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Bespoke Tailor Dittos.
  • 【 H.S.ORDER N様の御注文:IRISH LINEN 】

    2019.06.18 Bespoke Tailor Dittos. お客様のご注文

    【 H.S.ORDER  N様の御注文:IRISH LINEN 】

            皆様 こんにちは。   来年の2010年 東京オリンピックがいよいよ開催されます。 明後日の6月20日は 観戦チケットの抽選発表日ですね。 皆様におかれましては応募されましたでしょうか。                 プールサイドでのシーンでしょうか。 淡いベージュのスーツは シングルのピークドラペル、パッチポケット携えたスーツに これまた素敵なスペクテーターシューズを! コントラストの効いたレジメンタルタイ、その色は帽子や靴下にも 意識されているかも知れませんね。             春夏のシーズンを迎える毎に、ご愛用者の増え続ける 魅力的で大変お勧めな生地があります。   先週はリネンと言えば やはり代表選手たる IRISH LINEN を御紹介させて頂きました。 今週は その清涼感溢れるリネンに対し、 ウールをブレンドした生地 LINEN×WOOL の御紹介です。           ・・・・・リネンの大いなる魅力でもある皺、 そして植物繊維らしい素朴な肌触りと適度なハリコシ。 そのリネンに対し、ウールをブレンドするとどうなるでしょう。 ウールの持つその柔軟性は、ハリコシに適度な柔らかさを与え、 融通性も加わりますのでクセ取りなども行為も十分に受け取ってくれます。   リネンたる皺、これは勿論入ります。 しかしウールの持つ復元力が、その入った皺の3割程度を復活させてくれます。 植物性繊維と動物性繊維の異なるメリットを掛け合わせ独自の魅力を生み出しているのが この生地なのです。   http://dittos.seesaa.net/article/414169617.html           英国の小さなマーチャント、LAMOGEよりの生地で御座います。 50%:LINEN 50%:WOOL   丁度 半分ずつで奏でられるその魅力的な生地は、いくつかの種類も揃えます。 その中で 私自身も愛用する大変お気に入りの一着でもあります。 サンドベージュは春夏の装いには欠かせぬ淡い色味と共に、 クラシックなヘリンボーン柄が控えめな主張を奏でます。               さて、今週は HOUSE STYLE ORDER より、 N様の御注文を御紹介させて頂きたいと思います。   当BLOGにつき、顧客様のお仕立てされた服の御紹介は いつも基本的にはお仕立て上がりの新品です。 しかし 今回は何度も着用され、その魅力的な皺と共に味わいが滲み出て 正にN様だけのスーツとなった その御姿を御紹介させて頂きます。   御用件のもと当店へご来店下さった折、以前にお仕立て頂きました このサンドベージュのスーツを御着用の上でご来店下さりました。N様のリアルな『その日の装い』という事で御座います。   あまりにも格好良く、お似合いで魅力的でしたので 思わず写真を撮らせて頂いた次第です!               多大なる御贔屓を頂戴しておりますN様はスタイルも良く、 本当に何を着ても格好良く 様になる御方です。   コーディネイトと共に、スーツ自体も喜んでいる様に見えてしまう そんな御姿を是非ご覧頂ければと思います。               ヘリンボーン柄サンドベージュのスーツに対し、 ACRON社の名作でもある CAMBRIDGE:RIVIERA のシャツ、 廃盤が本当に惜しまれますが、 これからの季節は私もヘビーローテーションとなるシャツで御座います。 (ホワイトは既に完全品切れ、こちらのブルーも抱える在庫は残り数着分となります。)   その爽やかなブルー地に、タイはリネン×シルクのレジメンタルタイ。 淡い色調が全体のトーンと共に凄くマッチし、その素材感も調和が素晴らしいです。   シングルブレスト:3釦 ピークドラペルのエレガントなデザインながら、 腰のみパッチポケットとして程好い砕け感を演出されています。 この生地で この仕様であれば、スーツをバラしての 御着用も楽しめる事は嬉しきメリットとなります。   ハンド仕立てによるオプションも加えられた、 当店HOUSE STYLE ORDERの最高スペックでのお仕立てです。 長く着れば着る程に、そのハンドメイドたる恩恵は感じて頂ける事でしよう。                   羨ましきスタイルですが、そのお身体に寄り添い エレガントなシルエットがN様を包み込みます。   背中にもリネンらしい皺が見受けられますね。 これらのですが、このウエイトの100%リネンであれば もっとシワシワになっているという事です。 適度な雰囲気で収まってくれるのは、やはり混紡素材だからという事になります! そう言う意味でも手入れが幾分楽で扱いやすい生地です。                 タッセルローファー、良いですね! 春夏は特にスリッポンを履きたくなります。   少なからず砕けた印象も持ち合わせるリネンには素晴らしき相性です。                     N様、素敵な笑顔と共に エレガントなスタイルを誠に有難う御座いました。   今季ご注文の新型であるアンコン ジャケットも間もなくお仕立て上がります。 また違った魅力をお楽しみ頂けましたら幸いです。 是非この春夏には どちらもご堪能下さいませ。                   ・・・・・サンドベージュと共に、人気を分けるネイビーも御用意があります。 ネイビーのトーン自体もやや明るめであり、大変使いやすい色味です。   スーツでも良し、ジャケットスタイルでも 堅い印象を与えぬ色味のトーンは大変重要となる要素です。 本当に丁度良い塩梅だと思います。     今では様々なメーカーがリネン混の生地を織りあげています。 2者混、3者混、それぞれの混率など含め多岐にわたります。   重要なのは、それぞれの生地においてリネンの魅力を筆頭とし、 その魅力に+αを与える混紡生地であるという事です。 皆様の価値観とお好みにより、沢山の種類より厳選の上 お選び下さいませ。         皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。 今週もお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。              

