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Bespoke Tailor Dittos.
  • 【 TWEED:SPORTS JACKET 】

    2021.10.05 Bespoke Tailor Dittos. お客様のご注文

    【 TWEED:SPORTS JACKET 】

        10月に入りました。 緊急事態宣言も解除され、やっと秋を存分に楽しめるというものです。   観光などへの予約も急激に増えているそうで有り、 紅葉狩りなどをご予定されておられる方々も多いのではないでしょうか。   いよいよ『 TWEED 』が楽しめる時期も視野に入ってきましたし 装いも存分に楽しみ、是非ともお出掛けを楽しんで頂ければと思っております。           ツィード、、、涼しくなり始めると急に恋しくなります。 英国の長閑な田園風景に思いを馳せ、大いにカントリースタイルをご堪能下さいませ。             http://dittos.seesaa.net/article/478008734.html 【 TWEED / SUPERFLEECE : 4P-SUITS 】   上記 TWEEDで仕立てた スポーツスーツ(スポーツジャケット)は プリーツをふんだんに有効利用したディテールにより、 機能美も兼ね備えた背ベルト付きのデザインとなります。             長きに渡り大変御贔屓にして頂いておりますM様におかれまして 当店のHOUSE STYLE ORDERにて沢山のご注文を頂戴し ワードローブを充実されて参りました。   上記BLOGで御紹介させて頂きましたスポーツJKも大変お気に召して頂きましたが あのデザインはHOUSE STYLE ORDERでは今の所 ご対応出来ないのです、、、、。   この度はそんな事もあり、初のBESPOKEでのご注文を頂く事となりました。 TWEEDは正に一生そばで頼りになる存在でもあり、 そのご期待に添えられる様 全力で御用意させて頂きます! 若いうちにお仕立てになり、 どんどん着込み、御自身と共に歳を積み重ねて下さい。 良いお歳に成られた頃には そのツィードもクタっと柔らかく馴染み、 掛替え無き最高の一着になっている事でしょう。           この度のご注文は、BESPOKEにてSPORTS JACKET。 そして共地の FLAT CAP もリクエスト頂き 計2P となります。   生地は、光栄にも私が仕立てたTWEEDに同じく W.Bill:SUPERFLEECE という名作ながら廃盤となってしまった生地で御座います。   TWEEDの中では 地厚過ぎない軽量級となるこのシリーズだからこそ、 多用されるプリーツの折り畳みもモコモコになりません。 良い意味で秋口から着用出来るウエイトですから タウンユースでも大変重宝出来るはずです。           デザインや仕様面は私とほぼ同じですが、一部 個別なリクエストも頂戴しております。           2nd仮縫いとなりますが、袖も外してアームホールの具合も改めて確認致します。 ただし、柄合わせ裁断済みなので微調整くらいがあり得るかどうかですね。 格子柄は 1st仮縫いで十分に精度高き確認をしておく必要があります。   フィッティング時は、当店サンプルのウエストコートを中に着て頂き ユトリ感などを確認して頂いております。   アームホールは腕の付いている位置に 適合していなければ成らない事は言うまでもありません。 深さも重要ながら、幅も大切であり バストやダキ周りのユトリにも 関係がありますし、お好み的なご要望もおうかがい致します。             いよいよお仕立て上がりです。 立体的なウエルトステッチの感じが よりスポーティーな味わいを高めます。 M様に喜んで頂けるでしょうか、、、。   ウインドペーン柄含め格子は柄合わせが大変ですし、その部 要尺も増える訳です。 