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Bespoke Tailor Dittos.

【 JOSIAH FRANCE:VINTAGE SUITSING 】

2026.07.14生地に付いて

 

 

 

 

気温は既に30℃越えが日常的になってまいりましたが、

ご体調などお変わり御座いませんでしょうか。

 

川のせせらぎ、そして鳥たちの美しき旋律、風薫る自然が織りなす清涼な風景にて

ひと時でも癒されて頂ければ、、、。(富士山麓)

 

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映画「ある日どこかで」より。

時代設定は1900年代初頭であり、

暑さを感じさせぬエレガントな装いですね。

ウエストコートの釦は8個も!

 

 

 

今週は素晴らしい VINTAGE SUITSING を入荷しましたので、

今期秋冬物の仕込みへと是非お勧めさせて頂ければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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月桂樹のリースに 大きく翼を広げた 『鷲』 がとても象徴的です。

JFとは、、、このメーカーを御存じの方は相当マニアックな御方かもしれません!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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JOSIAH FRANCE

 

HUDDERSFIELD

ENGLAND

 

 

JFとは ジョサイア・フランス氏の事であり、このミルの創業者で御座います。

1880年代にハダースフィールド近郊の村である

「ホンリー」にあった織元工場(Steps Mill)を借り受けて操業を開始されました。

氏の家族は手織りや家内工業の時代より織物業に携わってきた

由緒ある家系であったとの事です。

 

同社は生粋のミル(織元工場)であり、正に黒子的な存在で

縁の下の力持ちな側面が御座いますので表舞台からは見え辛いのですね。

同社(工場)は2度も火災にあい 既に現存せぬミルではありますが、

その名は知る人ぞ知る素晴らしい品質の生地を織り続け、

主にマーチャントの名を冠し世に送り出して参りました。

 

では同社が支えてきた表舞台の側より

その大いなる実績を垣間見てみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・高級なスーツ生地の世界におき 『生地のロールスロイス』 とまで称された

最高峰の英国高級服地ブランド 【FINTEX of LONDON】 を御存じでしょうか。

世界の王侯貴族やVIPの方々に愛され続け、1990年には

英国クイーンズ・アワード(女王賞)をも受賞し 単なる高級服地ブランドというだけではなく、

『国家が認めた至高の服地』 としてその地位を不動のものにしました。

FINTEXの厳しい品質基準を満たす最高の織元として 同社は絶大な信頼をおかれ、

生地の製造を委託していました。

 

1970年代から1990年代の頃はとにかく幅を利かせており、

当時は「高級スーツ地=英国製」というのが圧倒的なステータスでもあった時代です。

日本ではバブル期の全盛ですね、政財界の重鎮やエグゼクティブたちは

挙ってフィンテックスの生地でスーツを仕立てていました。

私も修行していた頃は やはり選ばれる生地メーカーの多くは

FINTEXやSCABALがとても多かった事を覚えています。

 

 

 

そしてもう一つ、

私が個人的に絶大な信頼をよせ、

一番大好きな英国マーチャントと言えば 【H.Lesser & Sons】 です。

当BLOGでもかなり登場しておりますので ここでは割愛させて頂きます。

 

 

この品質に拘りぬき、最高の質しか求めぬ2社の名門マーチャントの

生地を支えてきたのが JOSIAH FRANCE なのです。

 

(マーチャントの数あるコレクションを支えるにあたり、

JFだけが唯一という訳ではありません。)

 

 

例えば当時では最高原毛を紡績し、低速織機は当たり前、

今は手間もかかり過ぎて行われぬ仕上げ工程など踏まえ

これ以上なき最高品質が織られていました。

 

しかし、この「英国絶対主義」のステータスですが、1990年代に入り

世界的に「ビジネスウェアのカジュアル化や軽量化」が進みつつある頃、

イタリアでは高速織機で軽くて柔らかい高級生地を大量生産する事に

成功した事も踏まえ その牙城は徐々に崩れていく事になります。

( J.FRANCEは工場の火災なども重なり

最終的にはミルの歴史に幕を閉じる結果となっております。)

 

 

 

だからこそ、その直前である70~80年代の英国製生地は

歴史上もっとも贅沢であり、もっともコストと時間をかけて作られた

「服飾史における最高到達点」の生地であるという事が言えなくもありません、

少しオーバーですね(笑)!

