BLOG

Bespoke Tailor Dittos.

【 ALBER THURSTON 】

2018.10.30お勧め情報

 

 

 

as1

 

一昨日の 10月28日、

当店は9回目の誕生日を無事に迎える事ができました。

 

来年は小さな節目では御座いますが、いよいよ10周年を迎える事になります。

 

これも偏に皆様の応援と共に、支えて頂いたからこそに他なりません。

多くの出会い、御縁を頂きながら、貴重な一着一着を大切にして参りました。

本当に感謝してもしきれませんが、心よりのお礼を申し上げます。

誠に、誠に有難う御座います。

 

日々仕事に追われ、忙しさはとても有難い事であり、光栄な限りです。

時が経つのは頗る早く、毎年この誕生日をもって初心にかえり 気を引き締め直しております。

来年の10周年、そして20周年と 皆様と共に笑顔で迎える事が出来るよう これからも精進して参ります。

 

どうか変わらぬ御指導、御鞭撻を賜れます様 宜しくお願い申し上げます。

 

as2

 

Bespoke Tailor Dittos.水落 卓宏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

as3

 

Gary Cooper

 

背が高く、素晴らしきスタイルの良さ、正に絵にかいたような美男子です。

股上深きトラウザースはブレイシーズで吊られます。

当時のネクタイの短さ、これは股上の深さに連動していますし、

そもそも三つ揃いであれば大剣先自体を見せる事もありません。

 

当然ながら そういった周辺小物含めてスーツに調和するよう

バランスがとられて設計されていました。

 

そもそもスーツとは『三つ揃いありき』であり、現代社会において標準的に着用される上下での 2Pスーツ は略式となります。

時代は移り変わるものですが、いまでも冠婚葬祭含めてフォーマル的な装いには少なからず三つ揃いや吊り用トラウザースの名残があるとも言えましょう。

 

吊るのが当たり前だった時代、ベルトで穿くトラウザースの様にウエストを締め付けるという概念すらありませんでした。

吊っているトラウザースは どんな姿勢でも、どんなに動こうとも、ベルト用トラウザースの様に下がったりする事無く 常にそのポジションを保ちます。

 

トラウザースのクリーズラインは 常に吊り上げられており、ピシッと裾まで落ち 美しきシルエットを崩す事はありません。

圧倒的に楽で見栄えも美しき吊り用のトラウザースを穿き慣れてしまえば、もうベルト用のトラウザース(スーツ)に戻れない御方も居られる事と思います。

 

 

 

as4

 

世界大戦の折より、段々と省かれるようになったウエストコート。

吊っていたトラウザースは股上を浅くし、ベルトで穿かれる様になりました。

そもそも吊っていなければ この様な深い股上でのポジションをキープする事は出来ません。

 

そしてウエストコートとは、トラウザースの股上に合わせて丈が設定されます。

昨今の様に、ベルト用での三つ揃いも見受けられますが、

実は多々矛盾が生じる事は否めません。

 

 

 

 

 

 

さて、今週は追加で別注をかけておりましたブレイシーズがあがって参りましたので御紹介させて頂きます。

 

 

 

 

 

as5

 

1820年創業の超老舗 ALBER THURSTON

ここを抜きにブレイシーズは語れませんね。

 

http://dittos.seesaa.net/article/187196608.html

(2011年のA.サーストンに関するページです。随分と値上がりした事を実感致します。)

 

 

 

 

 

 

as6

 

先ずはベーシックで気兼ねなく通年使いの出来る リボンタイプ を2種!

 

 

 

 

as7

 

日本でいう 市松模様 ですね。

ネイビーとシャンパンゴールドからなる配色の綺麗なブレイシーズです。

市松模様、皆様はどんな印象が頭に浮かぶでしょうか。

チェッカーフラッグ(笑)!?

 

古き LOUIS VUITTON でもダミエ柄として使われておりましたが、何とコピー商品が出回り、当時は販売中止になったそうです。 故に改めて復刻された柄として今でも採用されています。

 

1878年 パリで行われた万国博覧会では、日本の文化の虜になりジャポニズムというブームがありました。

当時のLV社の二代目が、日本の家紋をモチーフにした モノグラム柄

そして、市松模様をヒントにした ダミエ柄 を発表されたという経緯があるそうです。

 

エンドはオールドライクな編み紐タイプ、レザーは揉み革のネイビー地を!

 

背中の仕様は今回 【 Y字型 】 にしています。

 

 

 

 

 

 

as8

 

渋いブロンズカラーには、フルール・ド・リス (ユリ≒アヤメの花)がジャカードで織りなされています。 百合の紋章としても知られておりますが、その花の種については諸々所説も分かれるところです。

 

この意匠の歴史は相当古く、フランスでは王家の紋章としても採用されておりました。

他にも 軍隊の記章、様々な国の地域でも紋章として使われております。

フィレンツェなどもそうですね。

様々な装飾品などでも見受ける事が出来るでしょう。

 

そんな百合の花は聖母マリアに捧げられた『純潔のシンボル』であるとも。

高貴で歴史あるフルール・ド・リスを内に秘め、、、、如何でしょうか。

 

 

 

 

 

 

as9

 

次です、この度も御用意しております!

