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日記

Bespoke Tailor Dittos.
  • 【 WW2-British Army Officers Shirt 】

    2025.01.28 Bespoke Tailor Dittos. 日記

    【 WW2-British Army Officers Shirt 】

            皆様 こんにちは。 今週は息抜きに 少しマニアックでオタクなお話に お付き合い頂ければと思っております。   日頃より 『クラシックな紳士服は歴史である』 と申しております。 多くの軍服、そして貴族の生活様式など含め 少しずつ発展と進化を繰り返して現代に至ります。 紳士服を理解する上で歴史的な勉強と共に、 リアルな古着から学ぶ事は本当に多く、 その服達は正にその時代そのものを表しているのです。   生地や裏地、芯や糸、釦などのみならず、そのカット(型紙)や テーラード(縫製)から様々な情報を得る事が出来る宝物のようでもあります。 特に軍服は生死にも関わるものです。 機能性や耐久性、快適性など踏まえ 創意工夫と共に 当時一番の最適解が導き出されて参りました。     今週は VITAGE SHIRT をご覧頂きます。 正にハンドメイド製であり、依頼により仕立てられた BESPOKE SHIRT とも言えるでしょう。               1950 PATTERN:BUSH JACKET   http://dittos.seesaa.net/article/488475454.html 【 BUSH JACKET⑤ 】     TAILORである当店唯一の既製服であり、 拘りを貫き 生地より復刻した自慢のサープラスガーメントです。 (上記リンクより 歴史から着こなしまで全5話御座います。)           これから来てしまうであろう 暑い日々には最適解たる一つです。 ご家庭洗濯機で気軽に洗えますので、汗や汚れに気兼ねなくお楽しみ頂けます。 現状まだ全サイズ揃いますので、どうかお気軽にご試着へお越し下さいませ!   そういえば今年は新作タイと共に、新作のスカーフも仕込みましたので 是非小物も合わせてご期待下さいませ。               このBUSH JACKETが 実際に活躍していた頃のシャツ が今回のテーマなのです!               1942 キング・ジョージ6世(インド皇帝)は 初期型BUSH JACKETをお召しです。 B.モンゴメリー中尉が着用しているシャツ、これは大きく括ると 『British Army Jungke Green Shirts』となりますかね。   エポレットが付き、カモメの様なカーブを描くフラップが 特徴的なポケットを携えたサープラスシャツです。 確りしたツイルから、今は無きAIRTEX、そしてフランネル製なども見受けられます。 各地環境に適した素材で作られていた背景を垣間見る事が出来ます。             1942 British Army:A.パ―シバル中将 クタッとして肌馴染み良きそのシャツは 柔らかそうで AIRTEX の様に見受けられます。 腕捲りをしている事からも暑そうである事が分かりますよね。                 同じくA.パ―シバル中将とご兄弟。 今度は半袖バージョンですね、この素材感と共に フラップの存在感が堪りません!                       = WW2-INDIAN MADE BRITISH ARMY OFFICERS SHIRTS =     この古着が販売されていたお店での呼称は BRITISH INDIAN ARMY:AIRTEX製プルオーバーシャツとありました。   BRITISH INDIAN ARMY = イギリス領インド軍 1947年の国家独立までインドにおけるイギリス帝国の主力軍隊でした。   INDIAN MADE これは呼称の如く現地インドで 仕立てられた注文シャツ⁉という事ですね。   国からの官給品の場合、ブロードアローのマークが付けられており サイズ展開も多岐に渡ります。 このシャツは何も付いてなく、裏に掠れたスタンプがありましたが、 位置が不自然・不適切な事を考えると 生地自体に押されたものであり、 それを避けずに裁断したのではないかと推測されます。               クラシックなOLDシャツの典型でもある長い着丈、 シャツテイルの類は現代の様にトラウザースから出して着用する物ではありません。 背中は軽めなギャザーのようにも見えますが、 ヨーク接ぎ目の縮みによるものであり、比較的にセンターよりで 両側にプリーツが畳まれています。   AIRTEXのコットンたる素朴さ、良くも悪くも新しければゴワっとしており、 着用や洗濯を繰り返してクタクタに育っていき、 上記の方々が着用していたように第二の皮膚かのようになって参ります。   この服は1940年代製(約80年前)という時代を考えれば 非常に綺麗で優秀な個体であり そこまで着古されていません。             とにかく格好良い! 状態の良さ、レア度、私自身が着用する前提でサイズが合う事、 喜んで手に入れた事を思い出します。 興味のない方から見れば古汚いオンボロシャツに過ぎませんね(汗)。   これは1940年代のインドで仕立てられたフルハンドメイド (総手縫いという意味ではありません。)