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2026/02

Bespoke Tailor Dittos.
  • 【 A Great Lagacy:COUNTRY SUITING 】

    2026.02.10 Bespoke Tailor Dittos. 生地に付いて

    【 A Great Lagacy:COUNTRY SUITING 】

            日曜日は選挙の投票日、朝起きてみれば雪が積もっているではないか! いつもより早めに家を出つつ投票を済ませ青山霊園へ遠回りしながらお店へ向かいました。         背の低い樹木には積もった雪がまるで綿花みたい!   月曜日には雪もほぼ無くなりました。 しかし自民党、強かったですね。               二月も半ばに差し掛かる折、まだまだ寒いからこそ ヘビーデューティーなカントリースタイルを楽しまれていますでしょうか。   やはり主役はハードでタフなツィードが主役ですよね。 皆様の相棒はどんなツィードでしょうか。                 お嬢様と共に英国王ジョージ6世はツィードで散策でしょうか。 ウインドーペーン柄のスポーツジャケットは美しいシルエットを奏で、 なんて素敵なのでしょう、、、大好きな写真の一枚です。   本返りのノッチドラペルは堂々とし、2面のカットは 腰ポケットの下にシームを発生させないので主役な格子柄を崩しません。 正に見本のような美しきBRITISH STYLE です。     このツィードは5~600gレベルはありそうに見受けられます。 トラウザースはフランネルでしょうか、ゆったりとしたカットとても優雅です。   この御方もツィードを語る上では所縁のあるお一人なのです。               JOHN G HARDY of London   1890年の創業、今は無きカントリーな服地には欠かせぬメーカーです。 もう今では古着やヴィンテージの生地でなければ出会えぬ伝説なミルなのです。   ロイヤルワラントを持つミルですよ、ヨーク公の時代は軍服地も託され、 以降も王室のハウスチェックも任されエリザベス女王に続きます。 エドワード8世が着用していたプリンスオブウェールズチェックや グレナカートチェックも同社が織り上げたとの事、 王室のご兄弟が揃ってこよなく頼りにしていた事が窺えますね。   詳しきは下記ページよりご覧下さいませ。   http://dittos.seesaa.net/article/516938781.html 【 HARDY MINNIS:AWお勧め到着! 】               ロイヤルワラントを持つJOHN G HARDYと合併し HARDY MINNISが誕生しますが、 同社のカントリースタイルの息吹は今でも脈々と受け継がれているのです。   上記リンクでは、そんなガチのツィード魂をタウンユースでも、、、 という企画にてウーステッドで織られたシリーズをご紹介致しました。   今回はリアルガチです、J.G.HARDYの魂と共に 紳士たるは黙ってヘビーウエイトなツィードを着こなして下さい。                         ALSPORT   Cheviot Tweed =WINDOW PANE= 100% WOOL 600g     スコッチツィードといえば やはりチェヴィオットツィードです。 固めでコシが強く、どんなハードな環境でも身体を守り 温めます。 ボリュームはLOVAT TWEEDで言うとカークトンとエトリックの間ですね。   これまたド真ん中のキレイなグラスグリーン、、、 日本では「くすんだ黄緑色」とされていますが、その名の通り草や牧草のような 落ち着きのある緑色であり、正にアースカラーですね。 相性の良い赤系統のウインドーペーン柄で構成されています。                 このウインドーペーンを良くご覧下さい! 赤系統ではありますが、実はダークブラウン⁉、ボルドー、 そしてオレンジと3色の色糸により構成されています。 一手間を掛け、奥行きある立体感を生み出す格子柄ですね。   それだけではなく、この優しいグラスグリーンを構成する色味も ツィードらしく複雑に混ぜ合わせた色糸同士で構成され、 もうツィード好きにはたまりません!     P&H のHARTWISTより地厚であり、 これはもう生涯を共にするレベルの相棒です。           