-
【 NEW OPEN COLLER SHIRTS ③ 】
2025.08.05
お勧め情報

オープンカラーのスポーツシャツが素敵ですね! 長閑な地でお散歩でしょうか。 皆様 こんにちは。 8月に入り、まだ暫くは厳しい暑さに耐えなければなりません。 この時期は上着を脱がなければ外ではいられませんね。 そんな時期だからこそシャツが主役になるシーンも増える事でしょう。 お陰様により、無事にシャツのオーダーがリスタート致しております。 リネンからリネン混、マドラス、ボイルなど含め まだまだ少しでも 快適に過ごせそうなシャツのご注文を沢山頂戴しております。 現在は長袖が前提となるドレスシャツスタイル(釦ダウンカラー含む)からの 受注では御座いますが、オープンカラーのシャツも着々と準備が進んでおります。 ウインザー公のリゾートなスポーツシャツ。 やや堂々とした衿ながらもエッジの効いたシャープなカット、 こんなクラシックなカラーは今では見受けられませんよね。 企画するからには公のようなエレガントで 優雅さ漂うシャツを構築すべく設計いたしました。 そんな夏には欠かせぬオープンカラーでは御座いますが、 こと食材たる生地の方へ目を向ければ お洒落な皆様におかれましては 左の紳士のようなマドラスチェックは既にお持ちの方も多いのではないでしょうか。 ですが、お手持ちだからこそ その魅力的な格子のシャツが色違い含め あんなのも、 こんなのもと欲しくなってしまう魅力を一番理解されておりますよね。 そんなマドラス、今期より本物のインディアンマドラスで 仕立てる事が出来るようになりました。 http://dittos.seesaa.net/article/516039770.html 【 INDIAN MADRAS COTTON 】 これぞ正にリアルなインディアンマドラス。 元気な配色の格子から、見慣れぬダークトーンの渋きマドラスチェック、 そしてプリントやパッチワークさえ揃い、 結構なボリュームでコレクションされています。 欲しい色柄、配色は複数あるなか 個人的に「おっ!」と瞬で射抜かれたのが 左側の正に元気印な配色格子でした! どうですか! 雰囲気ありますよね‼ 色柄によっては移染注意! 生デニムではあるまいし、今時シャツ地で移染なんて⁉ ドキドキ湯通しするも、この生地は拍子抜けするほどでした。 (かなり色落ちする生地・色もありますので要注意なクセのある子達なのです!) 柄がかなり大きいので理想的柄合わせを追えばどれだけ用尺が 必要となるか分かりませんし、選んだ生地の配色や柄サイズによっても異なります。 故に通常より多くの尺を準備してお仕立て致しておりますが、 限界があります事をご了承願います。 今期よりお世話になる工場さんにとっては 1st‐SAMPLE となる オープンカラーが仕立てあがりました。 前中心のみ好み指定させて頂きましたが、 あとは御経験豊富な工場さんのカッターにお任せです。 す、素晴らしい、、、イメージ通り、いやイメージ以上! 縫製クオリティーも勿論申し分なく、本当に綺麗に仕立ててくれております。 超気に入りました(笑)。 特に襟型、公がお元気だった頃には当たり前だったデザイン、バランス、 手前ミソながらとてもGOODです。 上着を着用する前提があるなれば やはり長袖。 暑ければ腕捲りすればヨロシ! されど涼しさや快適さを求めれば半袖の出番ですね、 長袖・半袖はお選び頂けるのでお好みでご選択下さいませ。 両側に付けた胸ポット。(片側、もしくは付けない ともご選択下さい。) 前端側しか柄が合っていませんね。 実はスポーティーにプリーツを畳んでいるからです。 ドレスシャツは背中や袖口にギャザーを使った意匠を採用していますが、 こちらのオープンカラーは逆にプリーツの意匠にして トータルで設計コーデしております。 また、選ぶ生地が地薄であったり、色が薄い場合は 『透け』が気になる御方もおりましょう。 そんな場合にも胸ポケットは効果を発揮してくれますよ。 http://dittos.seesaa.net/article/502921191.html 【 NEW OPEN COLLER SHIRTS ② 】 背中の両サイドには肩ヨークから裾までプリーツが畳まれています。 