-
【 本年も宜しくお願い申し上げます。 】
2020.01.07
お勧め情報

明けましておめでとう御座います。 好天に恵まれたお正月、年始のお休みはゆっくりと出来ましたでしょうか。 当店は4日より通常営業とさせて頂いております。 どうか本年も宜しくお願い申し上げます。 今年の元旦も明治神宮へ初詣に行って参りましたが、 本年は何と明治神宮鎮座百年際と共に 明治天皇誕生日の例祭を行われる記念すべき年でもあるのです。 さて、大変ご迷惑をお掛けしております当店誂えシャツに付きまして 昨年末に御連絡させて頂きましたが、 いよいよ今月末日までで一旦シャツの受注を止めさせて頂きます。 http://dittos.seesaa.net/article/472153791.html 告知させて頂きましてからは 多くの皆様よりシャツの誂え足しを頂戴しておりまして 誠に恐縮な限りです。 1月31日 まで通常通りご注文頂く事が出来ますので、 もし御用命が御座いましたらお気兼ねなくお申し付け下さいませ。 必ず新たにリスタート出来るよう準備を進めておりますので 暫しの間 ご迷惑お掛け致します事をご了承頂きたく、宜しくお願い申し上げます。 少なからず私自身も複数枚注文を入れておいたシャツが仕立て上がってきております。 英国:RINGHART こちらの生地は流石に英国の生地メーカーらしく、 らしさ溢れるストライプシャツやカントリーチェック等は特にお任せください。 素晴らしき逸品が揃っております。 40S×40S 単糸使いのツイルであり、起毛させたBrushed Cottonとなります。 NAVY×PLUM で配色された典型的なタッターソールチェック、 ベースはクリーム色で温かみと共に柔らかい印象です。 ブルー×レッドでは無く、あえてのプラムは大好きなパープルを感じさせる色でもあり とても気に入っております。 当店のレギュラーカラーとなります。 俗に言うセミワイドカラーに近いでしょうか。 別名 イングリッシュレギュラーカラーとも呼ばれる程に ベーシックでクラシックなカラーです。 羽衿同士が中心でくっつかせず、敢えて離されたタイスペース、 角度やカーブ線の具合から、独特の芯地使いまで 顔である衿は拘り所でもあります。 正確な裁断と縫製、柄合わせが綺麗過ぎてパネルフロントのパネルが無いかのようです! 肩のヨークは背中心で接がれておりますが、これも昔ながらに意図があります。 その肩ヨークと繋がる袖もご覧頂けますでしょうか。 縦横共に柄合わせして頂いております。 手間暇かけて頂いている分、肩から袖へと綺麗な繋がりが見てとれます。 言わなければ気付かれない所かもしれませんが、 かなり高級なシャツは大抵ここまで意識され贅沢に裁断されているのです。 袖口のカフス開閉部には、袖を捲り上げられる様に袖開きが設けられます。 エンドは通常三角に作られるので『剣ボロ』と呼ばれています。 三角折りの方が効率良く綺麗に出来ますが、当店はラウンドで! 効果は特に無いものの、工場の皆様が持つ技術の高さと 丁寧さをアピールしているアイコンだと思って頂ければと思います。 英国:RINGHART コントラストの効いた独特の魅力が溢れるマドラスチェックです。 60S×60S 平織のコットンでやや薄地、 とても爽やかで柔らかい生地であり 特に春夏用のシャツ地として欠かせぬ定番シャツでもありますね。 リネン製のマドラスチェックはここ数年見ないのですが、 コットンであればRNGHARTで幾つかのバリエーションを保有しております。 トーンが薄めのブルーとピンクが主体のカラーリングです。 強き日差しの下では これくらい鮮やかな方がマドラスチェックらしいですし、 凄く映える事と思います。 ノータイを前提とし、釦ダウンカラーにしました。 釦ダウンでは、どのメーカーさんでも羽衿のロールに拘られる事でしょう。 しかし、私から見れば不自然な程に強過ぎる過剰なロールが多く不自然に見えます。 程好く、目立ち過ぎない程度の個性でありつつ 『らしさ』を加味した上で私の表現だとこんな感じが心地良いです! さて、昨年末に新しいシャツ生地のコレクションが加わりましたので御紹介させて頂きます。 