廃盤でもう買い足せない生地ですからミスは許されません!           ターンバックカフをお付けになりました、似合いますよね! 仮縫いで袖丈を最終的に確定し、定まった丈にてカフを柄合わせ裁断致します。         胸部 インバーテッドプリーツ入りのパッチポケット、 平置きされていてもポケットがふくよかで立体になっているのが見てとれますね。 洋服は人体が着る事により円柱を包み込む事になります。 確りと外回り分量を加味・内蔵され、立体縫製されています。           腰もプリーツ入りパッチポケットながら、フラップを御所望されました。 パッチポケットは厳密には正長方形では無く、 微妙な傾斜や、裾広がりの形になります。 見栄えや使い勝手によるものです。   プリーツ線(位置)もバランスを合わせ 若干の傾斜が付いており、 無造作に畳んでも当然ながら絶対に柄は合いません! 前側パーツ・襞奥パーツ・脇側パーツ でそれぞれ柄を合わせて裁断し 合体させているからこそですね。 無地では行わない工程ですから それは格子柄の宿命的な手間で御座います。   細腹をとらない 昔ながらの2面2ダーツ裁断だからこそ、 ここまで全ての柄が合うのです。           格子の縦柄は背中心を跨ぎます。 横柄はウエストラインで格子柄を跨ぎます。 これが一番理想的で柄も美しく映えるレイアウトですね。 あとはその方のサイズによりネック部分の柄が決まる訳ですが、 縦は勿論の事、横柄も後身頃に合わせます。 背中心部では微妙に横柄が入り込む位置でした。         背中も勿論プリーツを畳みます。 背中はアクションプリーツとして、 尻部は畳んであるだけで切れていないセンターベントですね。   ピンチバックスタイル、、、大好きなデザインです!           M様にお越し頂きました。 御多用の中、誠に有難う御座います。 素敵ですね!   これは全くの偶然ですが、シェイプを生み出す胸のダーツ(シーム)と 胸パッチポケットのプリーツ位置が繋がっているように見えます(笑)。           様々な着こなしを存分にお楽しみ頂けます。 ODD WCや、ハイゲージのカーディガン、ニットベストなど、、、。 まだこの日は暑さも残っていますから インナーはシャツのみですが、 仮縫い含め 打ち合わせの通り加味されたサイジングで仕立て上げられております。   スロートタブも付いておりますので、飾りとしてがメインかもしれませんが、 仮縫いで確認した用に確りとお締め頂け、機能たるディテールでもあります。               忘れてはいけません! フラットキャップも勿論仕立て上がっております。 やはり揃いは良いですね、、、、誂えならではです。 M様、本当にお似合いで御座います。           御満足頂けまして、暫くは御着用されていました!   この上着にカントリーシャツの誂え足しをご検討中です。 楽しいひと時ですよね、、、、、。   誂えは欲しい時に 欲しものを生み出します。 しかも自分だけの為に仕立てられた ONLY ONEの MY SIZEで。   この日、御予約頂いておりましたスカーフも一緒に御納品です。 スカーフも是非この上着に合わせて下さい。     M様、この度も素敵な御注文を誠に有難う御座いました。 ドシドシ着込んで馴染ませて下さいませ。             如何でしたでしょうか。 ツィードは着こなせる幅が広く、上着をベースにウエストコートや トラウザースなども誂え足されて より楽しむ事が出来ますよね。 皆様も是非 素敵なカントリースタイルをお楽しみ頂けましたら幸いです。   今週もお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。           ・・・・・来週のBLOG更新は恐縮ながらお休みとさせて頂きます。   次回は、10月19日(火)の予定となります。   どうか引き続き宜しくお願い申し上げます。            