が、綺麗にプレスで折られていると無いみたいですね。 シルエットは楽ちんでラフなボクシーな感じにベースを設定していますが、 注文服ですからお好みや体型によりいくらでもシルエット構成をお楽しみ頂けます。 このサイドプリーツはやや深めにとっており、平行に裾まで畳まれます。 ですが、ウエスト辺りでプリーツをステッチロックしているのですね。 あくまでも中胴回りはスッキリと、、、、こんな意匠は BUSH JACKET などでも昔から採用されています。 更に 洗濯すればプリーツは折直しになりますので、正しき位置で復活させやすいように 実は奥襞留めステッチも掛けてあるので楽にプレスでプリーツ復活が出来る工夫も! これら背中や胸ポット、そして袖口に至るまで プリーツ にて統一させました。 「身体に合って綺麗にフィットしているのに楽で着やすい!」 当店シャツの特徴でもあり、そんな気心地の裏には表層的には見えぬ 拘り・技術である高度なカットと仕立てがあるのです。 袖口には腕を捲る為に『袖開き』が設けられますが、これを剣ボロと言います。 本来トップの部分は三角で山型に折られ、それが剣の様に見えるから、、、。 ですが当店は敢えて丸くリクエスト、タバコでは無いですがマルボロですね。 単に面倒なだけのディテールではありますが、 工場さんの高度な技術を敢えてアピールすべくお願いしています(汗)。 その袖開き止まりには手縫いによる『閂』も施されており、 気付かれないケースも多いかとこちらもアピールしておきますよ! このオープンカラーは確りと閉じられるように設計しており、 私は敢えて第一釦はホールを採用していますが、 ホールではなく角にループを付ける仕様は良く見受けられますよね。 鋭角でシャープな剣先、適度にえぐる様なインカーブ、 凛とした存在感を感じさせてくれるバランスに拘りました。 では早速着てみましょう! 昔ながらの木綿の手ぬぐいを纏っているかのよう、、、 薄くて通気性も高く、素朴で親しみを感じずにはいられぬ安心感があります。 天然繊維の魅力はどんなに発展した技術を用いた化繊でも味わう事が出来ないでしょう。 汗をかいても、洗濯しても 直ぐに乾きそうですよ。 これは着込んでくったりしてきた頃が本当に楽しみです。 BUSH JACKETにも抜群の相性です。 しかし本当に酷暑なら、、、最早BUSH JKは肌に直着です! このサープラスガーメントが現役だった当時もそんな風にさえ着こなされておりました。 まぁ今でいう洗える「シャツジャケット」のご先祖みたいなものですね! http://dittos.seesaa.net/article/488475454.html 【 BUSH JACKET⑤】 デビューから3年目、不朽の美しさと機能性を誇る銘品です。 手に入れて下さった方々のJKは随分味わいが増している事かと思います。 是非お勧めですのでいつでもお声かけ下さいませ! BUSH JKもそうですが、BUFFのリネンスーツにも合わせたくて この色柄が真っ先にハートを射抜いたのです! リスタートに伴い 既に2着目も仕込みましたが、 そちらはダークトーンで釦ダウンカラーにしています。 ・・・・・如何でしたでしょうか。 オープンカラーのシャツも追っかけで構築中ですので、近々ご注文も承れます。 長袖でも半袖でも 皆様のお好みや価値観にて誂え、ご堪能して頂けましたら幸いです。 尚、当店は例年通り 8月のお休みは定休日のみとなります。 お盆休みでお時間が許すようであれば 是非お気軽にご連絡下さいませ。 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
Read more -
【 LOAVT TWEED:I様のご注文 】
2025.07.22
お客様のご注文

