエストコートを合されても素敵です。     では、現代での正統的なロイヤルスタイルのモーニングスーツもご覧頂きましょう。         御結婚式へ参列された時のマイケル王子御夫妻。 衿腰高きシャツと、ネクタイはボリュームたっぷりの結び方がアイコンでもありますね。         アスコット競馬場にて。 とても良く晴れた日に見えますが、傘をお持ちですね。 英国紳士にとっての傘というところでもあり、ステッキ代わりにも。 英国では様々な仕込み傘なども御座いますが、腰掛になる傘なども御座います。           さて、今週は大変御贔屓を頂いておりますN様より モーニングスーツのご注文を頂戴致しましたので御紹介させて頂きたいと思います。           モーニングのご注文頻度は低いので 折角ですからいつもと別の場所でも撮ってみました! 光沢感のあるライトグレーのモーニングドレスは、 キッドモヘアが主体となる混紡生地であり 春夏用としてのご注文となります。           確固たる御自身のスタイルを確立されてられるN様におかれまして、 モーニングドレスの御着用頻度はベーシックなラウンジスーツと比べれば そこまで高くは無い事と思われます。 だからこそ、今回の春夏用生地で盛夏も踏まえた三つ揃いのスーツに モーニングドレスを加えた 計4P-SUITS としてご注文を頂戴致しました。 これでスーツとして幅広くご活用頂ける事になります。   ウエストコートはショールカラーのダブルブレストを、 バックレスのスタイルにてリクエスト頂きました。           上着はシングル・ブレストの一つ釦、ピークドラペルのドレッシーなデザインであり N様の個性が表現されたバランスで御座います。 腰ポケットのフラップさえ排除された とてもエレガントな仕様です。   トラウザースの裾上げは勿論シングルですが、 冒頭の写真レベルまではあえて傾斜を付けておりません。 当店でのレギュラーでは、シングルでもダブルでも前後差:3㎝ で統一しておりますが 御希望であれば4㎝でも5㎝でもリクエスト頂ければと思います。           ・・・・・いよいよモーニングドレスも組み上がり、いざ仮縫いです。                 モーニングドレスにはウエストシームが入り、 深いセンターベントは『フックベント』となります。 仕立てる際に切込みも必要となる為、仮縫いではベーシックなセンターベントで組み上げます。               モーニングコート コートと言ってもオーバーコートではありませんね。 サイジングはあくまでもベーシックなスーツの上着に同じです。         ・・・・・さぁ、お仕立て上がりで御座います。     このバックレス・スタイルのウエストコートですが、 上着を脱がなければ誰もバックレスとは気付けません。 とても涼しきスタイルでもある為、 春夏でも三つ揃いを御愛用される方におかれましては重宝出来る仕様でも御座います。             もう一つ、独特なメリットがあります。 それは中胴サイズが有って無い様なものである事、 背ベルトでのご調節次第という事になります。 3サイズが多少の増減をされたとしても、背ベルト次第で補えますね。             キッドモヘアの光沢感はドレッシーに映え、ハリやコシは綺麗に丸味を生み出します。 上着が一つ釦ですので自ずと Vゾーンは深くなります。 インナーのダブルで仕上げたウエストコートが素敵です。           モーニングスーツとしての御着用です。 一般的なブラックのモーニングは、フォーマル地としてバラシアやドスキン、 そしてミニヘリンボーン柄などは王道です。 アスコットモーニングはピック&ピック(シャークスキン)がメジャーとなります。 しかし、これら装いも当然春夏用としてのフォーマルシーンもありますので、 その場合は やはりモヘアを混紡された生地が主体となって参ります。   通常の秋冬用のウーステッドと違い、個性の強いキッドモヘア系の生地は地も薄く、 融通性も低い為 見越したテクニックが必要となります。   N様、、、、本当にエレガントで素敵です。 英国滞在時に御着用との事であり、御機会の折に是非デビューされて下さいませ。             背中には必ず付けられる2つの釦、 これは歴史上でのモーニング誕生に端を発する大切なディテールです。 (今回は長くなるので割愛致します。)   センターベントはフックベントに! 腰のくびれからお尻のボリュームへと立体的な曲線が身体を包みます。             本来モーニングコートでのスタイルは、 帽子(トップハット)とグローブにて完結致します。 昔のビジネスモーニングなどは腰ポケットが付けられたりもしていましたが、 基本的に この確立されたモーニングドレスのスタイルには腰ポケットがありませんね。 では、グローブ含めちょっとした物を仕舞いたい場合はどうしましょう。     実は後側に隠しポケットがあしらわれているのです。 内側である裏地に付けるお店(TAILOR)もありますし、 そもそも省略してしまった老舗TAILORさえ御座います。 昔ながらに背釦は付けるにも拘らず、モーニングを着用される歴史的・スタイル的な前提に立てば やはりお付けしたいところでは御座いますが、無いと単純に不便だとも思います!   TAILORは仕立てのテクニックだけでは無く、着用されるスタイルや背景、 歴史も踏まえ多大なる学びと理解が不可欠必という事でもあり それらが些細ながらも仕立てられた服への説得力へと繋がればと願っております。             ウエストシームは大いなる特徴です。 ここで上下分断されている訳ですが、 実はシェイプのライン自体がウエストシームでは無いのです。   貸衣裳のモーニングから、 一応既製服としてのモーニング、ほぼシェイプの無いモーニングなどもあり それはもう色々とある訳ですが、、、本来ではそのシームより上に 製図設定上のウエストラインがあり、シェイプされる位置となります。   更に言えば、語弊があるかも知れませんが、 昔の男性は女性の様に見えない所でパッド等を内蔵して肉盛りし、 よりメリハリの効いたスタイルを作り出していた歴史があります。 モーニングコートもそれに漏れず、昔は腰パッドも内蔵され より顕著なシルエットを作り出してもいました。           ¥背中の写真ですが、テールコートの類では 通常のジャケット(コート)には無い『細腹』が御座います。 縫目は通常『割り始末』と言って縫代を両側に倒しますが、 ハリやコシ、そして反発力の強いモヘア系の生地では、各縫代を片側に倒し ハンドステッチで押さえるのが一般的な始末となります。   その細腹のシームは、袖のアウトシームへと繋がります。             英国のパブリックスクールである名門イートン校では、モーニングコートが制服であり 街中にはモーニングを着た学生さん達が日常体に見受けられる訳です。 日本では堅苦しくもあるとみられるモーニングスタイル自体を N様はもう少し身近なスタイルとして御着用されたいとの趣旨に対し ポジション的にもバランスの良いモーニングスーツに成られたのではないでしょうか。   いつかは自分にも仕立てたいモーニングコート、、、 その時はどんな風に料理にするか考えるだけでも楽しいものです!   N様、この度も素敵な御注文を頂まして 誠に有難う御座いました。           では、いよいよ本格的に春夏へシフトで御座います。 まだまだ寒いもある事と思いますが、 春夏の装いを妄想しつつ是非お気軽にお越し頂けましたら幸いです。   皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。            

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Bespoke Tailor Dittos.