では 兄弟をもう一種 ご紹介致します。                   ALSPORT   Cheviot Tweed =GUN CLUB CHECK= 100% WOOL 600g     ウインドーペーンも重ねた見事なガンクラブチェックです。 この配色バランスは正に『らしさ』を私なりに感じられ、ベタなアースカラーにも関わらず ウォーム感も加味され 惹かれてやまぬデザインです。       ツィードの柄を掘り下げるには『Estate Tweed』を理解する必要があります。 エステートツィードには様々なチェックがありますが、貴族や領主が自分たちの領土用に スタッフや猟番(ゲームキーパー)用のハウスチェックを生み出してきた経緯があります。 最もヘビーなキーパーズツィードとなれば そのウエイトたるや900g前後もあります。     タータンチェックも同じ様な意味や背景を持ちますが、 氏族(クラン)の家紋的な意味合いを持ち合わせています。     今では様々な柄が生まれ、発展してきた訳ですが 一番のご先祖様といえば Shepherd’s Check(シェパーズチェック)であり、 ヒツジさんの自然なクリーム色(生成り)と コントラストを効かせた濃い色での 濃淡2色の色糸で構成された格子柄であり無彩色系の大変シンプルな格子柄となります。 この無彩色でツートーンな格子柄(日本では弁慶柄と言われます。)に対し、 目を引く鮮やかなスカーレットのウインドーペーン柄を重ねたデザインを 生み出された方は 『 Glen Feshie 』と名付けました。 この名はスコットランドにあるグレン・フェシー渓谷に由来します。   グレンと言えば、、、ツートーンで少し複雑なグレナカートチェック =グレン・アカートチェックがあり、グレン・アカート渓谷であり、 所謂グレンチェックですね。(GLEN=峡谷) このツートーンに赤や青の重ね格子を施したのがエドワード8世 (後のウインザー公)であり、プリンス・オブ・ウェールズとなりますので 細かくは区別されます。   話が少し逸れました、写真も付けずに分かり辛いですね!       話を戻しますと、ツートーンなシェパーズチェックに 赤いウインドーペーンを重ねて生まれたグレン・フェシー、 次は新たにベースのツートーン構成自体に色を入れて 複数色により構成した格子柄をデザインしました。 これが所謂ガンクラブチェックの始まりです。   その格子柄に目を付けたのが米国のガンクラブであり、 もともとは英国では存在していたものの この柄が有名になるキッカケでもあった訳です。   こう見ると、一つ一つの柄にでさえ歴史があり、 単にファッション柄として見てしまうにはあまりにも 軽薄で勿体無い気がしてしまいます! BRITISH STYLEを纏うという事は、 その歴史も同時に纏うという奥深さと味わいがあるのです。   では 長くなってしまいましたが、 歴史と伝統のある格子柄をじっくりとご覧頂きましょう。             歴史的な背景を垣間見た後に このガンクラブを見ると見え方が違うでしょう!   グランドはベージュ系であり、ブラウンとグリーンで構成された格子柄に対し、 更にオレンジとレッドでウインドーペーン柄を重ねます。 もともとのアースカラーな王道にウォーム感のある暖色を重ね、 より温もりと迫力のある格子柄を表現しています。   合わせるウエストコートやトラウザース、ニット系やタイなど 小物に至るまで色を拾いやすく 最早何色でも合いますよね!   こういった伝統的な古典柄を堂々と身に纏い、 存分にカントリースタイルを満喫して頂きたいものです。     ファッションを超越しているクラシックなスタイルは 当然時代に左右されることがありません。 そういうものをお選び頂きたいのですが、今回はこんな魅力的な上着に対し 是非会わせて頂きたい生地を TROUSERING としてご紹介させて頂きます。               VINTAGE:BROAD & GRAVES   =WHIPCORD= 100% WOOL 400g       これまた綺麗なグラスグリーンでツィードとはトーン違いです! そして以前には VINTAGE:HIELD より PICK&PICKのスーチングがありました。   これは 丈夫な生地では筆頭格でもある WHIPCORD(ウィップコード )です。     頑丈に高密度で織られた綾織り地であり、 その斜めに走る畝は太く鋭く表現されています。 摩擦にも強くて耐久性は頗る高く、防風性や耐摩耗性に優れ、 軍用に開発された歴史もあります。 