 

その範疇における同社の生地は希少価値性も高く、

勿論今では再現する事すら不可能な品質です。

JOSIAH FRANCE(ジョサイア・フランス)も英国服地の歴史を、

ハダースフィールドの歴史を語る上では欠かせぬミルなのであります。

 

 

 

 

では早速ご覧頂きましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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クラシックな織柄の代表格でもあり、私も大好きなヘリンボーンを

上品なグレージュ(グレー×ベージュ)で織り上げられた逸品です。

トープというには少しトーンが薄めと言えますね。

 

VINTAGE SUITSINGの市場では ここまでベーシックな色柄がある事自体が稀であり、

この巡り会ったご縁に感謝するくらいです。

 

ベーシックなグレーと比べ、ベージュ(茶味)が加わる事で

より温かみと柔らかさが加わります。

ON/OFF兼用のスーツとして必ずや重宝出来る事でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

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JOSIAH FRANCE

100% WOOL

ABOUT 340g

 

 

 

 

 

 

 

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織柄の幅はペンよりイメージされて下さい。

太過ぎず、細過ぎず、正にスーチングとしてはド真ん中の幅です。

 

コントラストの効いた濃淡2色の糸でツイル地を織りなし、

独特な立体感とシャープな縞柄の雰囲気を楽しんで頂けます。

 

 

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この独特なグレージュ色を見る為に比較対象と致しまして

当店別注の10周年記念生地:BIRD’S EYE を並べてみました。

 

https://dittos.seesaa.net/article/505095013.html

【 10th ANNIV.:F様のご注文 】

 

典型的なミッドグレーが横にあると、

JFの持つベージュ具合が分かりやすい事と思います。

 

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1946年 国王ジョージ6世 はご家族と共に。

当時では貴重なカラー写真であり、

国王の素敵なスーツがまたグレージュでして、、、、。

 

 

 

 

 

では次のスーチングをご覧頂きましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ネイビー地にストライプ、そのグランドには独特な織り柄が表現されており

単純なストライプスーチングではないのですね!

 

今には無き 当時の拘りと、手間のかかる技法には それこそ当時のバリエーションの

豊富さと共に切磋琢磨な良い意味での競争を垣間見る事が出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ピンストライプっぽくもあり、、、

複雑な縞柄はペンシルストライプの太さです。

 

 

 

 

 

 

 

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JOSIAH FRANCE

100% WOOL

ABOUT 340g

 

 

ブルーとホワイトのピンドットで構成された縞柄は

中和されライトブルーに感じられます。

 

グランドの斜めに走る織柄が控えめな個性を放つと共に、

コレが凄く立体的でもあるのです。

繰り返しになりますが、こんな複雑で

拘り深きスーチングなんて今は無いですからね!

 

 

 

 

 

 

 

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縞はホワイトであればコントラストが強過ぎて凄く目立ちますが、

この生地はライトブルーなので程好く落ち着きもあります。

 

独特なベースの織柄は触ればハッキリと分かる程に立体的です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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こんなに手間の掛けた複雑なストライプはVINTAGEならではとなります。

一見 癖が強そうに見えますが、洋服となって少し離れれば その織柄は溶け込み、

動き次第で光の反射により浮き出るような色気のあるベースです。

 

是非こんなにも色気のあるストライプのスーツを今だからこそ着て頂き、

楽しんで頂きたい素晴らしい逸品なので御座います!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1920年頃

パドックカットの上着を着用される紳士の縞柄より JFの方が少し幅狭でしょうか。

 

色気とキレのあるストライプのスーツは男らしさがより感じられますよね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・如何でしたでしょうか。

生地は秋冬寄りな3シーズン範疇といったところです。

 

打ち込みのも確りとしており 仕立て映えする事間違いなしです。

VINTAGEに特有なドライなタッチはお好きでしょうか。

 

 

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この度はご紹介した2種以外にも 兄弟の色柄違いもご覧頂けます。

少しクセの強い子も当然おりますが、ブラウンベースや

雰囲気満点のオルタネートストライプなど 皆様の心に響き、

訴えかける生地がいるのではないでしょうか。

 

 

 

BESPOKE でのご注文は勿論の事

来たる 7/20 ~ 8/21 の約一か月に渡り、

HOUSE STYLE ORDER限定による『早期受注キャンペーン』が開催されます。

 

どんな生地で仕込まれるかお悩みの方がおられましたら、

貴重で希少なJFのVINTAGE SUITSING も是非ご覧頂けましたら幸いで御座います。

 

 

 

では 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

今週も最後までお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。

 

 

 

 

 

 

 
Bespoke Tailor Dittos.