皆様 こんにちは。 先週には関東甲信も梅雨明け宣言されましたが 、既に6月から実質梅雨明け状態ですよね。 7月も後半です、これから厳しい酷暑が続きますが その先の秋も見えてきました。 街のウインドーでは秋冬の装いがディスプレーされ、 それらが気持ち良く着用出来る秋を心待ちにしております。 英国王のカントリースタイル、上品にまとめられ とても魅力的です。 ツィードのスポーツジャケットにコーデュロイのトラウザースは鉄板ですね。 その正にブリティッシュなカットの上着が本当に素敵、、、 本帰りの三つ釦、袖口にはカフを携えております。 ツィードのスポーツジャケットは様々なシーンで活躍してくれます。 自然に溶け込むようなアースカラーで兎に角タフであると共に 防寒着でなければなりません。 お二人揃って フライフィッシング ですね。 英国の老舗釣具店なんて それはそれは夢のような世界が広がっております。 勿論最新でハイテクなロッドやリール、ウェアも当然素晴らしいのですが やはり伝統的でクラシックのもつ独特な魅力だけは再現できません。 職人さんが手作りしたバンブーフライロッド、、、憧れです。 様々な分野でBESPOKEも残り続けているのです。 これまたクラシックなハウンドツゥースのスポーツジャケットを着たG.クーパー氏。 時代性も感じられるカットに良い仕立て、 上襟のエッジには綺麗に地の目が通っていますね。 スーツではなくジャケットであれば柄物は少し元気で派手なくらいが丁度よい! こんな魅力的なスポーツジャケットが欲しくなりませんか⁉ 今週はI様よりご注文頂きました TWEED の スポーツジャケットを紹介させて頂きます。 Lovat Mill (James Purdey & Sons別注) 1814年創業のパーディーはロンドンのメイファにて もう軽く200年以上の歴史を積み上げる銃器、ライフル製造店です。 BESPOKEと共に手作りのそれらは数千万円から億まで、、、凄い世界です。 英国王室を始め欧州王室、貴族などのカントリーライフには欠かせぬ名店であり、 ライフルなどの銃だけではなく その他必要な 周辺アイテムまで展開された素晴らしいお店です。 そんな名店の手掛けるカントリーウェアに使用された 別注生地が長きに渡り同社の倉庫で眠っていました。 在庫整理⁉にあたり、こちらはその内の一つでもあります。 随分と沢山の量を入手しましたが いよいよ最後の着分をお選び下さりました。 http://dittos.seesaa.net/article/426884860.html 【 TWEED FESTIVAL① 】 ⇒ もうかれこれ10年前の仕入れであり、BLOGでもご紹介した生地です。 因みに、TWEEDの語源はツィードリバーという説の謂れをご紹介しておりますが、 JOHN G HARDY を調べていたら「リバー説は違う!」と共に「こうだ!」 というお話も。 今回は割愛しますね。 もう柄合わせで目がチカチカしますよ、、、、 裁断も縫製も目には酷、されど滅茶苦茶に格好良く素晴らしいTWEEDです! 仮縫いの日は以前誂えて下さった三つ揃いで御来店頂きました。 既にTWEEDは見るだけでも暑苦しくもありますが、I様や私にとっては大いなる楽しみ! 凄く良い感じですね! 前から見ればプレーンな三つ釦ですが、バックスタイルは背ベルトに インバーテッドプリーツを畳んだスポーツジャケットらしい ディテールにてリクエスト下さりました。 仮縫い時にはまだプリーツが閉じてあり、 柄も合っているので まるでワンピースバックの様ですね。 そのプリーツの恩恵はお仕立て上がりまでお楽しみです! I様はかなり柄合わせに拘りがあり 一層気合を入れなければなりません(笑)。 いよいよお仕立て上がりです。 柄が合い過ぎて胸ポケットが無いみたい! 腰ポケットの玉縁・口布、背ベルトなど 全て縦地の身頃合わせで揃えてあります。 上衿のエッジも柄が綺麗に通って気持ち良いですね。 クセ取りで成形されたカーブが分かりますでしょうか。 腰ポケットも無いみたい! 口布は縦地で縦柄を合わせます。 実はターンバックカフもリクエストされております。 袖丈が確定し、そのポジションで柄が合うように裁ち合わせて 仮縫い後に仕立てられます。 カフだって柄が合い過ぎてこれまた無いみたい(笑)。 I様、如何でしょうか! 釦は英国より仕入れたホーン釦、 マーブル柄が丁度生地側のテイストにマッチしますね。 ベルトも縦地、上襟も縦地、特に上襟は背中心部で縦の縞だけではなく、 横縞も後身頃に連動するように合わせて裁ち合わせます。 