スイスの名門 ALUMO 1918年創業であり、一昨年には100周年だったのですね。 アルモ品質、これは長きに渡り最高の原綿から素晴らしく高品質な糸造りから始まります。 同社では100番双子から240番双子まで揃えているそうです。 豊かな自然があり、その山々の麓にALUMO社は御座います。 良い生地を織りあげるのには綺麗な水も欠かせません。 スイスの名門 ALUMO の定番シリーズです。 覗いてみましょう! 先ずは一番ベーシックなポプリン、白と共に綺麗なカラーバリエーションが揃います。 ブルー地だけでもかなり多彩ですね。 その中でも このペールグリーンは本当に綺麗です! 今度仕立てたいリストに、、、、。 当たり前でクラシックなストライプのバリエーション。 これらをALUMO品質で! というところです。 先のストライプバリエーションは全て平織です。 こちらは綾織(ツイル)のシリーズとなります。 同社お得意分野でもある様々なドビー織機による多彩な織り柄のシリーズです。 縞柄から格子、幾何学模様まで凄いですね。 これ、、、、写真だと全く分からないと思いますが、至高の高番手シリーズです。 170番双子、200番双子の各ホワイトポプリン、もうコットンとは思えぬ肌触りです。 ・・・・・如何でしたでしょうか。 いつでも是非お気軽にご覧になりに来て頂ければと思います。 当店シャツは、今月 31日まで通常通り受け付けております。 2月よりは一旦受注を止めますが、必ずや早いうちにリスタート致しますので 暫しお時間を頂戴致します。 大変ご迷惑をお掛け致しますが、何卒宜しくお願い致します。 ・・・・・お知らせで御座います。 1月15日(水)~2月14日(金)までの期間におきまして 当店 HOUSE STYLE ORDER限定にて、 工場さん企画である【早期受注キャンペーン】を行いますので 是非御利用頂けましたら幸いです。 通常よりも工期を多く頂戴致しますが、 その分 ささやかながらお値引きをさせて頂くというキャンペーンとなります。 ご注文対象は春夏物に限りませんので、秋冬物のツィードやカシミア、スーツからコートまで 全て対象となります。 もしご来店都合で少々日程より早いご注文でも、 キャンペーンご希望であれば開催スタートを待って工場さんへ投入させて頂きますので、 15日を待たず お気兼ねなくお声掛け頂ければと思います。 では、この寒さによる冬の装いを楽しみつつ 今年も頑張って参りまょう。 新ためまして、本年も宜しくお願い申し上げます。
Read more -
【 X様:バンカーストライプ 】
2019.12.17
お客様のご注文

来週はいよいよクリスマスですね。 各百貨店さんのディスプレーも素敵で気合が入っており、気分も高まります! こちらは シカさん!? トナカイさん!? どちらも同じシカ科となり、同じ仲間ではありますが 大きな違いはその立派な角にあります。 シカさんの場合、オスにしか角は生えません。 しかし、トナカイさんはオスもメスも共に角が生えるのです! オスの角は春に生え、秋から冬にかけ抜け落ちます。 メスの角は冬に生え、春から夏にかけて抜け落ちるそうです。 その為、サンタクロースを乗せたソリを引くのは メスのトナカイさんだと言われているそうですよ。 家族のトナカイさん達でしょうか。 みな生きている様に首が動いていてビックリました!! (日本橋:高島屋さん) 氏の濃く太い人生と同じ様に貫禄に満ち溢れたそのお顔と、 クラシックなストライプスーツの三つ揃い。 この最高に渋くてしびれる様なスーツは どの位着用されてきたのでしょうか。 ウエストコートは釦を止めればピタッと身体に吸い付くフィッティングであるべきながら、 お腹周りがややタイト目なのは、仕立てられた頃よりも 中身であるお身体が少し大きくなられたかと推測出来ます。 仮縫いを経て仕立てられる新品の服でここまでのタイトフィッテングは、 余程のリクエストが無い限り基本ありません。 