なオフィサーシャツです。   これからディテールをご覧頂きますが、もう驚きの連続です‼ ツッコミどころ満載であり、これからツッコミまくりますが 勿論愛を介してですよ! とても気に入っており、真面目に愛おしくさえ思っています。 当時の情景や価値観も見えてくるようであり、 TAILORならではの目で覗いてみましょう! (今回は分かりやすいので主に縫製面を見てみますね。)   読み終えた頃には皆様もこのシャツが愛おしくなっているかも知れません(笑)。                   釦ホールは手かがりです。 生地は織物ですからメス(切り込み)を入れれば解れます。 その解れ自体を堰き止めるのが手かがりの役割です。 ナポリ製のシャツでも一時期流行りましたね。   でも、、、、こんなにスカスカ密度、 これで良いの⁉ 初めて見るレベルな密度です(笑)。 ですが解れてこないので条件を満たしていますし、むしろ強引に良く考えれば 密度がスカスカなのでホール自体も柔らかい、 されどホールサイズがギリギリ過ぎて釦通りがキツイ(汗)。               典型的な英国的レギュラーカラーであり、 確りとしたタイスペースが設けられています。 襟には芯地を入れておらず、とても柔らかくて キーパーの類さえ装着しない作りです。 言ってみれば一番単純で簡単ですが、、、 襟は顔ですからね、とてもハンサムさんです!           でも、、、ステッチ、、、自由過ぎるでしょ、解いて掛け直さないの~⁉(笑)。 ステッチは補強であると共に飾り的要素も含まれます。   これは笑えたし本当にビックリしましたが、 可愛ささえ持ち合わせている、、、 クライアントは何も言わないの? 気付かないの?               カモメの様なバットマンの様な、インカーブの効いたフラップ。 これは スカラップフラップ とも言われ、その逆山型で波の形状を ホタテ貝に見合わせ そう呼ばれています。   強きインカーブ、ピークも角度が狭いですね。 ここまでインカーブを強く描くという事は、相当縫代も細くさらうか、 切り込みを細かく入れないと ここまでのRは出ません! やりますね‼           ほら、言わんこっちゃない、、、 縫代をさらい過ぎてパンクしちゃってる! AIRTEXは見ての通り生地もスカスカだし、 地縫いミシンのピッチも粗すぎるんですよ~。   分かりやすいな~♡。             胸部ポケットの中心にはインバーテッドプリーツが畳まれています。 が、地縫いされているのでプリーツは開きません‼ え~~っ。 飾りですね、了解です!           フラップをめくり、パッチポケット口裏の処理。 一つ折の切りっぱなし、、、スゲ~!   裁ち目を隠すよう折襞を三つ折なんてしたら 確かに相当な厚みです、であれば口布接ぎも一つの手。 見えないし手間を掛けずに出来る限り単純に薄く処理されています、、、、 潔い(笑)。             肩にはエポレット、小さなハトメ穴が見えますが これも手かがりです。 スカスカ密度は通常運転! 冒頭のエポレットには写真にある様に階級章を付けるので ハトメ穴はその為のものですね。             裏をめくれば、、、、ちょっと、、、 一つ一つかがりきらず、次にツイッチ。 糸がモロに渡っていますが こんなの有り得て良いですか(笑)、 でも裏ですし見えないですもんね! (糸も縮んだか、少し吊ってしまってますね。)   ステッチも相変わらずフリールートですが、 本来の狙いは何ミリでしょうか⁉                     エポレットを留める釦付け、ちょっと待って、、、 玉止めがこんなにデカくて更に表側ですが宜しいのでしょうか、、、 根巻すら乏しく、かつユルユル、、、 私の顔もユルユルにとろけました(笑)。   玉止めはせめて裏側とか、、、これじゃあお母さんが付けたよう、 いやお母さん上手いぜ! 因みに私が付ければ玉止めさえ絶対に見せません。     ふぅ~~、もう随分と楽しませてくれましたが、 まだまだ後半戦が控えていますよ。                 おっ、長いテール 脇のスリット止まりには丁寧に補強布が付けられ、 当店シャツもそれに準じています。 スリットではない 後ろから前へ波型に繋がったシャツテイルは 生産効率・簡略化によるものですので、これがあるべき姿です。   補強布はバイアス使いですね、程好いクッション性を狙ったのでしょうか。             ‼‼ 木っ端な端切れより 四角で裁ち合わせ、 半分に畳んでそのまま素でステッチ付け!?   え~~、当然裁ち端から解れますがな、、、 当店シャツは準じていません(泣)。             身頃内側より、脇やアームホールの縫い目ですね。 裁ち目を隠しつつ、補強も兼ね 折伏せステッチが掛けられています。 今にも通じる一般的な縫代処理ですね。   でも、、、ステッチが落ちまくっていますが、、、。             アームホール裏側、肩ヨーク辺り。 肩の部分にはエポレットが付いていましたね。 そのエポレットが来るところの縫代は相当重なって 厚みが出てしまう箇所でもあります。   だからって折伏せ放棄しちゃったの⁉ 確りと包めてくれないと また解れてきちゃうけど、、、 そろそろ慣れてきたので まぁいいっか!               袖筒をひっくり返した裏側、袖下縫い目。 ここも本来では脇に合わせて折伏せ縫いですが、 「筒でやり辛いからまぁいいっか!」