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  • 【 S.B. CHESTERFIELD COAT:O様の御注文 】

    2021.09.28 Bespoke Tailor Dittos. お客様のご注文

    【 S.B. CHESTERFIELD COAT:O様の御注文 】

            1934年3月号 ADAMより   フランスの30年代です。 この独特な雰囲気、シルエット含めエレガントな様は世界的なスタイルでした。 シングルのピークドラペル、ボリューム感だけでは無く ゴージや剣先の雰囲気(バランス)にも特徴が見受けられます。 打ち合いも深く重厚感のあるオーバーコートは、 格調の高さや男の貫禄さえ感じさせてくれます。             1935年、A.イーデン氏のエレガントなスタイルは今なお色あせる事はありません。 イーデンハットと共に寸分の隙も無き装いでありスタイルです。               大変御贔屓を頂いておりますO様より、 このイメージでチェスターフィールドコートを仕立てて欲しいと 誠に光栄なるご注文を頂戴致しました。   特徴は様々にありますが、小さ過ぎず、 大き過ぎないラペル幅や先に同じくゴージや剣先の様。 Vゾーンは大変こじんまりとしていますが、 これはフロントの打ち合いがかなり深い事を示します。   細身な胸部ウエルトポケット、 腰には片玉縁で仕立てられたフラップ付のポケット。 エレガントなシェイプが効いたシルエットのコートは膝丈ですね。             お選び頂きました生地は、 最高品質なウールでもあるGOLDEN BALEで織り上げられた逸品です。     TAYLOR & LODGE LUMB’S GOLDEN BALE COATING 560g   http://dittos.seesaa.net/article/471939194.html 【 LUMB’S GOLDEN BALE COATING 】   大変しなやかで肌触りもシットリ、クラシックなヘリンボーン柄は コート地らしく かなり堂々とした広幅でデザインされています。 色はチャコールグレーを御選択頂きました。             前端より 確りと控えられた比翼フロント、 正面から比翼(身返し)が除くような事はあってはなりません。 古より伝承されてきたディテール(仕立て方)であり、 比翼止まりには確りと閂も施します。             腰ポケットは A.イーデン氏のコートに同じく片玉縁仕上げ。 フラップの上に玉縁(口布)が無いので身頃からフラップへ直結です。 その分 柄合わせもシビアに合わせつつも、、、柄はあまり見えませんね。   袋地にはコットン・フランネルを使用しております。               仮縫いへお越し頂きました。 BESPOKEで誂えられた春夏用タウンスーツを軽快に着崩され、 大変爽やかなスタイルでお越し頂きました。 スカーフでの着こなしがとても素敵です!   精度高き型紙による着慣れ親しんだBESPOKEの上着、 その上着こそイギリス英語では COAT、 その上からアウターとして着用するのが OVER COAT です。   O様の身体的な特徴含めた情報が正確に、ふんだんに落とし込まれた上着の型紙に ユトリを肉盛りすれば 仮縫いなどしなくとも 最高にフィットしたオーバーコートが誂えられます。   肩幅や肩傾斜、左右非対称、アームホールや衿のバランス、袖の振り位置や太さ、 反身や屈伸体の度合い、ウエスト位置の連動性、 そして勿論B・W・Hの適切なバランス関係、、、挙げればキリがありません。 こうして複雑怪奇な立体により構成されたマトリーショカたるコート同士が インナーとアウターとして これ以上無き程に最高の合致性を自ずと生みだすのです。           O様のお好み含めたご要望を踏まえ、早々にFINISHへ!                   ご来店前に一度掲載させて頂きましたね。 最高にエレガントで素敵なチェスターフィールドコートの完成です。 O様の御来店をお待ちしております。               下前 フロントの釦位置をご覧下さい。 前端より随分と深い位置に付いているのが見受けられます。 こんなコート、、、、今ではどこを探しても売っていませんね!   そもそもオーバーコートは防寒着であり、寒いから着るのです。 ダブルブレストはもともとデザインとしてフロントの打ち合いが深くて温かいと言えます。   シングルの場合でも、フロントから冷たい北風の侵入を防ぎ、 体温を逃がさない為にも打ち合い(重なり)を深く取り防寒としての一端を担います。 その分 当然暖かく、重厚感と共に VゾーンもA.イーデン氏の様にコンパクトに成ります。   ( この打ち合い度合いはお好みにより 幾らでもご要望を御伺いする事が可能です。 打ち合いの深さにより随分と着用感や印象が変わります。 )           1911年 米国です。 女性の装いを見れば相当古い時代である事が一目瞭然ですが、 反面 紳士だけでは大して変わらないのが見受けられますね。 これが歴史からなるクラシックな紳士服です。 ただ、紳士服ではシャツを見ればやはりこの時代らしさが表れています。   センターの紳士はフロント釦を開けていますが、 釦が相当深い位置に付いているのがお分かり頂ける事と思います。   昨今 市場で売られているコートの類は丈が短く打ち合いの浅いコートばかりになり、 最早ジャケットに近く とてもカジュアルで軽快な装いであると言えます。   表層的なデザインだけでは無く、 様々なディテールにも深き意味や込められ設計されているのです。               申し分御座いません、最高です、、、。 リクエストを私なりに加味し 表現しつつ、 あくまでもO様のご要望が加わったONLY ONEの チェスターフィールドコートで御座います。         私の無粋な言葉は最早いりません。 ただただ美しく、、、、、手前味噌ながら最高の出来栄えです。           スーツ地に比べ コート地は比較的に地厚であり、 丈もインナーの上着より当然長いですよね。 それなりに服としての総重量が嵩む訳ですが、左右の肩が非対称であっても それに合わせて仕立てられて しっくりと均一に乗り、 首元(衿)と共に重さが綺麗に分散されれば 着ていても重さは感じさせません。   広めにとった蹴廻し(裾周り)はドレープとなり分散していますが、 これが歩くと運動量となりつつ優雅に生地が躍るのです。   オーバーコートの後姿はとても男を感じますが、 丈のあるコートは歩きなど動きのある時の優雅さがたまらぬ魅力でもあります。 御自身ではあまり見る事が出来ませんし、気付かれないかも知れません。 しかし、周りの方々は そう見えるのです、、、これ、重要です!           春夏用に誂えられた W.Bill製のくすみのある淡いグリーン系のスーツに、 色目の薄いコンビがとても軽快で映えますね。 素敵です!                 ・・・・・・・如何でしたでしょうか。 涼しくなって参りましたし、コートに思いを馳せる時期となってきております。   クラシックでアンダーステイトメントな 男のオーバーコートとは、この様なコートを指します。   ピークドラペル、ベルベットの上衿、、、、派手に見えるでしょうか。 上衿は勿論共地でも構いません。 誂えであれば上衿のベルベットを共地に、またその逆も『上衿掛け直し』が出来ます。       厳選した素晴らしい食材である魅力的な生地は揃っております。 長きに渡る相棒となるであろう素敵なコートを誂えに、 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。       O様、この度も素敵な御注文を誠に有難う御座いました。                

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Bespoke Tailor Dittos.