背景の似ている有名なキャバルリーツイルに兄弟と言えます。     ブロードヘッド&グレイヴスは 1830年に創業した老舗のミルながら、今はもうありません。 ハンギングシールには同社のマークが見受けられます。 オーブかはたまたハンバーガーか、、、とも見えてしまいますが、 織機で緯糸を通して高速で左右に動く『シャトル』が三連で描かれているのですね。     しかしこんなにも綺麗な色も展開されていたなんて。 例えば今では W.Billがウイップコードをバンチ展開していますが、 こんな鮮やかな色は無いですからね!         際立ったツイル目が良く分かりますよね。 ハードなツィードの下ですから やはりタフな生地を選びたいものです。   では こちらも兄弟を、従兄弟か!                 ARTHUR HARRISON   =WHIPCORD= 100% WOOL 480g       起源は1500年代まで遡り、 1898年にハダースフィールドにて創業とされた老舗のミルです。 昔は高い技術が認められ、軍服地を納めていました。 英国地らしい生地を得意とする産地ハダースフィールドの雄ですね。             こちらも先に同じく 丈夫なウイップコードです。 こちらも渋いアースカラー、くす味のあるダークトープですね。 ベージュにグレーを掛け合わせたモグラの意でもあるトープ、 こちらはブラウンとグレーを掛け合わせた何とも言えぬ落ち着きがあり、 見るからに合わせやすそうな色味です。   ウエイトはB&Gよりも更に重め、確りと密でトップコートに仕立てても素敵です。                                 尖って際立つツイル目、これがウイップコードです。 とにかくタフなのでツィードとの相性も抜群であり、 秋冬のトラウザース地として見れば理想的な選択肢の一つです。                       では上着のツィード地に合わせてみましょう。 グリーン同士のハーモニーが美しく、調和の取れた理想的バランスです。   絶対に合いますよね!                 配色ながら、ブラウンは上着の重ね格子にも使われ 程好い上下でのコントラストを生み出しています。 茶靴を頗る履きたくなるコーデですね。                 ガンクラブ内の色味にも使われるグリーンです。 合わぬわけがなく、むしろ このガンクラブは 何色でも合ってくれる懐深き色味であり格子柄です。   格子+無地 のコントラストも良いですね! ドストライク!               こちらの合わせも申し分御座いません。 グラスグリーンはやや個性強めに写るでしょうから、 お手持ちアイテムへの同調を考えるとダークトープに軍配が上がるでしょうか。       これら上下にどんなウエストコートを合わせますか? 勿論上下のみでの2Pでも良いですね、むしろシャツではなく ハイゲージなタートルネックセーターで着こなすも良し。 3Pに構成するならキングジョージ6世の様にニットベストも有りです。   布帛で考えると、ウインドーペーンならタッターソールチェックも、 ガンクラブであれば中はソリッドが良いのでゴールド(イエロー)や スカーレットのハントウエストコートも是非お勧めです。   http://dittos.seesaa.net/article/482103137.html 【 ODD WAISTCOAT:HAINSWORTH 】                     如何でしたでしょうか。 カントリースタイルでお出掛けしたくなったであろう事を願います(笑)。   春先ではまだまだ寒いですから、暫くはツィードの活躍シーズンです。 そろそろ梅の見頃ですからツィードでお花見でも行きましょう!     今月後半まで H.S ORDER限定の早期受注キャンペーン中 であり、 BESPOKEでは次の秋冬へ向けて仕込んで頂ければと思います。   どうかリアルな色味や現物たる迫力を感じて頂きたく、 皆様の御来店をお待ちしておりますので 何卒宜しくお願い申し上げます。                     ・・・・・大変恐縮ながら 来週のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。 店頭の生地もいよいよ入れ替え致します。   次回は、2月24日(火)の更新を予定しております。   どうか引き続き宜しくお願い申し上げます。                    