って事ですよね。 裁ち切りのままステッチ掛け、片側のみミミ使用とはいえ、、、。   ミシン不調⁉ 糸が、、、、これもいいや、 『袖筒なんてひっくり返さないだろう!』   「いや、でも腕捲りはしますよね⁉」   『・・・・・。』               さぁて、終盤戦です。 袖口のカフスです、ここは勉強になりましたし 面白い!   一般的なカフスは長方形ですね、ですがこちらはセンター付近が 三角で意図的に盛り上がっているデザインです!           軍服であるこの意匠を意識したのであろうと推測できるデザインですね。 コート(ジャケット)の体を成した袖は筒型であり 袖口は結構なユトリがありますね。   反面 シャツの袖口はそれなりに手首へフィットするようもっと絞り込みますので、 プリーツやギャザーなどで絞り込み、独立したカフスを袖口に結合する仕様が 今の一般的なシャツの袖口です。     上着の袖丈は肩先から袖口まで、これで、これが袖丈ですね。 シャツの袖丈は、袖自体 + カフスの幅 = 袖丈 となる訳です。             袖口の裏側です、よ~く見て下さい。 これは袖口に別パーツ(カフ)を表側に乗せ付けただけなのですね! カフスが独立していないのであり、 ここだけ見れば限りなく上着の袖口に同じです。     シャツのカフスは独立したパーツであり、 それを袖に結合するものであるという固定概念があり過ぎました、、、。   袖自体は袖口先まで確りとある(ワンピース)のが分かります。 袖口に差し掛かるにあたり、多少絞り込みたいですから センターでプリーツを畳み、袖口付近で地縫い・縫い潰しています。   そのプリーツ折代は表側に露呈しますので その折代を隠しつつ、 意匠なカフを重ね付け、袖口に補強された力芯の役割も担わせている訳です。   現代的なシャツから見れば、ご先祖様の生き様を垣間みれた感じですね!               上着の袖は 山袖と谷袖 での2枚袖。 シャツは基本的に1枚袖であり、袖下にシームがあります。   この時代の多くは、今でいう『ケンポロ』の類を設けず、 袖下シームを利用して袖開きを作ります。 なので袖開き部が変な所に来ます、、、のでケンポロを作る事で 無理やり袖開き位置を移動させた経緯があります。   そのシームを利用した袖開き部の処理につき、畳まれた織り代は なんと表側に畳んじゃってますよ! あれ、こちらが表側ですよね⁉   もう耐性が付いてきたので驚かないよ(笑)。             裾始末は三つ折でステッチ留め、一般的な始末です。 今ではミシンの座金を専用の物に替えれば 綺麗に自動で 巻きながらステッチが掛けられます。 丁寧なシャツであればあるほどに その三巻やステッチさえ 細く、 かつ細かくステッチされ、綺麗なRを描きます。     キミは昔から自由だよね~ 幅もルートも、パンクさえお茶目に知らんぷりっ‼         はい、もうこの辺にしておきます!                   ・・・・・如何でしたでしょうか。 ポケットも釦位置に対してホール位置が伴っていないから フラップが捻れてしまっていますが 勿論こんなところもご愛敬です。 正確な裁断、正確な縫製を軽んじるとこうなる事を教えてくれています!   将校さんに「一日で作れ」とでも言われたのでしょうか⁉ 確かに頑張れば一日で出来そうではありますね(汗)。   将校さん方も本国(ロンドン)に帰ればお抱えのTAILORがあるでしょうし、 同等レベルを求めてもいないのでしょう。 全てでは無いですが、こういった背景は 昔のナポリのサルトリアに近い部分もありますね。 バカンスを楽しみに来た富裕層の方々が、 現地で、現地の空気に合った現地で着る服を仕立てる。 されど帰郷すればお抱えのTAILORは勿論ある訳です。         こういった当時のインド製サープラスガーメントは マジの手作りで本当に味わい深い。     インドの職人さんと私、生きている時代も違いますし 言葉さえ通じ合いませんが、こういったリアルな古着を介し 対話さえ出来るのですね。 多分 今の私が当時そのお店へ行っても雇ってくれないでしょう(笑)。 何故だか分かりますか?       オタクなマインドは理解されがたいかも知れませんが、 素晴らしきリアルな歴史を堪能しつつ とても楽しめました! 良い・悪い、綺麗・雑 など超越しており、 そのモノ作りから価値観を感じる事も出来ます。   検品してリアルを堪能したら今度は着る楽しみもあります。 このシャツに私が仕立てたサンプルBUSH JACKETを 敢えて重ね着しようかしら! リアルなAIRTEXに復刻AIRTEX、インド職人さんの価値観とクオリティー、 そして私の価値観とクオリティー、時代を超えた掛け合わせの妙!         服作りは深く、難しく、時には難解なパズルの様でもあります。 難しいからこそ楽しく遣り甲斐もあり、探求する喜びさえ御座います。   感性を磨き、頭を柔軟に、かつ思いやりをもって 皆様より頂戴致しました服と向き合って参ります。       今週はTAILORである私のささやかな楽しみ(独り言)に お付き合い頂きまして 誠に有難う御座いました。 そろそろ店頭も春夏生地と入れ替えの時期で御座います。   皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。                