古き写真集などで出てくる凄まじい程にエレガントで格好の良い紳士達の中で 氏の様に横皺が出る程にタイト目なウエストコートをしばしば見受ける事が出来ます。 数十年は余裕で付き合うBESPOKE SUITSだからこそ、 その耐久性と共に 御自身の体系的な変化も自ずと出てくる事でしょう。 当然サイズ調整も出来る筈ですが、慣れ親しんだサイズへの愛着と共に、 出来れば御体型を元通りにとのお考えもあるのかも知れませんね。 私自身もボチボチ歳を重ね、本当に良くわかります、、、、。 ・・・ストライプの種類はかなり御座います。 線の太さや織り、見た目などにより 各それぞれに名称が付き、区別されています。 しかし、ある程度の枠内におけるクラシックなそれらシンプルなストライプは、 往々にしてバンカーストライプと昔から呼ばれております。 皆様がストライプのスーツから受ける印象はどんな感じでしょうか。 縦の縞柄によるシャープな印象は受けるでしょう。 ダーク系であれば引き締まって痩せて見えるとも言えますね。 また、規律正しく並ぶ縞柄に見立て、 真面目で几帳面な印象を受ける方も少なくは無いでしょうし、 ノートや台帳などの罫線をも感じさせるという事も御座いましょう。 特に信用を重んじる職の一つでもある金融系の方々に挙って愛用された為、 別名『バンカーストライプ』としての呼称が付きました。 世界金融の総本山City of Londonの歴史からみた その深さと重みが御理解頂ける事と思います。 今一度 改めてストライプスーチングの歴史や見解、 魅力に想いを馳せてみては如何でしょうか。 さて、今年の春に初来店頂きましたX様。 クラシックな誂えスーツを望まれ、 多くのTAILORの中より当店をお選び頂き 足をお運びに成られました。 ご遠方ゆえ 仮縫いなどでそんなに小まめには通えないとの事ですが、それは問題ありません。 BESPOKEにて三つ揃いのご注文を頂戴致しました。 今週は X様の2ND仮縫いを御紹介させて頂きます。 素晴らしい生地はいくらでも御座います! 先ずは着用期間広き 3シーズンである事、ダーク系のクラシックスーチングである事。 お選び頂きましたのは ダークネイビー地のまさしくバンカーストライプ。 それも極上な GOLDEN BALE の生地となります。 http://dittos.seesaa.net/article/434128466.html 太過ぎず、細過ぎない線、鉛筆の線くらいの太さであり、 そのままに『ペンシルストライプ』で御座います。 これを起毛させ フランネル加工するとチョークストライプとなります。 線同士の間隔も狭過ぎず、広過ぎない 丁度良い塩梅で正に典型的なバランスです。 ダークネイビーに映えるその縞柄ですが、白糸による縞では無く グレーでの縞なので、そこまでコントラストは強くなく、遠目に見れば落ち着いて沈み込んでくれる感じです。 (その様は、X様の御着用写真で御確認頂きましょう) 当たり前で模範解答の様なストライプスーチングを最高の原毛を使い、 密に打ち込んで織り上げてもらった逸品です。 優雅な2プリーツのフロントは比翼フロント仕立てです。 まだ仮縫いなので 第2プリーツは閉じてあります。 新しいブレイシーズもお選び頂き、仮縫いと同時にブレイシーズも FITTINGして長さをベストバランスへご調整です。 直しておきますので、次の仕立て上がり最終FITTINGの時にまた使わせて頂きます。 初めてのハイバック・スタイルは如何でしょうか。 腰回りの支えられている様な安定感は独特ですよね。 2回目の仮縫いであり、もうかなりの精度です。 裾上げはシングルでのリクエストです。 股下寸法はもう少しだけお詰め致しましょう。 落ち方も綺麗であり、申し分御座いません! ウエストコートは極シンプルに 衿無しでのシングル6釦-5掛けスタイルです。 X様、とてもお似合いであり 素敵です、、、、、。 3P-SUITSとは、3アイテムで一つの服という事です。 特にウエストコートとトラウザースの連動性や調和は欠かせません。 