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  • 【 S様の御注文:IRISH LINEN 】

    2019.06.11 Bespoke Tailor Dittos. お客様のご注文

    【 S様の御注文:IRISH LINEN 】

          皆様、こんにちは。 いよいよ先週には関東も梅雨入りが発表されました。 暫くの間はジメジメと湿度も高く、大変過ごし辛き時期となります。 雨の日は靴含め コーディネイトにも制限が掛かりますよね。     普段から運動不足でもある私は、お休みの日に妻と共に登山へ行って参りました。 新鮮で綺麗な空気を存分に吸い込み、緑に囲まれながら自然の力に癒されて参りました。 気持ち良く汗をかいてきた半面、足はもうガクガクです、、、。                   ・・・これからの季節にリネンは欠かせぬ存在です。 人類最古の繊維と言われる程に付き合い長き存在でもあります。 スーツやジャケット、シャツやタイに至るまで、 清涼感もあって涼しきリネンの恩恵に頼る事になりますね。     この紳士の様に、爽やかなBUFFでリネンジャケットがあったなら かなり重宝出来る事でしょう。           さて、リネンと言えば先ずは IRISH LINENが筆頭となるのではないでしょうか。 皆様の頭の中に浮かぶであろう 最高品質の代名詞でもある IRISH LINEN:SPENCE BRYSON は、はるか昔より春夏における紳士の装いを支えて参りました。 英国王室やホワイトハウスでも長きに渡り重宝されているとの事。   同社の素晴らしいリネンは、服地だけでは無く インテリアの世界においても欠かせぬ存在です。 高級なホテルやレストラン等では、昔からIRISH LINENのテーブルクロスや テーブルナプキン等は欠かせません。 他にもシーツやカーテン、壁紙等にも使用されています。 (実際 こちら側の方が洋服地より使用量・取引額が多い事でしょう。) 水に濡れると更に強度も増す為、洗濯にも強い事は大いなるメリットでもあるでしょう。   昔は紳士の嗜む夏の装いと言えば リネンの三つ揃いが普通でした。     食の世界に旬の食材がある様に、 装いにおいても やはり季節に応じた旬の素材を食したくなるものです。   今週は、長きに渡り 大変御贔屓を頂戴しております S様より IRISH LINEN:ODD JACKET のご注文を紹介させて頂きます。             このパリッとした感じ、これが『らしさ』であり、味なのです。 ウエイトは約380gありますので、実際には殆ど涼しくありません! IRISH LINENの服地としては一番の厚さです。 (勿論これ以上のヘビーウエイトもありますが、それらは主にインテリア系となります。)   しかし、その約380gというウエイトだからこその迫力と重厚感のある立体的な皺、 存在感というのがあります。 ハリコシがそれなりに強いですから馴染むまで そこそこの時間を有するでしょう。 ですが、何シーズンも着用し クタっと馴染んできた頃の味わいたるや、正に他の追従を許さぬ程に独特の魅力を発揮してくれる事は間違いありません。 長きに渡り春夏の定番として君臨し続け、 紳士からの要望絶えぬ所以はそこにもあるのではないでしょうか。   手にした者だけが享受できる掛替え無きその魅力、 昔ながらのリネンスーチングといえば コチラで御座います。   色は BUFF をお選び頂きました。