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  • 【 Beautiful SHIRTS 】

    2024.10.01 Bespoke Tailor Dittos. 日記

    【 Beautiful SHIRTS 】

              パーティー明けのひと時。 イヴニングシャツにブラックタイ、装いを脱ぎ捨て 色気のあるワンシーンですね。   Marcella Bib Bosom 、胸部にはマルセラと呼ばれるハチの巣織調の生地で ビブ(涎掛け)、ブザムは胸(胸元)を指します。 これはイブニングシャツ(フォーマルシャツ)であり、 boiled shirts や starched bosom とも言われます。   スターチは糊ですが、その糊でカチカチに硬くして 正装時に勲章などを付ける土台でもありました。 この当時は写真のようにプルオーバー型(かぶり型)の仕様は一般的であり、 その分 身幅もたっぷり目です。   昔のバリエーションでは、プルオーバーでも釦開閉が背中にある後開きのタイプや、 ビブ:前掛け自体が独立しているものもありました。           英国の古い裁断所にも掲載されています。 前掛けの下には小さな『タブ』が見えますね。 このタブに結合する釦はトラウザース側に付けられ、 前掛けを安定させる役割を担います。   当時のシャツはデタッチャブル型であり、 襟やカフスは取り外し式なので交換可能です。 故に襟はその土台となるバンドカラーが主体なのです。 プラスチックのように固い襟を カラースタッズを使用して前後中心の2か所で留めます。     このプルオーバー型から現代での一般的な フロント完全開閉型のシャツへと移行して参ります。 被り仕様の当時はタップリしていないと着辛いわけでして、 ガバっと今のように前が開閉するからこそ サイジングも もう少し身体へフィットさせるように流れて参ります。     昭和の時代では、ワイシャツをクリーニングに出せば 『糊仕上げ』は一般的であり、パリッとしていましたね。 今では糊を使わぬナチュラルな仕上げが一般的になりましたが、 反面フォーマルなシャツは襟やビブをカチカチにすべきものであり、 今でもお願い出来るのでしょうか、、、、。                 さて、10月に入り 気温も徐々に例年並みに戻りつつある最中 装いに対する気持ちは大いに盛り上がりますね。   そんな折では御座いますが、先月の9月をもって 大変お世話になっておりましたシャツ工場さんが静かに閉幕となりました。   昭和34年に建てられ、約65年もの間 高品質で 素晴らしいシャツをずっと作り続けて参りました。 本当に面倒くさい⁉ 当店のシャツは BESPOKE同等の型紙をONLY ONEで作成し、 拘りぬいたカットと高度で手間のかかる縫製仕様、その手法には重衣料である テーラードのテクニックも落とし込まれています。 それらにも存分にご対応頂き 最高のシャツを顧客様方へお届けして参りました。   この機に伴い、当店のシャツ受注は一時停止となっております。 一時停止前にと 沢山の顧客様より膨大な数のご注文を頂戴致しました。 既に全てが仕立て上がり、その殆どは顧客様のお手元へとご納品されております。 この最後の機会には 『英国シャツ地フェス‼』 も行い、 やはり沢山の方々にご注文頂きました。     今週は ご注文という形で支えて下さった顧客様方、 そして常に最高品質で仕立てて下さった工場の皆様へ 心よりの感謝を込め、美しく素晴らしいシャツを極一部とはなりますが 皆様にもご覧頂きたいと思います。                 RING HART社の英国らしいストライプシャツ。 片方はクレリックに!   クレリックシャツとは和製英語であり海外では通じません。 英語ではカラーセパレイテッドシャツと言いますが長いですね(笑)。 因みに 襟やカフスが、 衿のみが交換できた時代を背景にこの様なシャツが生まれた訳ですが、 英国では国王含め 『襟のみ白』 というスタイルも見受けられます。   