一番に気を使わなければ成らぬ所です。 吊り用での高めなウエストライン、それに合ったウエストコートのシェイプ位置が正に連動し、 トラウザースと共に腰回りへの広がりへと綺麗に繋がっているのが見てとれると思います。 この流れる様なライン、シルエットとフィット感、そして調和こそが真骨頂でもあります。 だからこそ、三つ揃いのスーツは既製品という括りでは 本来手を出せぬアイテムでもあるという事がお分かり頂けるでしょう。 ネック周りのFITTINGや、肩傾斜も良いですね。 左右対称にフィットしているように見えますが、X様は左肩が少々下がっております。 洋服自体も非対称にしてあげる事で初めて両肩へ左右バランス良く均一に乗る事になります。 これは勿論上着でも、コートでも同じ事ですね。 X様のお顔から笑顔がこぼれます! 『 痩せて見える! スタイルが良く見える! 足が長く見える!』 喜んで頂けて光栄です。 ですが 誂え服ですからX様のお身体に寄り添うよう合わせて仕立てただけであります。 だからこそ、このスーツがピタッと身体に合い、お似合いになる方は世界中でX様だけであり、 御自身の為だけに無から生み出された誂えスーツなのです。 3釦のノッチドラペル、ラペルの返りは軽めの段返りをご希望されました。 袖丈はもう少し詰めましょう。 やはり袖口からはシャツのカフスが見えていなければ成りません。 袖丈含め、極調整を加えつつ お仕立て上がりへと順次進行して参ります。 出来上がりが楽しみですね。 ・・・如何でしたでしょうか。 御着用されてしまえば、ストライプは生地単体で見るよりも 結構沈み込んでそれ程目立たない事が見てとれた事と思います。 仮縫いは相当慣れないと なかなか分かり辛いものです。 先ず裏地も付けておりませんので滑りも悪いですし、 お選び頂いた生地にはそこら中に躾が打たれております。 これは生地自体が鎖で繋がれ、張り付にされているのと同じ状態です。 完成時には全て取り払われ、ついに開放されるのです。 そこで初めて生地の持つ融通性含め そのポテンシャルが解放されるのです。 動きやすさも全く変わります。 また、パリッとプレスされた新品のスーツ。 御納品日にX様のもとへいよいよ嫁ぐわけですが、 X様御自身も、スーツ自体も緊張状態です。 お互いに『慣れ』が必要です。 何度か付き合ってくるうちに その緊張はどんどん解れ、 スーツは柔らかく成って参ります。 各芯地も柔らかくなりますし、良い意味でのハンドメイドによるファジーな手加減、縫い加減。 これはX様の動きなどに対応出来る『遊び』となり、 これが着る事により対応していく事になります。 (車のハンドル操作につく遊びに近いと言えるかも知れません。) X様におかれまして、御納品となれば このスーツとは長い付き合いとなる事でしょう。 その前にFINISHしなければ成りませんが、、、、どうか楽しみにお待ち頂ければと思います。 X様、ご協力を頂まして誠に有難う御座いました。 これで一段とこのスーツへの御期待が高まった事と思いますが(笑)、、、 そんなプレッシャーは全くありません。 その御期待をほんの少しでも上回れるよう全力を注ぎます。 素敵な御注文を誠に有難う御座いました。 ・・・誠に恐縮ながら 2019年 年内のBLOG更新は本日が最後となり、次週、再来週とお休みを頂戴致します。 次回は 2020年1月7日(火)を予定しております。 何卒宜しくお願い申し上げます。 ・・・今一度 年末・年始のご連絡で御座います。 年末は、12月28日(土)が最終営業日となります。 年始は、1月4日(土)より通常営業に戻ります。 【 12月29日~1月3日 までお休みを頂戴致します。 】 どうか宜しくお願い申し上げます。 では、少し早いのですが 本年も大変お世話になりました。 お陰様により当店は無事に10歳も迎える事が出来まして 私にとっては大切な記念となる年となりました。 どうか来年も 何卒、何卒 宜しくお願い申し上げます。 素敵なクリスマスを、そして良いお年をお迎え下さいませ。
Read more
BLOG