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  • 【 Valuable Vintage Suiting 】

    2026.02.03 Bespoke Tailor Dittos. 生地に付いて

    【 Valuable Vintage Suiting 】

          皆様 こんにちは。 明日の4日には 立春 を迎えますが、実際には一番寒い時期でもありますね。 時期が来ればまた暑い日々が長いのですから 今はこの寒さをじっくりと堪能しておきたいものです。     さて、店頭には季節問わず買い付けていた生地が次々と入荷中で御座います。 そんな沢山のお勧め地の中より、先ずは大変貴重 かつ重宝出来る ヴィンテージスーチングよりご紹介させて頂きたいと思います。     現在 HOUSE STYLE ORDER限定による【早期受注キャンペーン】が 今月の23日まで開催中で御座いますのでタイムリーに是非如何でしょうか。 BESPOKEでもご注文は勿論の事、ご要望であれば予約も承らせて頂きます。 こんなにも貴重な定番処の生地が発掘されただけでも嬉しい限りであり、 在庫があるうちにお声掛け頂けましたら幸いで御座います。       VINTAGEです、当たり前ですが 次に巡り合う事の出来る確率は限りなくゼロに近いのです。 此度ご紹介の生地は2種、共に明るめなライトトーンのグレーとなります。 無彩色であるグレーはライトグレーからチャコールグレーまで幅広く、 トーンが濃ければよりドレッシーに、薄ければ軽やかで爽やか、 清潔感と共に品のある印象を与えてくれます。   生地をご覧頂く前に、ライトグレーのスーツをエレガントに着こなされている 御仁方よりイメージを膨らませて頂きましょう!               口髭がとてもセクシーなC.ゲーブル氏、流石は気品の感じる着こなしです。 シングルでピークドラペルの上着は二つ釦、ウエストコートは見えませんが かなり短めなので五つ釦かも知れませんね。   霜降り感が魅力的な表情を醸し出す明るいトーンのグレーに対し、 シャキッとしたレジメンタイが凄く映えます。 意図的に畳まれたチーフがまた良いキリリ感を演出していますね。                     スラリと長身なC.クーパー氏、この撮影時は1934年ですが 今はカラーに加工修正出来ますので不思議な感じですよね!   これまた見事なグレーはミディアム、、、ライトグレー、 どちらとも言えそうなトーンです。 深い打合い、堂々としたラペルにも関わらず調和した美しいバランスなのは この丈によるところもあります。   さり気なく飾られたラペルのお花はカーネーションでしょうか。 最も伝統的でフォーマルな選択とされています。 敢えての白い花は落ち着いた無彩色コーデに近い感じでまとめられています。   明るいトーンのスーツは堅苦しさも皆無で落ち着きと共に 大人の余裕さえ感じさせてくれますね。                     英国王もこれまた本当にエレガントな着こなしです。 「らしさ」を感じさせてくれるペールトーンなVゾーンは 淡い桜色かソフトラベンダーの範疇、互いの色味にご近所な ライトパープルで胸元を締めます。   ライトグレーのスーツに ライトトーンな着こなしは卓越したセンスをお持ちな 英国王ならではであり、大いに参考になります。   ライトグレーのスーツを着こなす紳士は とても知的でもあり、 柔らかいトーンから滲み出る品格も感じられるのです。 これまたダークスーツには無い素晴らしい魅力なのですね‼         そんなライトグレーのスーツ、皆様であればどの様に楽しまれるでしょうか。 纏ったご自身を想像しながらご覧下さいませ!                         70年代の後半あたりに織られていたとされています。 当時は生地メーカーも多く、切磋琢磨に激しい競争もあり 各社負けじと品質の高い生地を沢山織り上げていました。   現代と比べ、織機からフィニッシング(仕上げ工程)までかなり違います。 今思えば時間を掛けてじっくりと織られた素晴らしい生地が当たり前に沢山あった訳ですが、 当時からしてみれば それが当たり前の時代です。   他社よりもっと、、、差別化を図るべく 貴重な高級獣毛をブレンドしたりと 当時の流行りでもあったのかなと 今見れば感じるところも御座います。 そんな中で生み出された逸品ですよ!     スーパー120のタスマニアンウール、 当時のウールとしては極上、ピンキリのピンです! そこに カシミア、そして ミンク、更に最高級獣毛で神の繊維とされる ビキューナをもブレンドしています。     当時のミミにはキラキラと金糸が使われたりしていますが、 これは銀糸、、、プラチナ意識なのでしょうか(笑)⁉                 VINTAGE:ZENITH DE LUXE   TASMANIAN 120‘S WOOL VICUNA MINK CASHMERE 320g     この生地ですが、適合ネームがありません! VICUNA表記が無いのですが、このネームしかもう残っていないのです。   希少な高級獣毛たちは それぞれ1~2%程度でスパイス的な混率です。 ですがブレンドすれば こうやって謳えますからパンチ力は絶大なのでしょう。 そんなスパイス程度でも ここまでスターを揃えたらチョイ役にも関わらず 存在感を確りと感じる事が出来るのも事実なのです!   ウエイトも3シーズンですから一番使いやすいですね。                     