2点共にクラシックなブルーベースながら、 左のシャツはヘアラインストライプになっております。                         左にRING HART、右にACORNの生地です。 英国ライクなダークスーツが本当に映えそうですね。                 ACORNより、クラシックなEND ON ENDはフレンチブルーです。 この色味、たまりませんね! クレリックで誂えられた顧客様も少なくありません。                 同じく ACORN:END ON END より、ライトグレー地です。 上品で落ち着きもあり、渋めなコーデをお楽しみ下さい。                   この度のカントリーチェックな生地は全て RING HART の生地と成ります。 地厚過ぎず、されど綾織りで確りと織り込み、 表面は微起毛させた BRUSHED COTTON となります。                                           では次のご紹介ですが、実はデビュー間もない オープンカラーシャツ もご覧下さい。 こちらも是非 復活させたい、、、。                 スポーティーな格子柄。鮮やかな色、半袖で 正に夏のリゾートシャツ! 他にも様々な生地で 半袖や長袖 にてご注文頂きました。   私自身も仕立てて頂いたのでご覧頂けましたら幸いです。                   Spence Bryson = QUINTIN = Irish Linen           http://dittos.seesaa.net/article/502921191.html 【 NEW OPEN COLLER SHIRTS ② 】     長袖でホワイトとネイビー、上着のインナー要素を強く 長袖にしています。 本当に暑ければ上着も脱ぎ、腕まくりです!                   イタリア製のリネン生地と違い、同社のアイリッシュリネンはパリッとしています! していますが、、、何年もかけて洗濯を繰り返し、 クタッと柔らかく馴染むころを楽しみに着用を重ねて参ります。   ホワイトシャツにありがちな透けが気になる様であれば、 胸ポケットの両側付けは有効的な手段です。 そもそもスポーツシャツ、リゾートシャツですからポケットは似合います。   エイジングされた Irish Linen は掛け替えのない魅力を奏でてくれるはずです。                             春夏に大活躍なスーツやジャケット、アウターの類は強気日差しを避けるべく 淡い色目が主体になります。 故にこういったダークな色味がインナーには大変映える差し色になるのですね。   リネンのスーツはBUFF、BUSH JKはBEIGE、ネイビーのインナーはかなりお勧めです! ホワイトのシャツは白蝶貝釦、そしてネイビー(ダーク系)は黒蝶貝の釦にします。 黒蝶貝の釦、実際にはグレーですね。                   ・・・・・以上で御座います。 皆様 本当に沢山のご注文を誠に有難う御座いました。 工場さんも日程がありますので、 あの膨大な量を物凄いピッチで仕立てて下さりました。   春夏用、秋冬用、そしてオールシーズン用のドレスシャツ含め 皆様方がご着用を堪能されている間に 次の一歩へと進んで参りますので、 暫しお時間を頂戴致します。   そしてお世話になりました工場の皆様へも本当に感謝しかありません。 長い歴史を刻んできた工場さんが無くなってしまうのは 本当に寂しく残念であり、日本の損失でもあります。 こういった高度な物作りが出来る工場さんを守っていく為には 需要が欠かせぬ事も否めぬ事実です。 カジュアル化の進行は止められませんが、、、。   またどこかでお仕事のご縁が授かれます事を願っております。 本当にお世話になりまして、誠に有難う御座いました。                      

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