上襟のエッジライン、背中心の縫い目、これら線の交差がTの字を表しますが このポイントでJUSTにします。 背中心のプリーツは途中から開くわけですが、閉じられていれば シームを感じさせない位に正確な仕立てを前提に合わせるのですね。 センターのインバーテッドプリーツ、その両サイドには背ベルトを挟み 上下にプリーツ(ダーツ)、これも開きます。 背中心のインバーテッドプリーツは直下線にして畳みます。 本来 背縫い線は背骨に合わせS字の様なカーブ線で製図されます。 そのカーブ線のままプリーツを作る事も可能ではありますが、 やはり見栄え的な側面と共に、無駄な縫い代を省き、 縦地が素直で伸びる事なく落ち着くという事で直下線なのですね! 背中心から両サイドのダーツは背中心を直線にする事で もともとシャクレていた分量を出してしまう事に繋がりますので ダーツでその分量を取って相殺表現しています。 故にS字に曲がった背骨に対しても直線な背中心が、 後身頃が背中の曲線へ綺麗に馴染むのです。 既に厳しい暑さの中 ご足労頂き誠に有難う御座います。 まだまだデビューはお預けですが、 「楽しみにしていました!」と御来店下さりました。 ジャケットも大変喜んで頂き本当に光栄な限りです。 プリーツの恩恵による運動量、何度も試されておりました! 分量も贅沢にとってあるのでその分 腕が前に稼働する訳です。 当たり前なのですが、、、有るのと無いのでは頗る違いますよね。 別名アクションプリーツとも呼ばれ、これはセンターですが 両サイド(両肩)にプリーツを畳むバージョンも御座いますし、 長き歴史の中ではバリエーションも多岐に渡ります。 キュっと引き締まったクビレ、美しいシェイプであり後姿です。 I様、とても素敵ですしお似合いで御座います! 此度は上着単品ですが、お手持ちのアイテムに合わせ、 そして新たにウエストコートやトラウザースの誂え足しも楽しまれて下さい。 差し色となる色味綺麗な ODD WAISTCOAT、 そしてコーデュロイのトラウザースも合わせたいですね。 POST BOY STYLEでウエストコートを誂えれば 吊り用ではないローライズなトラウザースも活躍できます! http://dittos.seesaa.net/article/449698302.html 【 POSTBOY WAISTCOAT 】 クラシックなフェアアイルニットもセーターではなく、 袖の無いベスト型であれば十分にお楽しみ頂けます。 もしセーターをも着用前提とするなれば、 その場合は先にリクエストを頂かなければなりません。 セーターのそれなりに深いカマ深に伴うよう 上着のアームホールも深さや幅、そして 袖筒の太ささえ加味する必要があります。 今回 I様は袖付き(セーター)は前提にされないとの事でした。 フェアアイルセーターは結構なローゲージですからね。 しかし、逆にシャツの代わりにタートルネックなどニットなどの着こなしは⁉ その場合、ハイゲージでピタッと クラシックフィットなニットであれば全然イケますよ、 J.スメドレーなど! 故にローゲージなセーターをインナーに着込むには 見越したサイジングで仕立てる必要があります。 既製服であればもともとドデカいアームホールですから 重ね着出来てしまうという事ですね。 I様、この度も素敵なご注文を頂きまして 誠に有難う御座いました。 冬が来るのが待ち遠しいですね、私もです、、、暑いのは無理です、、、(笑)。 どうか皆様も十分にご自愛くださいませ。 それでは今週も有難う御座いました。 ・・・・・HOUSE STYLE ORDER限定による 【早期受注キャンペーン】がいよいよ始まります。 約一か月に渡り行いますので、お暑き中では御座いますが どうかこの御機会を有効利用して頂けましたら幸いで御座います。 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。 ・・・・・誠に恐縮ながら 来週のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。 次回は 8月5日(火) を予定しておりますので、 どうか引き続き宜しくお願い申し上げます。
Read more
BLOG