クラシックなヘリンボーン柄、とても細い所謂ミニヘリンボーンです。 柄幅が狭い程にドレッシーに向かいますので かなり上品なポジションといえる織柄を採用、 そしてこの筋張った独特な表情を見て下さい‼   これが一番の美しきこの生地の個性でもあります。                   コントラストのある色糸を使って柄が表現されます。 この浮き出るような立体感、、、、奥行き感じる素晴らしい表情です。   この筋走った柄表現は当時の紡績技術だからこそなのかも知れませんし、 糸色選択と共に意図的な表現なのか、、、 どちらにせよ手作り感のある温もりを感じずにはいられません!                     仕立てた服を着用した前提の目線で上から下へ見下ろすと、 ヘリンボーンらしい縦方向にシャープな織柄の流れを感じさせてくれます。   この生地、織りだけではなく勿論レアなスパイスが効いていますから 触れば誰しもがスター達の共演に納得されるでしょう、チョイ役ですがそれで良いのです! 混率が高ければ それだけお値段も跳ね上がり、 気を使うラグジュアリー生地になってしまいますからね。     これは欲しい、、、取っておきたい、、、。       では次のご紹介にいきますよ!                         泣く子も黙る モクソン のヴィンテージスーチングです。 無地のグレー、ここまでド定番な生地は ヴィンテージのモクソンではそうそう見つかりません。   ヴィンテージの生地とは例外は有れど 悪く捉えれば売れ残り。 ですが こんなソリッドの定番範疇が残り物であるなんて言わせません! そういう意味でも大変に貴重なのです。                 VINTAGE:MOXON   100% WOOL 340g     ヴィンテージ市場ではドーメルと並んで知名度と共に人気の高いモクソンです。 低速織機でゆっくりと味わい深く織り上げられ、 丁寧にフィニッシングされていた当時の当たり前。   モクソンたる信用と信頼の証でもあります。   無地範疇である PICK&PICK は正にトーンの明るめなグレーこそ王道。 当たり前過ぎるP&Pはワードローブに入っているべきスーツでもあります。   ヘリンボーンに同じく、コントラストの効いた 互いの色糸によりツイル目が表現されます。 アスコット競馬場で着用されるアスコットモーニングも P&Pのライトグレーで仕立てられます。   これまた表情がイキイキしていて素晴らしい、、、 糸が細過ぎないので(当時としては比較的に高番手部類)よりこの顔が出せるのですね。 素朴で往年の英国地たるは正にこんな感じ! と言いたげですよ。                               PICK&PICKは綾織りです。 綾織りといえばデニムが分かりやすいですが、 独特な斜めに走る畝が見受けられます。   P&Pの斜めに浮き出る畝、目を凝らして良く見ると、、、階段なのです! 細くて細かな階段を遠目に見ると 斜めに走る畝と見えるのですね。   VINTAGEは当然古い生地です。 中には羊毛が備え持つ油分が抜けがちでパサついた生地もあります。 それは良く言えばドライなタッチこそVINTAGEらしい! とも言われます。 しかし抜け過ぎな生地はむしろダメです。   この生地は本当に気を使った保存が成されていたのでしょう。 独特なドライなタッチなんてほぼ感じられません。       先のZENITH同様に 不均一で綺麗すぎない辺りが正にVINTAGEらしく 手作り感や温もりを多分に感じさせてくれます。 秋冬寄りな3シーズン範疇、打ち込みは確りとして仕立て映え間違いなしです。     ライトグレーのP&Pはワードローブに入っているべきスーツです。 まだお手持ちの無い方、いや、お持ちであったとしてもコレは着たくなりますよね。   欠かせぬグレーといえばフランネルは有名ですが、 グレーP&Pも同じ位に欠かせぬ定番ポジションです。 こんな個性豊かでレアなモクソン製で是非如何でしょうか。                     グレーと一言でいっても トーンのバリエーションの他に、 着色の方向性もあります。   極上なVINTAGE SUITINGを並べてみました。 左にZENITH、右にMOXONです。     ZENITHのグレーはこう比べてみると青味なグレーですね、 より洗練された感があります。 MOXONのグレーは黄味のあるグレーであり、 優しさと温もりを感じさせてくれます。   この色系統はグレーのフランネルにも同じことが言えますので、 メーカーにより色味を比べ どちらがより好きか となります。                               敢えて手に持つ事で、柄出しや色味、個性や存在感が感じやすくなるでしょう。 同じライトグレーですが、相当個性も品質も違います。     それぞれの良さがありますので迷いますが、、、 それこそ皆様の価値観やお好みで相棒をお選びください。   写真の色味は修正にかなり気を使っていますが、所詮モニター越しです。 リアルな子達に是非会いに来てくださいませ。       皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。 今週も最後まで言付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。              

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Bespoke Tailor Dittos.