日本語では 黄褐色 となります。 この色はモーニングコートのスタイルでウエストコートにも使われる色でもあります。                       S様におかれましては 三つ釦の段返りラペルを御所望され、 ポケットは砕け過ぎずに切ポケットを御選択です。 後にトラウザースを誂え足して スーツにされても良いですね。 (同反の御用意が出来るうちは いつでもご相談頂けます。)             いよいよお仕立て上がりです。 ウール等に比べれば、綿や麻などの植物繊維は融通性が劣ります。 が、負けません! それぞれの食材に見合う技術を有し、最適な火加減にて出来得る最高の調理をさせて頂きます。   美しきシルエットのクラシックなジャケットは生まれたばかりです。 ですが、もう何十年も前から同じ様に仕立てられ、愛されてきたIRISH LINENのジャケット、、、どなたのご注文でも必ず新品の時があるのです。         ウエストのシェイプに伴い、背中がS字にクセ取りされています。 背中には、背中心縫い目、左右背脇線縫い目があります。 その線はアウトカーブやインカーブで構成されていますが、それぞれのシームはフラットに落ち着き、それぞれ各三か所のシーム区間の間にボリュームが発生しているのが見てとれますね。 これがクセ取りにより立体的に仕立てられた背中です。 背中のユトリは立体的な肩甲骨をホールドすると共に、 背幅の運動量たるユトリも内蔵しています。 ウエスト部は腰のくびれに追従し、そして立体的な尻周りをホールド致します。 ベント(ベンツ)無き このNO-VENTの仕様は、余計にその立体的なフォルムを構築し クライアント様のお身体へナチュラルに寄り添い、エレガントなバックスタイルを演出致します。             S様、如何でしょうか。 出来たてホヤホヤで まだ皺も無きリネンの服は、まるで石膏で作られた像のようですね!   革靴に同じく、これからS様の関節や動きに伴い ONLY ONE の着皺が入って参ります。 足に合った革靴の穿き皺、これは新品には無い美しさを感じるものです。 この上着も同じです! これから御自身様の動きをこの服へメモリーして下さい。           ベーシックなデザインながら、袖口にはアクセントにターンバックカフをお付けになりました。             誂え服は 御注文主様の為だけに設計され、仕立てられる服です。 着用時の美しきシルエットやフィット感は当たり前ながら、動きやすく、様々な姿勢でもお身体に追従する・してくれる服でなければ成りません。   肩や衿周りのフィット感も抜群に良さそうですね!     S様、是非この度のリネンJKも可愛がってあげて下さい。 5年くらい着た頃の風格をお楽しみにしつつ、ご愛用頂けましたら幸いです。   この度も素敵な御注文を誠に有難う御座いました。           ・・・・・如何でしたでしょうか。 洋服好きな皆様におかれまして、やはり SPENCE BRYSONのIRISH LINENはワードローブに組み入れるべきものとして認知されているのではないでしょうか。   まだ未体験の御方は是非ともお勧めで御座います!   皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。 今週も誠に有難う御座いました。                

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