 

LIMITED EDITION OF 500

 

500本の限定で織られた様々な限定リボンが御座います。

本当に多彩なデザインがあり、そのリボンは全てシルクで織り上げられています。

 

発色美しき高級で綺麗なシルク地は、強度面において多少の不安を覚えなくはありません。しかし、そこは御安心下さい!

リボンの裏側には補強兼 力芯の役目でもある裏当てテープでそのシルクを支えております。

 

 

 

 

 

 

 

as10

 

装いはクラシックでエレガント、控えめにまとめながらも 見えぬ所にこそ小粋な遊び心を!

心に余裕のある紳士こそ、こんな限定モデルをお勧めさせて頂きます。

 

商品にはそれぞれロットナンバーが付きます。

500/469 ですから、このリボンはそろそろ終わりが近いですね。

 

 

 

 

 

 

as11

 

今回は2回目の登場となる DUCK君、なにやら耳には、、、、。

そして、右にいる この妖艶な女性は、、、。

 

 

 

 

 

 

as12

 

先ずはダック君より。

君、そろそろ品切れ近いけど 人気者だね!

 

DUCK と DOCTOR 、合わせて DUCKTOR・・・・・

 

このダック君はお医者さん! 耳に聴診器を付け、『 信じろ 』と言われても(笑)。

 

as13

 

おやじギャグ的なユルさが売りで御座います!

ダック君、かなり愛されキャラだよね、、、英国ではそんなに人気なの?

(お店にも、スコットランドの作家さんが木を手彫りで仕上げたダック君が2羽います!)

 

【すみません、BLOG UPを前に ダック君は完売となりました。】

 

 

 

 

 

 

 

as14

 

名称 『 BENTLEY GIRL 』と先方様で名付けられています。

 

首元には大判のストール、手元にはロンググローブ、

ハンドルを握る欧州版の 峯 不二子ちゃん を思わせるこの妖艶な女性は、何と英国を代表する高級車ベントレーに、、、、、。

 

ベースの色は これまたワイン色、正にベストマッチングではないでしょうか。

それにしても魅力的、、、。

 

as15

 

前回のGEISHA GIRL と、皆様はどちら派でしょうか!?

http://dittos.seesaa.net/article/454697806.html

 

 

【コチラもラスト1本となります。限定品はとても人気が高いです!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

as16

 

リボンタイプは 現在 計6種の在庫となります。

手前の追加分と共に、奥は左より、シルバー、チャコールグレー、パープル、ブラック×イエロードット と並びます。

 

 

 

 

 

 

as17

 

それと、これも忘れてはならぬ クラシックな銘品、 BOX CLOTH  のシリーズです。

 

肩当たりはソフトで優しく、特にヘビーウエイトな生地でのスーツ(トラウザース)には絶対にこちらがお勧めです。

リボンタイプよりも滑らず安定的であり、エンドはレザーによるハンドメイド。

釦を通すホールは、ご丁寧に玉縁仕上げです。

 

しかし、唯一の弱点は 明らかに秋冬用に見えますよね、、、、通年使いにはリボンタイプに軍配が上がりますが、秋冬での正統派はこちらで!

 

 

 

 

 

 

as18

 

追加の2色を加え、左より サックス、ボルドー、ブラック、グレー と並びます。

 

 

 

 

 

as19

 

そして 限定モデル の2種となります。

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・さて、これらブレイシーズを使用するにあたり

スーツやシャツ同様に適正サイズがあるという事を御認識下さい。

また、本来では既製品としてサイズ展開もされています。

 

ALBER THURSTONは有名なブランドです。

探せば多くのお店で手に入ります。 しかし、何故TAILORで購入するのか、ここがミソです。

 

それは、購入者様の体系的サイズやトラウザースのスタイルに合わせ サイズ調整込みで販売させて頂いているからに他なりません。

(ご調整は勿論サービスで御座います!)

 

 

 

 

 

・・・・・どれだけ既製サイズというものが曖昧で適当なのか、、、

逆にそれを回避しようとすれば どれだけメーカーはサイズ展開幅を広がれば良いのかとなってしまいます。

 

スーツに限らず、シャツ、タイ、ブレイシーズなど、御自身に合ったサイジングでこそ そのアイテムのポテンシャルと使い心地が発揮されるのです。

 

 

最高のアイテムを、最高の状態でご使用されて下さい。

それをTAILORが支えます!

 

 

 

では、いよいよ10月も終わります。

もう一段 寒さが増してくる時期でもありますので、どうかご体調にはお気をつけ下さいませ。

 

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

 

今週もお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。

 

 

 

 

 

 

 

 
Bespoke Tailor Dittos.